08/02/19 21:31:14
>>355
回答ありがとうございます。経済用語って分かりにくい、あるいは一貫性がないのではないかと思って質問しました。
「コール市場」ですが、Wikipediaで検索すると「銀行間取引市場」に飛ばされます。こちらの方がよく使われるので
しょうか?Googleで検索すると「money at call<マネー・アット・コール>、呼べば直ちに戻ってくる資金」という
記述が見つかりますが、日本語話者としてこれは直感的に非常に分かり命名だと思います。
「信用創造」というのも、直感的ではないと思います。ヴェルナー観を知っているからというのもありますが、「信用」という
部分がどうにも...
これは受け売りですが、FRBもニュースでは「連邦準備理事会」と訳してますが、民間企業名は普通訳しませんよね。
Federal Expressという宅配会社も「連邦急行便」なんて訳さないですし、仕事のすべてを連邦政府から請け負ってる
Blackwater社も「黒水」なんて訳さないわけです。
だから、故意にこういう分かりにくい用語を使ってるということはないでしょうか?(最後のは確信的でしょうが)
357:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 22:17:57
>>356
クレジット・クリエーションは直訳すると
『融資を無から創る』とか『銀行預金を無から創る』ですよね。
信用創造って訳はピンと来ない。
そもそも銀行が金貨や銀貨を支払い準備金として金庫にしまって、その何倍もの銀行券(銀行が発行する約束手形)を
発行したことが事の起こりなのだから、素直に『マネーを無から創ること』と訳したら良いですね。
決定的なのは1694年にイングランド銀行の設立許可を申請したとき、当のパターソンが語っています。
「銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息をかせげる」
そして銀行券を使うかわりに預金口座(帳簿)を使っても同じ事が出来ます。
思慮ある人なら分かることです。
358:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 22:50:52
>>353
ありがとうございます。
自己資本比率とは関係ないという事ですね。
コールレートよりは安定していると言うこと。
また、金利が低く安価に準備金を集められるからということですかね。
ところで、電子マネー化が究極に進み現金が廃止されると銀行は現金準備金を持っていなくても良いですね。
そうすると法定準備金のみを持っていれば良いと言うことになります。
現在と同じ(1.2パーセントでしたっけ?)法定準備率だと市場から預金を集める必要性はほとんどなくなるのではないでしょうか?
359:358
08/02/20 00:21:46
すいません。
自分で書いていてなんですが、電子マネーになっても支払準備金という概念は必要ですね。
預金者が預金100万円を引き出すときに、
借り方 貸し方
預金100万円 支払準備金100万円
になるのは電子マネーでも変わらないですよね。
360:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 00:32:34
>>358、>>359
紙幣の存在しない世の中になれば支払準備金が不要になるって言う仮定は考えられると思いますよ。
電子マネー(ICチップという技術を使った小額決済代替システム。一般的に現金には戻せない。)
ではなく、全ての決済が銀行振り込みでしか出来なくなった世の中を考えましょうか。
AさんとBさんが同一銀行の口座振込みを使って売買決済をすると、この銀行が持つ預金総額は変わりません。
現金預け金(紙幣が無くなったので日銀当座預金ですね)も変化しません。
帳簿上(メモリー上)の数字の移動(控除と加算)で売買が出来てしまうのが銀行業の醍醐味です。
ところが、AさんとBさんの口座が違う銀行の口座である場合は大きく違います。
この場合はAさんがBさんに銀行振込みで支払うと、Aさんの口座を持つ銀行がBさんの口座を持つ銀行に日銀当座預金口座を使って振込みをする羽目になります。
現実にはこういう決済を沢山まとまめて差額決済をするわけですが、A銀行が預金を集めようとしない銀行だとすると、他行への流出の方が圧倒的に多いでしょうから、
どんどん日銀当座預金残高が減ります。預金通貨と日銀当座預金の比を考えると、流出ばかり一方向に進むとシャレになりません。
毎日コール市場で大量の短期資金を調達し続けるわけで、自転車操業状態に陥りますよね。
故に紙幣が存在しない時代になっても、何とかして他行から自行に振込みや振替させ、預金残高を確保する努力は行なわれると推測します。
給与振り込み口座や大企業の口座を持っている銀行の方が有利であろうと思われます。
ところで、仮に銀行が一つになった場合は預金を集める努力は要らない道理になりますが、良く考えるとこの場合は必然的に集まって来ますねw
少し飛躍すると、いずれ決済システムは一つに統合されるという予感がします(多分、悪い人たちによって)。
公的か民間か分かりませんが唯一の機関があらゆる個人と法人の口座を持ち、この口座振込みによる決済以外は認めない、という時代がやって来るような気がします。
「銀行が自分独自の決済システムを使えない」=「信用創造が出来ない!」 なので、この機関がマネーサプライが完全に管理出来るようになります。
この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
361:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 00:46:30
もう一つ書きたいことがあります。
1.2%の法的準備金なんてそのうち廃止されると思います。
バーゼルが課している自己資本規制の方がよっぽど強力な制約ですから。
362:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 01:56:42
>>360
>この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
投資銀行は預金を作り出さないの?
363:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 23:22:02
銀行業のことを詳しく知りたければ国富論を読むとよい。
この時代(1776年)はまだ銀行システムが自明ではなく、スミスは銀行業を説明(正当化)する為にかなりのページを割いている。
そこでは信用創造などという言葉は使われておらず、銀行が銀行券という通貨を創り出していることなど自明なのである。
そして同じことが現金口座によっても出来ることが解説してある。
これらによって新たに造られた購買力が生産的に使われることで商業の発展に貢献するという結論付けを行なっている。
^^^^^^^^^^^^^^^
銀行システムを肯定するということは有利子経済を肯定することである。
その後で(当時北米にあった植民地政府が行なっていた)政府紙幣を否定する流れである。
364:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/21 21:48:52
何やらピンと来ない記事ですが、とにかくバタバタしているようです。
残高減で「貯金増やせ」の大号令、ゆうちょ銀行の混乱
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
民業圧迫の批判を受けて、民営化後も総資産縮小を迫られているゆうちょ銀行。
ところが、民営化からわずか2ヵ月で、早くも「貯金残高拡大」の指令が出され、現場は右往左往している。
昨年12月3日から28日までの約1ヵ月、郵便局の店頭では史上初の「金利優遇キャンペーン」が展開された。
ゆうちょ銀に新たに定額貯金をすると、0.1~0.4%の金利を上乗せするというものだ。
(以下略)
365:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/22 04:52:48
>>364
サブプライムの煽りを食らっているか、ファンド応援の出資で騙し盗られ様としているのだろう。
単に預金流出の問題なら、焦げ付き債権が露になってくる。
政府補償があると思うが、回収は簡単ではない。ちょっとした見ものが始まった。
366:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/23 00:06:11
>>365
昨年末までは自由な運用は認められていないので、それは(まだ)無いはずだと思うのですが。。。。
さて、ついに企業向けの融資が行いましたね。
今後、経済・物価に対する影響はどうなるでしょうか?
