05/02/25 02:07:19
資本論の労働価値説が成り立たない時点で、マルクスの理論は崩壊したも同然だし、
共産主義を掲げた国の無残な有様を見ればレーニン主義の危険性も既に周知となっている。
もちろん、今の共産党は暴力革命は否定しているが、民主集中制など未だに全体主義的な
残滓を残している。
そこで、共産党は思い切って正式にマルクス・レーニン主義を捨てて、
社会民主主義政党に成るべきではないだろうか?
派遣、サービス残業など今の日本の悲惨な労働環境は、現実的な立場から労働者の権利
を擁護しようとする社会民主主義政党がなかったからではないだろうか?
そもそも、何もマルクス・レーニン主義に立脚しなくても労働者の権利の擁護はできる。むしろ、マルクス
主義は存在論と価値論が一緒になっているというという点で宗教がかっていて、教条的になりやすい体質
を持っている。かつてマルクス主義者が「空想的社会主義」と馬鹿にしていた西欧の他の社会主義の方が
実際のところ、労働者のためにはなったのではないか?
いっそのことマルクス主義の存在論を捨てて、既存の自然科学や社会科学の成果を利用して、
価値論だけを唱えたほうが良い。
共産党員は共産党という党名に誇りを持っているようだが、一般人にとっては共産党というと暴力革命
やリンチ事件を思い出して、なかなか近寄りがたい存在である。。知識人も今時マルクス主義を
「科学」とは思わない。
思い切って社会民主主義政党になる以外に共産党が生き残る道はないと思うんだが、
諸君の意見は如何?