08/08/31 21:52:09
近代経済学は、国家を否定して、市場における自由競争に任せれば全てうまく行くと
説いている。しかし、現実には過当競争で企業が共倒れするから、デフレ不況に陥ってしまう。
また、景気が悪くなれば通貨を増刷すればいいというけど、それも嘘だ。
野方図に通貨を刷りすぎれば、最終的には政府がデフォルトを宣言して、
通貨が紙切れになってしまう。ワイマール共和国末期は正にそうなったわけだろ。
自由放任と通貨増刷は、両方とも間違っているんだよ。
現実には、国家による管理統制と、不景気を覚悟した上での緊縮財政が正しい判断なんだよ。
財出をやるにしても、労働者の給与になる形で丁寧にやらないと意味がない。
具体的には、公務員の数を増やすという手段がある。公務員の数を増やせば、
彼らによる消費で内需が底堅くなるから、経済が安定する。フランスにおいて、
公務員がやたらに多いのは、公務員の給与は「福祉」という意味があるからだよ。