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■富 山
「いままで、ぼくらは会社の手のひらで踊らされていた。このままではい
けない。生活を守っていくためには、みんなで会社と交渉していかなけ
れば」―。富山県魚津市にある松下電器の半導体生産工場で長時間労働と
低賃金に置かれている請負会社の青年たちが話し合って労働組合を結成し
たのは、八月初旬のこと。それから二カ月。二十代を中心に十数人の青年
たちは、職場環境の改善を求め、「会社の不当な扱いを正したい」と力を
合わせています。(酒井慎太郎)
約千人の社員と六百人前後の請負労働者が働いている松下魚津工場。そこ
に約六十人の請負労働者を送り込んでいるアウトソーシング社(本社・静岡
市)で、建交労富山合同支部アウトソーシング分会が誕生しました。
「身を削るような過酷な勤務実態で、入れ替わりの激しい職場なんです
よ」。勤めて三年半と最も長く、職場のリーダー的存在の村田智さん(40)
は、こう指摘します。