08/05/28 22:39:46
>>515
勉強になるお題ですね。少し調べてみました。
・FRBはかつて(1979年10月6日以降),操作変数の重点をFF金利から銀行準備へ変更する新金融調節方式へ転換した時期があった。
・その時使った指標が非借入準備(総準備から連銀借入れを引いたもの)でこれを抑制すると金融引き締め、大きくすると金融緩和という指標。
・非借入準備は中銀貸出という方法で供給すると大きくならない(総準備も増えるが借り入れも増える)がオペレーションで供給すると大きくなる。
・それ以降最近までは供給の方法がオペレーション中心になっているから既に意味の無い指標になっていたと思われる。
・ところがここのところTAFなどのいろんな融資方法が現われたのでマイナス項が増えている模様。
と、いうことで統計上の問題だと思います。これを金融引き締めと捉えたら真逆の解釈になってしまいますね。。。
但し、疑問もあります。
本来は、中銀貸出によって総準備の方も増えるはずなので大部分が相殺されると思います。
それが、これほどまでにマイナスになるということは、中銀貸出しによって供給されたお金が連銀の口座に留まっておらず外に出ていっていることを
示唆するのかな?そうだとすれば、そのお金は一体どこへ?原油市場?分からない。>>517のレポートを読みたい。