04/02/02 01:21 RxmaJBZ8
耳慣れない言葉であろう、口入れ屋はいわゆる人材斡旋業と
いうか人材派遣会社といった方が判りやすいであろう。しかし或
者は人さらい人買いなどとも呼ばれ、大手を振って歩ける商売で
はなかったとの記述も存在する。江戸初期から存在するこの口入
れ屋は、当初地方から江戸に流れて来た身分の不確かな者の保証
人となり、職場を斡旋、稼ぎの一部を身元保証料として徴収する
のを本職としていたのだが、享保期頃からは、地方の百姓を騙し
安い値段で娘を買い、吉原や岡場所(もぐりの売春宿)に預け、
その水揚げ料ほとんどをピンはねしていたごろつきなのである。
しかし、中には真面目に人材を発掘し武家や商家に斡旋してい
た口入れ屋も居た。又、豪商の娘の嫁入り先を世話するなど、い
わば便利屋的存在でもあったのだが、いつの世でもそれらの背後
にはやくざがはびこり、特に岡場所の権利関係からトラブルが続
出、幕末には完全に裏の商売と見られていた。
URLリンク(www.edo.net)より。。。。。
現代に於いてもこの慣習は変わってないような。。。。。