07/08/23 21:45:26
>>81
B/S(バランスシート=貸借対照表)で考えて見ましょう。
銀行は企業に貸し出したので資産として『貸し出し』1億円が載ります。
この時、企業に貸した『預金』1億円とは、要求があれば銀行が企業に現金で支払わなければいけないので明らかに負債です。
すなわち貸し出しが行なわれる時、銀行のB/Sには
<資産> 貸し出し(債権) |<負債> 預金
が同時に創られるのです。(注)
こうして銀行は貸し出し金利と預金金利の利鞘で利益を得るのですが、債権が大量に回収不能になったら債務超過になります。
債務超過が続けば倒産します。
それとBIS規制もあります。自己資本比率が4%を下回ると国営化されたりします。
(注)
先にお金を預かって貸す場合でもB/Sは同じです。金融仲介という言葉からはそれが連想されます。
しかし本当は貸し出すときに預金を創っているのだということを>>42は説明しているのです。
こういうことが出来るのは預金がお金と同じ決済能力を持っているからで、預金と貸し出しの両方を行なう銀行だけが可能な技です。