08/07/21 19:17:03 juL2v4W30
続き
3 労働紛争解決のための機関及び委員会への市民参加の実施
労働紛争なんてものはどんなに制度が変わっても起きるものだ。
ゆえに、こういった仲裁機関の存在が必要になる。で、今のわが国の状況はといえば
お世辞にも良いとは言えん。文字通りのお役所仕事。だから市民参加を求めるのだ。
イメージとしては裁判員制度や検察審査会を思い浮かべてくれたら結構だ。一般市民
が実際の審査過程に参加する事で労働問題を身近に感じてくれるだろう。その審査も
より公平性を持ったものになり、労働者にとっても有利に作用する事だろう。
4 労働者の社会保険の選択自由化と自主運営型社会保険組合の設置
これを聞いて、「ハァ?」という奴は多いだろう。まあ、これには裏がある。
その裏というのが、労働組合なり我々が自主的に設置した社会保険組合が社会保険
を作って自主的に運営してしまい、ここにいる連中に加入してもらうという事だ。
皆も知っている通り、社会保険料というのは労働者と企業とで折半されている。ここが
ポイントだ。保険料の半分は加入してくれたおまいらから徴収する訳だが、残りは企業
から徴収するわけだ。ここに保険料という債権がこちら側に生じ、それによって企業に
対して、影響力を行使できるようになるわけだ。例えば、労働環境の悪い企業に対して
はその環境の悪さを理由にして保険料の値上げを通告したり、その環境を改善するよう
求めたりできるようになる。現行法の元では実現は不可能だろうが企業に対する圧力と
しては一番有効かも知れない。
まあ、これが俺の意見だ。たたき台にしてくれたら幸いだ。