ゆうちょ銀、初の企業融資 5億円 新日鉄向け『協調』参加
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
日本郵政グループのゆうちょ銀行が初の企業向け融資として、ことし一月、みずほコーポレート銀行を
主幹事とする新日本製鉄向けのシンジケートローン(協調融資)に参加したことが二十一日、明らかになった。
ゆうちょ銀分の融資は五億円程度とみられる。
(中略)
旧日本郵政公社時代は、郵便貯金資金の運用は大半が安全資産の国債に限られ、企業や個人向け融資は認められていなかった。
昨年十月の民営化で「運用の多様化」が可能になり、ゆうちょ銀の申請を受けた金融庁などが、
昨年末に協調融資やデリバティブ(金融派生商品)などによる運用を新規業務として認可した。
(中略)
<ゆうちょ銀行の新規業務> 旧日本郵政公社時代まで、郵便貯金の資金は国債による運用が約8割を占め、金利変動リスクを抱えていた。
貸し付けは自治体向けにほぼ限定され、企業への融資や株式売買などはできなかった。民営化を契機に通常の銀行と同様の業務ができるよう政府は、
融資業務や金融派生商品による運用などの「新規業務」を段階的に認める方針を打ち出している。
367:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/23 01:11:17
>>366
急国有現業部門への貸し付けは完全に焦げ付き状態。これに加えて
>デリバティブ(金融派生商品)などによる運用
を巧妙に押し付けられ、詐欺ファンドの餌食にされる予定。
非公式の行政指導、国会質問、買収、脅迫等を総動員して損失を出す事が確定的な投資をさせられる。
これをさせない為には、監視されていると云う意識を持たせる以外に無い。
368:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 13:08:31
郵貯は今まで、貸し出しをしてこなかったと言うことは、信用創造は行わなかったのか?
これからはできるようになったということか。
369:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 13:24:30
薄~い知識なので間違いあるの前提で書き込みしちゃいますが、
確か郵貯の預金はODAの円借款に使われてたんだよね?
その貸し出しが信用創造のシステムによるものなのか、それとも現物貸し出しなのかは気になるところ。
370:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 16:02:25
>>368
う~ん。どうも郵便貯金はユニークな存在だったようですね。
郵便貯金は全銀協と接続していないとはいえ、かなり広い範囲で決済機能を持つわけですから郵貯マネーと言えるでしょう。
そういう意味では郵便貯金も独自マネーは創っていたが、それをそのまま貸し出すという行為はしていなかったということですね。
郵便局に預けた後のお金のライフサイクルを考えて見ましょうか。
(1)私が郵便局に現金を預け、郵便貯金(郵貯マネー)を入手する。
郵貯マネーは郵便振込み決済を認める範囲内でマネーとして機能するので(市場で)流通するマネーの総量は変化しない。・・・A
但し、M2+CDという統計値には郵便貯金は含まれないので、流通していた現金が貯金に変わると、この指標は減少する。
(2)郵貯はこの現金を日銀に預けることで、日銀当座預金に変える。
(3)郵貯は発行市場で国債を購入する。
日銀の負債勘定の日銀当座預金[郵貯名義]が控除され、政府預金が加算される。
(4)国は公共事業を行い、その代金を(小切手や手形で)企業に支払う。
話を単純化するために政府預金を現金化して現金で支払うことにすると流通するマネーの総量が増える。・・・B
と、いうふうに、国債発行市場で用いられることを前提にすると流通するマネーの総量が増えます。
しかし、流通市場で使われると、
(3)’郵貯が流通市場で国債を購入する。
郵貯の日銀当座預金が控除され、売り手の日銀当座預金残高が加算される。
この場合、流通するマネーの量は変化しない。
こんな具合でしょうか?他にも発行市場で国債を買って流通市場で国債を売るとかありそうですね。
国が自力でマネーの流通量を増やすには郵貯でお金を集めて公共事業をやるってことだったんでしょう。
でも、これは運用ではなく浪費であり、リターンが無いのでいつかは破綻しますよね。
公共事業ではなく、財政投融資ってのもありますので、このあたりも調べないといけないと思います。
いずれにせよ、これからは普通の銀行になっていきます。
その方が経済が良くなった場合は、官僚とは足を引っ張るだけの存在だ、ということになりますが、さてどうなるでしょうか?
371:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 16:16:21
ちなみに私は政府マネーに反対ではないので、
・郵貯で集めたお金を国に貸して、それを国が民間に貸す。
・その時に郵便貯金口座を使って貸し出す、
ということをすれば良かったのに、って思います。
とはいえ、きっとそういうようなことは我々が知らないところでやっているんだろうなとも思います。
交付国債とか、国が発行する小切手とか、いろいろありますもんね。
そういう所で暗闘が行なわれているんでしょうかね?
372:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 21:56:10
ヴェルナースレ的には分かり易い記事だと思います。
やっぱり日本にも伝播してきちゃってるんですね。
本場はそれ以上に大変でしょうけど。
断ち切られた好循環 サブプライム問題が日本の不動産市場へ
URLリンク(moneyzine.jp)
欧米経済の影響が日本にもおよびつつある
米国発の金融システムクラッシュは日本経済に影響を与えます。日本も米国も欧州も、
「資金の借り入れ」を通じてつながっていますが、ここにきて本当に欧米の経済が下水管が
つまった状態になり、その影響が日本にもおよびつつあります。
(以下、略)
373:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/02 22:17:42
FRBの実態が良く分かる。
Zeitgeist - The Movie: Federal Reserve
URLリンク(www.youtube.com)
374:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/06 23:35:23
さて、アメリカの貸出指数が減少を始めるかどうかに注目しようではないか。
375:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/10 00:40:26
もう完全に路線が確定してしまった感があります。
2/28日にバーナンキは小規模な金融機関の破綻を預言、市場はそれを失言と騒いで現実逃避。
ポールソンは相変わらず予防的公的資金の注入に動き出しません。
これからしばらくは金融機関の破綻騒動が拡大していくのと実体経済悪化の顕在化が同時進行するんでしょうかね?
米住宅ローン会社ソーンバーグに債務不履行通知、株価時間外で急落
URLリンク(jp.reuters.com)
[ニューヨーク 5日 ロイター] 米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージ(TMA.N: 株価, 企業情報, レポート)は5日、
さまざまな契約について追加担保の差し入れが履行できず、債務不履行を宣言された、と発表した。
(中略)
シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、ドナルド・ファンデッティ氏は3日付のリポートで、
ソーンバーグが資産売却か増資をして追加担保を差し入れられなければ、破産申請に追い込まれる可能性がある、と指摘した。
376:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 01:21:18
中央銀行が資金供給するときの債権の落札方式ってどういうこと?
377:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 03:58:42
これは面白い。
証券化商品を担保に銀行券を貸すのではなくて国債を貸し出すとは。。。
いろいろな手があるものです。
協調資金供給:欧米5中央銀が緊急発表 国債貸出制度新設
URLリンク(mainichi.jp)
<抜粋>
新たな国債貸出制度は、金融機関から住宅ローン債権を含む証券化商品などを担保として引き受け、国債を28日間貸し出す制度。
378:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 13:14:26
( ・ω・) < 日銀の人選って、このスレ的には旬だよね?
資料室(日本銀行のヒミツ-銀行はおカネをつくって経済のパイを大きくできる) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 不況で最も得をしたのは日本銀行だった)
※前川レポート
中曽根康弘首相が設置した「国際協調のための経済構造調整研究会」の座長であった前川春雄(元日銀総裁)を中心として作成…。
当時、日銀副総裁だった三重野康と営業局長だった福井俊彦も執筆に参加…。
「前川レポート」の叩き台となっているのが、同じく元日銀総裁である佐々木直が発表した「世界国家への自覚と行動」
(通称「佐々木レポート」)である。「佐々木レボート」は、貿易交渉の際、アメリカ側からいい渡された要望書をもとに作成されたという。…
※アメリカ
日銀の最初のプリンスであった、新木栄吉と、一萬田尚登は占領軍(アメリカ)から選ばれた…。
その後継者たち…佐々木-前川-三重野-福井と歴代のプリンスたちに受け継がれてきた「10年計画」の内容と、
アメリカの要求が似ていたのは、決して偶然ではない。…
構造改革のために不況をつくる
…「10年計画」…前川レポートの作成に参加していた、日銀のプリンスである三重野と福井は、…窓口指導を利用して、
銀行に不動産などへ過剰貸し出しをさせ…、日本経済はズタズタになった。…目の上のタンコブだった大蔵省を弱体化させ、
解体にまで追い込んだ。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
武藤敏郎-Wikipedia 1.2日本銀行
福井の下で量的金融緩和政策やゼロ金利政策の解除、政策金利引き上げの実施などを決定しており、国内経済政策に対する評価は高い。
しかし、一方では、福井と共にサブプライム問題の一因ともなっている外資による国内での資金調達を容易にした
低金利政策や量的緩和政策決定の渦中にあったことに対する批判もある。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
379:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 13:34:37
資料室(日本銀行のヒミツ-中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま)
金融財閥がつくったFRB
…FRBができると、…所得税を導入した。FRBが国債を引き受けたから、金利の支払いをまかなうためだ。…
世界恐慌が生んだ金融財閥のメリット
…1929年にはウォール街で株価の大暴落…。…恐慌の原因は、1920年代にFRBの指示で、銀行が貸出収を増やしたこと…。…
株価がピークを迎えると、FRBは政策を180度転換して、銀行の信用創造を厳しく抑え…銀行倒産が相次いだが、
そのほとんどはFRBのシステムに加入していない銀行だった。…
また同じころ、アメリカの銀行は農家に対して、土地を担保に多くの貸し出しを行なっていた。
FRBが政策を転換すると、銀行は農家に借金返済を迫った。…その土地は…ウォール街の金融財閥の関係企業に買い取られたのだ。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
資料室(日本銀行のヒミツ-いい中央銀行 悪い中央銀行) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > いい中央銀行 悪い中央銀行)
戦後のドイツ経済はプンデスバンクが担う
…ドイツ…ブンデスバンクは、…資本金は100%、ドイツ連邦政府が出資している国有銀行だ。…法律を定めて、…命令を下すことができた。…
結果、…旧西ドイツは、バブル経済が発生することもなく、大きな不況にも見舞われなかった。…
ブンデスバンクの成功は、ドイツ国民の深い反省…に成りたっている。戦前…ライヒスバンクという中央銀行があった。
銀行家たちによって設立され、帝国政府からの独立性が高く、誤った金融政策をとっても、…チェックが利かない…。…
ライヒスバンクは国債と交換に通貨を乱発…驚異的なインフレは、ヒトラー政権誕生につながっていく。…
民主的な中央銀行は駆逐される!?
…99年に欧州中央銀行(※)が誕生し…中央銀行の地位を追われた。
2001~02年、ECBはブンデスバンクに対し、信用縮小を命じた。このため、ドイツは02年頃から不況に。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
380:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 22:51:52
>>377
RMBSを中銀に売却して、国債を得ると銀行の自己資本比率は改善されるのですか?
381:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 00:27:00
>>380
改善されません。それと今回の処置はRMBSをFRBが買い取るわけではなく、貸し出しにおける担保にするだけです。
銀行がFRBから国債を借りて、万が一期日にそれを返せない場合は担保を没収するということですね。
この処置はバランスシートの改善ではなく銀行の短期資金繰りの支援でしょう。
通常ですとFF市場で無担保で借りるんですが、どうも貸し手が少なくなっている模様。
他には国債やRMBSを売却するとか、これを担保に借りるという手段もあります。
ところが今はRMBSの流動性や市場における担保価値が無くなってしまっているようです。
そこでFRBがRMBSを担保に28日間国債を貸し出す、という粋な計らいをするわけでしょう。
以前RMBSを担保にベースマネーを28日間貸し出すことを始めましたが、インフレ懸念が高まってきた中、これをそうは増やせません。
そこでマネーではなく国債を貸し出すことでベースマネーを増やさずに流動性のみを確保するという妙案に見えます。
銀行はRMBSを担保にFRBから国債を借り、この国債を担保にすることで市場からベースマネーを借りる事が出来ます。
ただ、気になることもあります。
一つは今回の処置をファーストディーラーに限ったことです。これは何故なんでしょう?不公平な気がします。
もう一つは、銀行が借りた国債を市場で売って資金調達して、28日後に買い戻して返済するという真似をしないか?ということです。
これが大規模に行なわれると債券価格の乱降下(即ち金利の乱降下)が生じて混乱が起きるような気がします。
まあ、ルールを決めて運用するんでしょうけど。
382:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 00:40:02
なお、これは銀行間市場の流動性改善の妙手だとは思いますが、肝心の資本問題は解決しないので遠からずして振り出しに戻る気がします。
今、株をやっている人はややこしくて仕方が無いでしょうね。
383:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 01:58:29
>>381
素晴らしい解説ありがとうございます。
流動性を円満にすることには効果があるが、自己資本比率の改善にはならないという事ですか。
ところでファーストディーラーって何ですか?
384:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 02:18:30
>>383
失礼しました。プライマリー・ディーラーの誤りです。
プライマリー・ディーラーについては下記等。
URLリンク(money.infobank.co.jp)
この新流動性対策はなかなか面白いですね。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
とか
URLリンク(jp.reuters.com)
の記事が参考になります。
市場心理には(瞬間的には)好影響を及ぼすでしょうし足元の危機の回避に役立つでしょうが決定打にはなりえないでしょう。
バーナンキの預言とおりに小規模な金融機関の破綻が起きれば一気に吹く飛びますよね。
385:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 04:03:06
アメリカの銀行貸し出し指数を見るにはどうすればいい?
386:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 04:09:48
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。
日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが
現実なのだ。
しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、
その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。
もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。
100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。
つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。
それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。
株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。
日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を
日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で
外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。
金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら
自営業と答えれば良い。
アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、
武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。
海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
387:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 23:24:39
ベアスターンズに資金供給?
融資か?資本注入か?それが問題だ。
388:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 23:33:07
融資か。。。じゃあ、これも瞬間材料だ。いや、いまや瞬間すら上がらないかも。。。
しかし、どこも破綻していない状況で株式市場はこんな状況だから、破綻が起きたらどうなるのか想像もつかない。
そして、すぐにでも破綻は起きそうな空気だ。
先ず破綻があって次に公的資金注入が行なわれるのでしょう。
そして、その後に示される枠組み。頭を柔軟にしておく必要がありそうです。
2008/03/14-22:46
米ベアー・スターンズに資金供給=JPモルガンがNY連銀と連携
URLリンク(www.jiji.com)
【ニューヨーク14日時事】米銀大手JPモルガン・チェースは14日、資金繰りが悪化している米証券大手ベアー・スターンズに対して、
ニューヨーク連銀と連携して資金を供給すると発表した。JPモルガンが同連銀から公定歩合貸し出しを通じて資金を調達し、
ベアー・スターンズに貸し付ける。
389:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/17 01:42:50
18日のFOMCで100bp利下げが行なわれるという市場期待になっている。
この期待を裏切れば暴落、しかし行なっても自体は悪化する。
ただでさえインターバンク市場で貸し渋りが起きているところで、ついに完全にマイナス金利に突入だ。
更に資金の出し手が居なくなるのでは無かろうか?
おそらくは中央銀行の窓口貸出しによる後進的な金融政策が復活する。
NY連銀、ベアーを救済
3月16日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
【ヒューストン(米テキサス州)=渡辺浩生】ニューヨーク連銀は14日、経営難が続く米証券大手ベアー・スターンズの救済を決めた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行以外の個別金融機関に資金支援するのは1929年に始まった大恐慌以来。
金融システム不安を防ぐためだが、低所得者向けサブプライム(高金利型)住宅ローン問題をきっかけにした信用不安の深刻化に、
市場では株安とドル安の「米国売り」に波及。米政府に抜本策を迫っている。
米銀大手JPモルガン・チェースは、公定歩合による貸出制度を通じて資金を調達し、その資金を28日間の期限付きでベアーに
迂回(うかい)融資する。]JPモルガンの仲介は、証券会社が公定歩合を直接利用できないためだ。
ベアーはサブプライム関連の金融商品にからみ巨額損失を計上。金融市場で貸し渋りの動きが強まり、資金繰りが急激に悪化。
シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、「13日に大量の資金流出があった」と述べ、取り付け騒ぎが起きたことを明らかにしている。
390:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/18 22:53:29
まあ、金融の混乱はしばらくは続くだろうね。
391:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/20 02:10:41
まさかの展開で日銀総裁空席。
密室で決まるのはおかしいが、今も透明性が上がったようには思えません。
民主党はあくまで日銀の独立性を重視しているので着地点は日銀プロパーな気がします。
総裁山口氏、副総裁白川氏、という体制に向かうのでしょうか?
392:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/21 09:00:57
米プライマリーディーラー向け連銀窓口貸し出し、1日当たり134億ドル超に
URLリンク(jp.reuters.com)
393:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/22 00:08:27
>>392
これは釈然としない制度ですね。
プライマリーディーラーに幅広い証券を担保として公定歩合で貸すことが出来るようになったわけですが、非常に不公平な制度のような気がします。
これが小規模な金融機関の資金繰りに役立つか考えてみると、公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
そもそもJPモルガン・チェースによる米証券大手ベアー・スターンズの買収をFRBが支援したのもムチャクチャな気がします。
何故、公的な枠組みで行なうのはダメで、プライマリーディーラーという名の金融寡頭勢力を優遇することはOKなのか、さっぱり理屈が分かりません。
このプライマリーディーラー制度は日本にも出来ていて、財務省のHPで確認出来ますが、暗然とした気分にさせられます。
394:393
08/03/22 00:12:30
誤解されそうな書き方をしてまいました。
これと全く同じ融資制度が日本にもあるわけではありません。
プライマリーディーラーという存在が日本にも誕生しており、それが・・・・・・・・・と書きたかった。
395:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/23 23:01:08
>>393
>公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
>普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
銀行がFF金利で借りにくくなったので、連銀から公定歩合で借りたんですよね。
普通に行っていることの延長線上だと思いますが。
396:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 00:49:31
>>395
プライマリーディーラーはそれで良いでしょう。
私の疑問は素朴なものです。
こういう政策は全ての金融機関の恩恵が波及しないと意味が無いと思うんですよね。
特により資金繰りが危うい中小の金融機関に波及しないといけないんじゃないかと思います。
一見すると、プライマリーディーラーに公定歩合でジャブジャブ貸せば、それがFF市場を通して中小の金融機関にも供給されるように思えます。
しかし、FF市場で貸し出す時の金利はFRBがアナウンスしている誘導金利を無視することが出来ません。
つまり、この政策が中小の金融機関にも恩恵が届くとすれば、プライマリーディーラーが公定歩合で借りて、それをより低い金利であるFF金利で貸し出す場合なんですよね。
そんな不合理な真似はしないだろうと思います。
この政策はあらゆる金融機関が資金繰りに困っている中で、プライマリーディーラーのみ潤沢に資金繰りが可能な状況を作り出しているように見えます。
これにより生じる相対的な有利性はとてつもないレベルに達するだろうと思います。
素朴に考えるとプライマリーディーラーはこのお金をFF市場なんかで運用せず、カルテルを作ってどこかの市場で運用しないでしょうか?
