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びわこ競輪：昨年度決算、開設以来初の赤字に－－売り上げピーク時の半分以下 ／滋賀
大津市営の「びわこ競輪」（同市二本松）の昨年度決算が、１９５０年の開設以来初めて赤字と
なる見通しになった。市は、びわこ競艇場を営む県と公営競技の活性化に向け検討会議を設置。集
客力アップ対策に乗り出した。
市によると、同競輪は９７年度に約４９０億円と過去最高の売り上げを記録したものの、長期に
わたる景気の低迷やレジャーの多様化により、０４年度の売り上げは約２３０億円とピーク時の半
分以下に落ち込み、８０００万円の赤字決算の見込みとなった。
同競輪の収益は一般会計に例年５億～１０億円程度を繰り入れられ、長年市財政に貢献してきた。
しかし、競輪のＧ１レースである「高松宮記念杯」の今年の売り上げは、目標を約４０億円下回る
１５０億円にとどまり、今年度も苦戦が予想される。
このため市は、公営ギャンブルとして競合する競艇を行う県と場外発売日の調整などによる売り
上げ拡大を図ろうと、連絡会議を５月に設置。今後も情報交換を行っていく方針。また、ファン
サービスにも力を入れキャラクターショーなどで家族連れにもアピール。市公営競技事務所は「新
しいファンの獲得に向けて、競輪の楽しさをさらに訴えていきたい」と話している。
【高田房二郎】（毎日新聞） - 7月4日17時1分更新
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