08/02/27 23:52:21
★ニッポンの停滞、元凶は政治家、英エコノミスト誌が特集記事
「JAPAiN」。
英エコノミスト誌は最新号(23―29日号)で「なぜ日本は失敗し続けるのか」と題する特集記事を
掲載した。表紙で日本の英語表記に「i」を加えて痛み(pain)の意味を掛け合わせ、世界からの
評価低下に苦しむ日本を表現した。
日経平均株価が昨年7月と比べ27%下落したことをあげ、十年ぶりに「日本パッシング(素通り)」論
が浮上していると紹介。日本経済が回復できないのは、改革の歩みを止めた自民党、党内の意思
統一ができない民主党など「政治家」が“元凶”だと指摘した。
安倍晋三前首相については「経済を放置し愛国心教育などお気に入りのテーマだけ追求した」と批判。
福田康夫政権については「旧来自民党が復活し、官僚は怖くて改革案を提示できない」と解説した。
民主党の小沢一郎代表が目指した大連立構想についても「かつての一党支配に逆戻り」と批判した。
また日本停滞の責任の一端は増益を記録しながら賃金を引き上げない企業にもあると指摘。 改正
建築基準法による住宅着工大幅減など官僚の失敗にも言及した。日本復活の最も有効な処方せんは
早期の選挙だと主張。
仮に選挙で政局が一層混迷したとしても、軌道修正への第一歩として歓迎すべきことだとしている。
日本経済新聞2008.02.27朝刊国際面より。