もしこの仮説が正しければ相変わらず銀行間市場の危機は継続し、プライマリーディーラーの息がかかっていない金融機関は淘汰されていく一方で、
どこかの市場ではバブルが生じると思います。
397:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 01:03:44
それと今回新たに創設されたプライマリーディーラー向け連銀窓口貸出制度は
従来のプライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)と微妙に違いますよね。
このあたりの適用範囲の拡げ方もあまりにも恣意的な感じがします。
398:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 14:00:46
まあ大資本が金融を動かしているであろうことを考えれば、
アメの政府やFRBがやっていることは至極当然ともいえるよな
399:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 18:31:21
>>398
そうなんです。
FRBやBISを頂点にプライマリーディーラーと呼ばれる宮廷金融貴族が居て、その下にその他の金融機関が居るという
構図ですから、彼らを破産させると実際に金融システムが破綻して実際に人々が不幸になる。
そこで、危機が生じれば公益保護を理由にいくらでも金融寡頭勢力の為になる制度を創り出せる。
その過程で更にモノポリー(独占)が進んでいきます。
金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
金融危機の終わりは銀行の自己資本の創造で行なわれるはずです。
公的な枠組みを使わないというならば、
FRBがプライマリーディーラーのうちの投資銀行(証券会社)に長期資金を貸して、そこに銀行の優先株を買わせることになるのでしょうか。
その為には、この融資制度の期間が十分に長くなるか、借換が約束されないといけません。
危機を理由に準備は着々と進んでいる、ってとこでしょうかね。
400:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 21:12:13
>>399
> 金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
横レスだが、現在進行形ではなく、すでに古典的手法としてとっくの昔に確立されているのではあるまいか。
80年ほど前の大恐慌にしてからが、シナリオありき濃厚な疑いを感じざるを得ない。
日本のバブルも本書に書かれているとおりだが、なぜ、このブームに「バブル」という言葉が当てはめられるようになったのか。
300年近く前にイギリスで起きたSouth Sea Bubbleという投機ブームから来ている言葉だが、
最初に当てはめた人間は、同じ本質を持った事件だということを知っていたんじゃないだろうか。
401:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 21:54:41
>>400
そうかもしれません。
1694年にイングランド銀行が出来た頃には既に金融サイエンスの基本は確立されており、
南海泡沫バブルの頃には証券の価格変動を利用した富の収穫技術が確立されていたのかも知れません。
国債請負を通じて国家を支配する術が確立したのもその頃ですね。
402:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 23:00:56
金融危機ビジネスと戦争ビジネスの役者を兼ねてる人もいるよね。
チャーチルは金融を理解していなかったと見なされていたのに何故か大蔵大臣に就任し、ポンドの金本位制復帰という重要な決断をした。
周囲が心配したとおり(期待通り?)大失敗し、そして大恐慌の引き金になった。
戦争の方でもガリポリ戦を初め大失敗を繰り返した。なのに何故か戦争指導を任され続けた。
403:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/25 20:32:15
あっけなく低利長期融資、しかも融資の更新OKというプログラムが作られた。これは驚きだ。
第5位の証券会社を救済する為に仕えるなら来るべき銀行の資本危機に際しても仕える道理だろう。
FRBはまたも強力なアイテムを手に入れたと思う。
金融危機はFRBの権限を強化していくように働くものらしい。
ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
3月25日8時24分配信 ロイター
[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N> の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、JPモルガンが発行する劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合に連動する最優遇金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券は、最優遇金利プラス475ベーシスポイント(bp)の7.25%。
404:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/26 23:10:07
間接的な公的資金投入のスキームは出来上がりました。
本番は銀行の資本増強です。
しかし、やるかやらないかはFRBの胸三寸にかかっています。
公的な枠組みを使っていないだけに読みにくいですね。
しかし、、、、
受け皿会社に10億ドル出資しただけで残り290億ドルをNY連銀が用意。
その290億ドルの貸し倒れリスクは連銀持ちだとか。。。
極端に安くなった債券なので、長期保有が可能ならいつかは利益が出るわけですが、しかし。。。
で、BSが綺麗になったベアを格安でJPモルガンが買収する。。。
なんだ、これ???
そういえばJPモルガンってNY連銀の大口株主だって何かで見たような気がします。
405:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/29 05:32:09
【中国】バブル崩壊の兆し 株価下落、不動産も異変[03/27]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
スレリンク(news4plus板)
406:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/29 05:47:00
( ・ω・)つ>>405訂正
【経済】暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家ジム・ロジャーズ氏[03/25]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
スレリンク(news4plus板)
407:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/30 09:34:00
そもそも円の支配者にはまだ、疑問点があります。
・大蔵省と日銀の対立についての対立
・なのに本書は大蔵省の解体を悲しそうに記述から始まる。
・円のプリンス達が少数でコントロールは可能か。誰が方向性を決めるのか?
・本書の後半部の記述
(非生産的信用創造に偏るのがわかってて、日本経済は復活すると記述)
・外国の国際金融資本からの圧力の具体性を明記していない。
・なのにグリーンスパンの話を記述して終わる。
408:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/30 09:56:20
円の支配者には上記のような疑問があるのです。
まず、日銀単体だけで日本の金融をすべてコントロールできるわけありません。
ハブのように情報をあげ、手足が必要なのです。つまり大蔵省は日銀のパートナーだったはずです。
銀行が社会主義のような少数管理なら敗戦国である日本の場合、国際金融資本の圧力がないわけがありません。
新生銀行などでわかるとおりです。
考え方を変えてみよう。
円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である
この一言ですべてが判断できます。
大蔵省と日銀の対立は、国際金融資本と国内の利益を考える勢力の争いとも言い換えられます。
共同関係でありながらの対立では、その第三者の介入者がいると考えるほうが自然です。
事実、この本の最後はFRBの方向性、グリーンスパン、そして現在進行中の『ドル崩壊』にも触れられています。
そして世界統一通貨についても。
まんま新世界秩序の人達についてですけど。
URLリンク(www.mkmogura.com)
409:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/30 11:52:43
>>408
ふむ、そういうブログがあるんですね。
大蔵省と日銀の対立関係についてはいろんな見解があってしかるべきでしょうが、
>円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である
は、おそらくその通りでしょうね。第17章~第19章でかなりはっきり書いています。
そしてヴェルナーが最も言いたかったことは最後の段落に現われており、今の状況と見事にオーバーラップします。
P338
彼らの論理からすれば、究極の目標は通貨圏をつないで世界通貨同盟を創り出す事であろう。
・・・・・・・・・ 中略 ・・・・・・・・・ 危機はときには、驚くほどの効果を生むものだから。
410:b
08/03/31 22:14:37
モルガン・チェイスによる米大手証券会社の「救済」買収のニュースが流れたが、
モルガンやチェイスがいかに金融恐慌の主役であり続けてきたかを紹介しておこうと思う。
以下、『新訳 大恐慌』ガルブレイス 184ページからの引用
(1929年9月)29日には、銀行家たちが正午と夕刻の二度にわたって会合を開いた。
…というのも、その日、ぞっとするような噂が取引所を駆け抜けていたからである。
相場を安定化させるどころか、銀行家たちは逆に株を売りに回っているというのである。
銀行家たちの威信は、株式相場よりもさらに急速に低落しつつあった。
夕方の取引後、モルガンのラモント氏は記者会見に立ち、自分たちが株を売却して弱気筋の攻勢に荷担するような行動を取っていないと弁明する羽目になった。
…「銀行グループは協調して市場を支え続けてきたのであり、今後ともその姿勢を保持する意向である。株の売り手になっているという事実はない。」
