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■経団連会館襲撃事件
昭和52年(1977年)3月3日、野村秋介は元楯の会の実動部隊班長・伊藤好雄、元大東塾森田忠明、元楯の会西尾俊一とともに、
散弾銃や拳銃あるいは日本刀を持って、東京都千代田区大手町の経団連会館を襲撃し、職員12人を人質にとって籠城した。
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経団連襲撃「檄」
(昭和五十二年 三月三日)
(略)
諸君ら(経団連)の営利至上主義が、どれほど今日の日本を毒し、日本の荒廃と
混迷を促し、社会世相の頽廃を煽ってきたか、その罪状看過すべからざるものがある。
ロッキード疑獄が投じた政治の混乱は、国民の政治不信を抜き差しならぬところまで追い込み、
自由社会の根幹をすら揺るがすに至っている。
それだけではない。
日本の文化と伝統を慈しみ、培ってきたわれわれの大地、うるわしき山河を、諸君らは
経済至上主義をもってズタズタに引き裂いてしまった。
環境破壊によって人心を荒廃させ、「消費は美徳」の軽薄思想を蔓延させることによって、
日本的清明と正気は、もはや救い難いところまで浸蝕されている。自ら産んだ子供を
コイン・ロッカーに平然と遺棄する異常の社会を、君らは、君らが意図したか否かは別として、
現実として構築し続けてきた。
営利主義の犠牲となった薬品公害患者の苦悩を、君らは一度でも真摯に顧みたことがあるのか。
大昭和製紙等に見られる無責任きわまるヘドロ公害、または瀬戸内海を死の海へと
追いたてている現実の大企業体質を、君らは一度でも虚心に直視したことがあるのか。
祖国民族あるを忘れ、大衆国民のあるを軽んずるこの天を恐れぬ諸君らの所業は、
必ずや日本を、否、全人類をも亡ぼすこと必至である。
(略)
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