07/12/05 23:01:01
ゴールドマンは住宅ローン証券を引き受けながら空売り-米紙への寄稿
URLリンク(www.bloomberg.com)
12月3日(ブルームバーグ):作家のベン・スタイン氏は2日付の米紙ニューヨーク・タイムズに掲載したコラム記事で、
米証券大手ゴールドマン・サックス・グループは住宅ローン債務担保証券(CMO)を引き受けながら、同時にそれを空売りしていたと指摘し、
ハイテク株バブルの時代に買いを推奨しながら陰では酷評していたアナリストの行為と同様だと糾弾した。
スタイン氏は同紙の記事で、米住宅市場について15%の価格下落と大量のデフォルト(債務不履行)という非現実的なほど悲観的な像を描いて見せたゴールドマンのエコノミストの最近のニュースレターを批判した。
スタイン氏によると、ゴールドマンは過去2年半の間に約1000億ドル(約11兆円)のCMOを販売し、この間にそのような証券を空売りしていた。
ウォール街で最大のCMOの売り手の1社であるゴールドマンは、しばしば自社が引き受けた証券を空売りしているが、この分野での空売りの規模は通常よりもはるかに大きいとスタイン氏は指摘している。
ゴールドマンのニューヨーク在勤の広報担当者エド・キャナデー氏は「当社のエコノミストの見解が当人以外によって左右されていたという主張は、決定的に真実と異なる」と述べた。