08/03/30 12:20:52 b6Pi850y0
>>491
G4マザー最新鋭工場保有でTMDの有機ELのラボがある石川を真っ先に切るとは思えんが。
とはいえ、有機EL量産を視野に入れたD棟新設も有機ELに消極的な
東芝（シャープとの提携発表時に東芝社長自ら有機ELより液晶の優位性をアピール）と
松下（当然お家芸ともいえるPDPを主軸としたディスプレイ事業のロードマップにブレは見当たらず
更に液晶はG8マザーでの量産工場新設を表明するも、有機ELは何一つ触れず…）の
コンビのTMDでは有機ELのトップランナーであるサムスンSDIに対抗するのは至難の業か。
そもそも有機ELの問題点である寿命もモバイル向け小型に関しては克服しつつあり
有機ELのメリットである液晶より消費電力が低いというモバイル向けに適した特性は
携帯電話事業世界ナンバーワンベンダーであるフィンランドのノキアが自社製品への有機EL搭載拡大を公言し
キヤノンが日立ディスプレイの株式所得に至った理由に日立の有機EL関連技術の所得
及びキヤノン自社製品への有機EL搭載を考えてのことからも
有機ELがモバイル向けディスプレイの今後のメインストリームになる可能性は高い。
更にアップルのiPhoneも消費電力で厳しい3G（国内ではドコモやソフトバンク採用の通信方式W-CDMA）対応モデルは
上記で述べたメリットで有機ELの搭載の可能性が高いとの噂。
個人的に言わせてもらうなら、モバイル向けで高付加価値なディスプレイはLTPSより有機ELの方が
アドバンテージがあり、TMDが現時点で既にLTPSで苦戦であるならば将来的にもLTPSは苦しいと思うが。
（しかしサムスンSDIとは違い、TMDは有機EL量産の話が聞こえてこない…。）
いっそキヤノンに石川有機ELのラボとTMDの保有する有機EL関連技術を買い取ってもらうほうが良いのではと。
特に有機ELは複数の企業が特許を保有してるモザイクな事業だから、垂直統合型事業を主とするキヤノンにとって日立１社では物足りない筈。
SED事業でNECの子会社であるアネルバを買収したキヤノンならば日立の次を狙っていると思うのだがね。