06/07/22 04:45:40
皆様明けましておめでとうございます。
この2006年が、皆様にとっても日本にとっても本当に平和で明るい一年になりますように、国会でまたしっかり頑張って参りたいと思います。
国会は与党が3分の2を占めるという中で、今年はまず税制改正の問題が出て参ります。
ひとつは住民税が一本化されます。現在の5%、10%、13%が10%に一本化されます。それによって増税になる人々がだいたい納税者の約60%、年収270万円から500万円くらいの人は住民税が5%から10%に上がります。
所得税はいまの10%、20%、30%、37%という4段階から、5%という低い区分が新設されまして、あとは10%、20%、30%、40%ということになります。最高税率は37%から40%に引き上げられますが、もともと
最高税率は70数%あったわけですから、まだまだ所得の多い人に対しては負担が低い状況が続くということになります。
一方で控除ですが、配偶者控除、それから特定扶養控除というのがなくなりまして、また大きな問題は、生命保険料控除がどうなるかということなどが大きな課題のひとつでございます。
いずれにしても庶民にとっては増税になるわけであり、これに消費税の問題が出てくるわけでございまして、2ケタへの消費税率アップということが本格的な議論になるでありましょう。
もうひとつは医療制度改革です。
医療制度改革では70歳から74歳の方の窓口負担が今の1割から2割に上がります。そして所得の多い70歳以上の方の窓口負担は2割から3割になるのです。それから75歳以上の高
齢者の方から保険料を徴収して、新しい保険制度が創設されようとしていますし、これから都道府県を中心に「医療費の適正化計画」という名の下に、入院日数の短縮といったようなことが
行われようとしています。