だが、その後の情報から判明したところによれば、チェイスの(頭取)アルバート・H・ウィギンは個人的に数百万ドルもの空売りを行っていたのである。
ウィギン氏にとって、価格支持操作に協力することは、もしそれが成功すれば個人的には多大な損失を被る行為だったわけである。
さぞかし複雑な心境に陥ったことであろう。
(引用終わり)
411:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/31 22:16:04
この訳本は、原文の皮肉な調子を十分には伝えていないような気がするが、
「数百万ドル」は、今の価値で言えば数百億円に相当するだろう。
当時インサイダー取引の罰則があったかどうかは知らないが、インサイダーの立場にある個人が巨額な空売りを行っていることを取引所が把握していなかったことはあり得ないだろうね。
412:b
08/03/31 22:18:11
>410の (1929年9月) は (1929年10月)の誤りでした。
413:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/01 20:54:22
>>410
その本、面白そうですね。今度読もう。
グリフィンも『マネーを生み出す怪物』の中で恐慌とモルガンとかの関係をかなり書いていますが、
高名な経済学者が書いたのも読んでおく方がバランスがとれるでしょうね。
414:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/01 21:01:15
まだ日本で一仕事残ってるんですね。
なかなか楽させて貰えませんね。
<平成版・前川リポート>新メンバーに福井前日銀総裁内定
4月1日16時57分配信 毎日新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
415:b
08/04/01 22:38:58
>>413
一ページに満たない部分を抜き出しただけなんだが、この部分を読むだけでもいろいろと感じることがあるよ。
本書を読めば、当時は銀行家が証券取引所を仕切っていたようだ。
チェイスのウィギンという人は、価格支持に協力を要請されるくらいだから明らかに取引所の関係者だ。
たぶん、チェイス自身が仲買をしていたのではないかと思われる。ということはインサイダーになる。
仲買なら、どれくらいの資金の人間がどの株をいくら買っているか、あるいは売っているかということも把握している。
しかも銀行は職務上取引先の財務状態を容易に知りうる。二重三重にインサイダーだったわけだ。
そういう立場にいれば、トロール漁のように、大衆筋の一斉買いを逆手に取ることなど簡単だ。
大衆を嵌め込んでいる真っ最中の人間に、はたして価格支持操作の協力を期待できただろうか。
チェイスの行動はともかくとしても、生き馬の目を抜くようなウォール街の連中がお人好しにも仲間が抜け駆けをするのを許しただろうか。
ガルブレイスはこういう疑惑は百も承知で、しかし示唆するようにしか書いてない。
全体の構図も分かっているが、しかし筆を抑えている、というそういう印象を受ける。
それから、「銀行と証券の垣根」、「インサイダー取引規制」というのは当時はなかったようだが、この時の取引所の身持ちの悪さが規制を生み出すことになったのかも、とも思ったがどうなんだろう?
416:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/02 08:19:56
ガルブレイスの大恐慌は俺も持ってるけど
アマゾンの古本、凄く上がってるのなw
去年ブクオフの105円コーナーで1冊見たw
417:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/02 08:30:17
大恐慌の教訓
グラス・スティーガル法・1999年撤廃
↓
ブラム・リーチ・ブライリー法、振り出しに戻る
418:b
08/04/02 11:36:23
ああ、あの有名なグラス・スティーガル法か。これは間抜けでした。
新しいのは長ったらしいからブラリブラリ法と覚えておこう。
419:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/02 15:02:40
>>417
グラム・リーチ・ブライリー法
だお
420:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/02 15:07:53
URLリンク(worldwealth.blog92.fc2.com)
と↑で紹介されている↓
URLリンク(www.kokuminrengo.net)
421:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/02 21:25:43
4月は銀行の決算。
それに先駆けて本日のFRB議長証言は注目されます。
後に控えた銀行決算の結果を全く示唆しない訳にはいかないからです。
ここまでで随分と成果はありました。
どうやらFRBは投資銀行(証券会社)の監督権をも得ることになりそうです。
超長期低金利融資のスキームとその前例をつくることが出来ました。
それを使ってJPモルガンの傘下に大手の投資銀行を組み込むこともしました。
これらを組み合わせれば、公的資金投入と同じ事をNY連銀とJPモルガンだけで行なうことも可能でしょう。
一気に欲張らずに、ここらで一旦矛を収めるということも考えられないでしょうか?
報道では信用収縮が連呼されていますが、今起きているのは銀行間市場における話であり、そこは資金供給で綱渡りながら回避できます。
その結果(融資の厳格化は報道されていますが)、現実の貸し出しの減速はまだ起きていないようです。
これを見る限りですけれど。。。
URLリンク(www.federalreserve.gov)
今日のバーナンキの発言、そして4月の銀行決算を見るまでは頭を柔らかくしておく方が良さそうです。
さておき、余談ですが日本はにわかにこれがやばいなぁ~。ガソリン税どころじゃない。ノーマークだった。。。
赤字国債しばし「凍結」、長短金利上昇も・財務省
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
赤字国債を発行するための公債発行特例法案の成立にメドが立たず、財務省が予算執行のための資金繰りに頭を抱えている。
(後略)
422:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/03 01:25:53
バーナンキ証言に関する初期の報道を読む限りリセッションの可能性について言及したことばかりがクローズアップされています。
が、重要なのはFRBが行なった事実上の公的資金投入が議会で追認されるのか? と
銀行の資本問題についてバーナンキがどういうふうに示唆するのか? だと思います。
一つの山場ですね。
しかし、前回のG7の頃は公的資金投入をあれだけ否定しておきながら、それよりも筋が通らない手段をとったアメリカ。
語るに落ちた感があります。
423:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/03 02:46:17
米、マイナス成長の可能性=FRB議長、景気後退に言及
4月2日23時0分配信 時事通信
【ワシントン2日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は2日、上下両院合同経済委員会で証言し、
年初からの米経済は金融機関の貸し渋り、住宅市場の落ち込みなどで一段と減速しており、2008年前半の成長率は「極めてわずかか、
場合によっては小幅のマイナスに陥る可能性がある」と述べ、リセッション(景気後退)入りの公算に初めて言及した。
FRBはこれまで、景気は大きく減速するものの、プラス成長を維持できるとの見通しを示すとともに、
1月末時点で08年の通年成長率を1.3―2%と予想していた。
バーナンキ議長は「目先の景気見通しはこれより悪化した」と指摘。ただ、08年後半には、
所得税還付などの政府の緊急経済対策の効果などで、景気は底を打つだろうと述べた。
米経済が通常ペースの成長に復帰するのは09年としているが、同議長は「この見通しは下振れするリスクが大きい」とも指摘した。
424:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/03 13:40:26
>>422
後ろめたい事をする者に良くあるパターンだ。
先に言い訳となる事情を強調する。
425:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/03 19:27:01
米FRB議長の議会証言での発言要旨
URLリンク(jp.reuters.com)
抜粋
<金融機関は資本増強する必要>=質疑応答
われわれは今後も金融機関の監視を続ける。預金機関と同様、投資銀行にも流動性を拡大することで、流動性状況の改善を期待する。
監督する側として、われわれは引き続き強固な資本を求め、金融機関には資本増強を促していく。われわれは、特に流動性に強い関心を持っている。
明らかにベアー・スターンズのような事態が繰り返されることのないよう望んでいるし、そうならないとみているが、先行きは不透明だ。
<財務省の金融監督行政の包括的改革案>=質疑応答
改革案で提示されたひとつの案は、金融市場安定のための規制当局としてFRBに広範な権限を付与するというもの。
仮にそうした重要な責務が与えられた場合は、効果的に職務を遂行するため、われわれが適切な権力や権限および
専門知識などを確実に持てることを望む。
FRBは、主要金融機関のシステム的な安定に関してこれを評価し、場合によってはルールを策定する権限を今後も要求する。
それぞれの金融機関を統括する監督当局から受ける間接的な報告に頼らなければならない状況では、こうした職務はうまく遂行できない。
426:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/06 08:56:57
本当に着々と進めるなあ。
2008/04/04-17:34 協調資金供給に新手法=現地通貨、自国担保で調達可能に-主要中銀が検討
URLリンク(www.jiji.com)
抜粋
米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を発端とする信用不安の影響で、
金融機関が市場で資金を調達しにくい状況が続いている。新たな資金供給の枠組みが構築されれば、
米国銀行の東京支店がニューヨーク連銀に預けた米国債を担保に、日銀から円を借りることが可能になる。
427:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/08 02:58:34
ドルは暴落するのか?
