04/08/05 15:45
>>146
70年代のある時期まではともかく、今では「本気」で勝つ気などさらさらない、と見るのが
常識だろう。
傘下組織を含めて共産党の勢力は、長いこと「伸びる」事実はないものの、かといって急激
に衰退しているわけでもない。共産党系組織で生計を立てている人にとっては、こういう組織
が健在でありさえすれば、自分の一生は安泰だし、まかり間違って国政に責任を持ったりし
て路線対立で下部組織が分裂したりすれば、それこそ未来のない失業者に転落してしまう。
最高幹部ともなれば、自分の人生設計が根底から狂うことは何としても避けたいはず。
つまり、共産党にとっては本音では「今のまま(つまり、自民党政権が永続し、それに対し
て批判し続ける役割を演じている現状)ずっといければそれでいい」というところではない
か。
共産党信奉者にとっては、信じたくない事実かも知れないが、ある調査によれば、昨年の自由
党との合併時に、共産党支持者の約2割が民主党支持に転換している。また、共産党支持と答
え続けている層の中からも、民主党に投票した人がやはり同じくらいいるらしい。昨年総選
挙、先月の参議院選挙でほぼ同じ。
共産党を擁護する連中が永遠の現状維持を願い続けたとしても、支持者の一部には確実に変化
の様相が生まれてきている。それが現実だ。