07/10/27 12:34:51
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライム
ローン)関連の損失が、9月末時点で当初見込みの50億円程度から200億~300億円に拡大する
見通しとなった。三菱UFJは7月末時点で、サブプライム関連投資(残高2800億円)の損失は
約50億円との見通しを公表していたが、8月以降に証券化商品の市場価値が下落したため
損失が一気に広がった。
一方、三井住友フィナンシャルグループも26日、9月末時点でサブプライム関連商品の
売却損や関連融資への引き当て積み増しで損失が320億円に達したと発表した。これに伴い、
07年9月中間連結決算の最終(当期)利益予想を当初見込みの2200億円から1700億円に下方修正
した。三井住友は9月末時点で保有するサブプライム関連商品(残高700億円)でも約180億円の
含み損が出ており、今後、損失が膨らみ追加処理を迫られる可能性もある。
また、農林中央金庫が保有するサブプライム関連の有価証券投資(残高約5000億円)に
ついても、500億円程度の評価損が発生していることが分かった。当初はサブプライム問題の
損失は極めて少ないと見られてきた邦銀の間でも、市場の悪化につれて損失が拡大する様相と
なってきた。【斉藤望】
▽News Source 毎日jp 毎日新聞 2007年10月27日3時00分
URLリンク(mainichi.jp)