そしてドルの暴落はアメリカの借金を目減りさせるので、アメリカにとっては逆によいことかな?
428:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/08 22:33:31
>不換紙幣のドルは小切手が書かれた瞬間に生まれ出る。
FRBはこの国債を支払い「準備」と呼び、これをもとに準備金1ドルあたり
九ドルを自らの債務として(連邦準備銀行券として)創出する。<
単純に考えるとアメリカ国債当たり9倍の不換紙幣が市場に出回ることになる。
こんなシステムでハイパーインフレが引き起こらないのはなぜ?
429:b
08/04/08 23:40:41
適当な想像なんだが、救済のために資金供給しているわけではない。
特定のグループの利益を最大化するために、あるいは財産を移転(スティール)するために口実を求めているだけだ。
その目的のために通貨供給をきちんとコントロールしている。
インフレを加速させることもできるし、減速させることもできる。
あまりにドルの減価が速まると、卑近な例では日本政府による米国債購入への反対の声が大きくなる。
いろいろあるがゆっくりやるのが得
ということかも。
430:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/09 01:29:41
IMFすら公的関与の必要性を指摘。
しかし、これではそもそも何の為の自己資本比率規制なのだろうか。。。
金融機関のサブプライム関連損失97兆円・IMFが推計
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
国際通貨基金(IMF)は8日発表した「世界金融安定性報告」で米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連
などによる世界の金融機関の損失が約9450億ドル(約97兆円)にのぼると推計した。同報告は公的関与の必要性を指摘。
11日にワシントンで開かれる7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は同報告をたたき台に金融安定化を議論する。
昨年10月の前回報告では金融機関のサブプライム関連の損失を2400億ドルと推計したが、その後の住宅価格の一段の下落に加え、
試算の対象を商業不動産担保融資などに広げたため、損失額が大きく膨らんだ。今回はサブプライム問題が表面化した昨年から、
今後2年間に生じる可能性のある潜在的な損失を3月時点で推計した。(ワシントン=米山雄介) (08日 23:51)
431:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/09 21:04:12
いやあ、アメリカは面白いですな。
こんな記事、意味分からないですよね。
表向きはマネーを供給せずに流動性だけを供給する手段の一環。
しかし。。何んでもありだな、アメリカ。。。。
この思惑は外れて98年以降の日本と同じ状態になる可能性があると思います。
ところで2011年から準備金に金利がつくって話は知らなかったなぁ。
これはどういう建前がついているのだろうか?
FRB、信用収縮緩和に向けた緊急対策を検討=報道
URLリンク(jp.reuters.com)
<抜粋>
検討されている選択肢は、
1)財務省が必要以上の資金を調達し、それをFRBに預ける
2)財務省ではなくFRBが債券を発行する
3)銀行の準備預金に対する金利の支払いを、予定の2011年より前に開始する権限をただちにFRBに与えるよう議会に要請する
432:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/10 23:27:40
何でも有りになってきました。
これはジキル島で開催した方が良いのでは?
G7会議、金融機関に協力要請へ・危機回避へ首脳招集
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
11日にワシントンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の拡大会合に、
世界の主要金融機関10社程度の首脳が出席することが明らかになった。米当局の要請を受けたもので、
金融機関が経営危機に見舞われた際の信用供与枠の維持などに協力を求める狙い。
G7に民間銀行首脳が招集されるのは異例。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に
端を発した金融不安が広がる中、官民連携で金融システムの動揺に歯止めをかける。
米からはシティグループのほかリーマン・ブラザーズ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなど
大手銀行・証券のトップクラスが出席。日本は米に金融持ち株会社を設立しているみずほコーポレート銀行の
佐藤康博副頭取が参加し、欧州勢のドイツ銀行などと合わせ米欧日三極の金融首脳がそろう。
欧米有力ファンドの代表者も参加する方向だ。 (07:00)
433:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/11 10:41:28
>>432
世界の主要銀を共同監視とのことだけど、
誰が監視するんでしょね(笑)
どんな指示をするんでしょね(笑)
誰が得するんでしょね(笑)
思わず(笑)マークを付けてしまったが、笑えん。
434:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/11 22:46:23
銀行(信用)を共同監視(監督)するということは世界経済を直接的にコントロールするということである。
静かなる世界通貨圏の創設であり、ヴェルナーの予見は既に当たりつつある、と思う。
ちなみに信用を重視し金利を中心的な役割としないのは、スティグリッツがそうである。
「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) Ⅰ 新しいパラダイムの原理 より引用
P3-P4
本書の中心テーマとは、貨幣の取引需要に基づく金融理論の伝統的アプローチに深刻な問題が
生じてしまったということ、つまり、その理論では貨幣がなぜ、あるいは、どのように重要なのかについて、
説得的な説明ができないことである。むしろ、われわれは金融理論を理解するカギは貸出可能資金の
需要と供給であることを論じる。
(中略)
本書は、金融機関-銀行-が、経済動向を決める上で重要な役割を果しており、また、銀行自体や
銀行行動の中心的な特徴は情報の不完全性の分析に照らして理解される(あるいは、同分析から
導かれる)と論じている。
435:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/11 23:05:36
「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) より引用
P309
そもそも、貨幣あるいは信用のいずれに注目するかで、一体、いかなる違いが生じるのだろうか?
実は、そこに、いくつかの違いがある。
第一に、過去には貨幣の創出と信用の創出との間には密接な関係があったかもしれないが、
この関係は決して強固で不変だというわけではない。
(中略)
第二に、金利や金利による調整は、伝統的な金融理論とは異なって、中心的な役割を果さない。
(後略)
P312
(1) 金融政策の引き締め程度は、実質金利ではうまく測れないだろう。そこでは信用の利用可能量が
重要となる。信用割当がある場合には、貸出需要ではなく、重要なのは貸出の供給だけである。
436:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/12 12:33:02
ヴェルナーやスティグリッツが指摘するように銀行が創造する信用の量こそが経済の第一変数です。
窓口指導を行なっている国ではヴェルナーが指摘するように中央銀行が直接的に信用創造量をコントロールします。
それ以外の国ではスティグリッツが指摘するように自己資本規制などの制度設計が銀行行動に働きかけ経済に波及します。
窓口指導にせよ金融制度の設計にせよ中央銀行群(BIS及び各国中央銀行)が行なっているので、根っこは同じだと思います。
437:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/14 21:24:17
時価会計にケチをつけるところまで追い込まれながら、何故、BIS規制の弊害が騒がれないのだろう?
