08/05/03 00:52:23
話を飛躍させてしまったので少し戻して、
アメリカの場合、貸し出し統計を見ただけでは信用創造の伸びが正確に測れそうにないので困りものです。
ヴェルナー理論では『新規の貸し出し』が重要としてます。それはそうです。
不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。
アメリカの場合はもっとやっかいで、「貸し出し」が証券化されて転売されてしまいます。
そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。
ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。
さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。