そればかりか、どうしてより強化するという方向に向かっているのだろうか?
証券の評価の厳格化が会計基準の変更を迫りドミノを倒すきっかけになったし、自己資本規制が信用収縮を加速させている。
規制の内容が悪いわけではないが、変更時には問題が起きる。
それは予想していたはず。
金融機関の資本増強で与信が縮小、米経済が困難に=FRB議長
4月11日7時52分配信 ロイター
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
[リッチモンド(米バージニア州) 10日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、金融機関が負債を減らし資本を
増強しているために企業や個人が与信を得られず、米経済は困難な状況に陥っているとの見方を示した。
議長は講演後の質疑応答で「金融システムおよび個々の金融機関の利益と経済全体の利益は、ある意味で相反している」と述べた。
緊張が続く中、金融機関はレバレッジを減らし、バランスシートを縮小させ、自己資本比率を高めている。しかし、これは与信を供与する
通常の市場機能を低下させることになると指摘した。
438:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/15 23:51:34
現在の段階でBIS規制を強化するとは狂気の沙汰だね。
439:b
08/04/16 00:40:27
80年も前の出来事の「大恐慌」にこだわりすぎるかも知れないが、
どうも著者ガルブレイスの書き方が気になる。
(以下、ガルブレイス新訳「大恐慌」p232)
しかし、ウィギン氏の金融オペレーションの中で、なんと言ってももっとも華麗だったのは、
チェース・ナショナル銀行の株式に関するものであった。
そのための財源には、チェース本店そのものの資金が当てられた。
特にうまくいった事例として、シャーマー社(引用者注:ウィギンが樹立したダミー会社)が
1929年9月23日から12月4日の間にチェース・ナショナル株を42,506株空売りしたケースが挙げられる。
440:b
08/04/16 00:41:10
(同書p234)
1932年末、ウィギン氏は会長への再任を辞退する意向を表明した。
その際、65歳を間近に控えた彼は
「長年にわたって、チェース・ナショナル銀行が成長と繁栄を謳歌し、社会のお役に立つ銀行たるよう心血を注いできた」
とやや大げさに語っている。
だが、一方で、エクィタブル・トラスト・カンパニーとの合併に伴ってチェースに移籍した
ウィンスロップ・W・オルドリッチは、ウィギンを無用視するようになっていた模様である。
ロックフェラー一族配下のエクィタブルから来たオルドリッチは、ウィギンとは異なって従来型の堅実なバンカーだった。
ともあれ、ウィギンの退任に当たって、チェースの取締役会は、
「当行に対するウィギン氏の功績に多少なりとも報いるべく」
満場一致で彼に10万ドルの生涯俸給を支払うことを決定した。
だが、後に明らかになったところによれば、実はこの味のある寛大な処置も、ウィギン本人の発想によるものだったのである。
ウィギンの退職後数ヶ月経って、上院の調査委員会が彼の言動に関する詳細な調査に乗り出すことになった。
ウィギンの後任者となったオルドリッチは、前任者の怪しげな活動がいかに広範かつ多岐に及んでいたかを知って、
驚きの色を隠し得なかったのである。
そして、生涯俸給を支給することを決定したことはとんでもない間違いだったと述懐したのであった。
なお、ウィギンは、後にこの俸給を辞退している。
(引用終わり)
441:b
08/04/16 00:42:19
以下は引用部分に関しての感想。
大暴落が始まった1929年10月24日は「暗黒の木曜日」として知られているが、チェース会長の大量の空売りがこの時期に行われていた、ということがサラッと書かれている。
それはともかく、後任のオルドリッチが「驚きを隠し得なかった」という下りには、「ちょっと待てよと思わないだろうか。
チェース会長としてのウィギンの活動について社外の調査委員会が明らかにしたことを、チェースのトップになったオルドリッチが知らなかったということは少なくともあり得ない。
それどころか、ウィギンを追い出したかったオルドリッチが、前会長の弱みをつかんで追い落としに利用しようとしていたことは想像に難くない。
ただし、オルドリッチとしては、背任行為の証拠をウィギンの鼻先に突きつけるよりは、ロックフェラーを通じたコネを利用して、第三者委員会に調べさせるという手の方がよりスマート。で、本書に書かれているような顛末になったということではないのか。
しかし、驚いたふりをしたオルドリッチも白々しいが、著者のガルブレイスにしても、単純に公平な観点で書いているだけだろうか。
本書を素直に読めば、ロックフェラー系の銀行は(インサイダー取引などに走らない)堅実な取引をしているという印象を持たされるが、彼らはそんな正直者だったろうか?
ロックフェラーが背後にいたということは、ウィギンをスケープゴートにしようとしたのではという想像も働くのだが、ガルブレイス自身もその輪の中に加わっているのかも、という気にさせられる。
442:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/17 22:29:21
新しい金融論(スティグリッツ/グリーンワルド) P86
自己資本比率を引き上げると、貸出残高は減少する。そもそもの意図は異なるが、
標準的なマクロ経済のコントロール・メカニズムと全く同じように、自己資本比率の引上げは、
その規制が実効性を持っている限り、貸出(したがってマクロ経済活動)に影響する。
(引用終わり)
銀行の自己資本、積み増しを・バーゼル委
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
日米欧の銀行監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会は16日、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で
合意した監督強化策に沿い、銀行の健全性を示す自己資本比率の計算方法を厳しくすると発表した。
世界の金融機関が多額の損失を負った債務担保証券(CDO)など「二次証券化商品」を抱える銀行に対し、
自己資本を厚く積むようルールを変える。(後略)
443:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/17 23:50:21
>>442
要するに、信用収縮を加速させて世界的に不況へ落とし込むことを狙ってるのかな?
不況の先に何を狙ってるんだろう。単なる不況利権の拡大? 構造改革促進? それとも世界通貨統一?
なんにしてもイヤ~な臭いのするニュースだよなあ……
444:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/18 02:04:12
>>443
嫌なニュースです。
銀行貸出、即ち信用の創造量を重視した理論に着目していれば自明なのですが、
自己資本規制の強化は
自己資本比率不足→貸し渋り→企業倒産→不良債権の発生→自己資本比率不足
というように信用収縮を直接的に引き起こします。
一方でこのループから抜け出る資本創造の仕組みも用意されています。
プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です。
BISとFRBは、マッチポンプを行なうことで経済の生殺与奪権を完全に掌握しているかのようです。
残念ながら我々には事後的に理解することしか出来ません。
ルカ04:03
そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」
ルカ04:06-07
そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。
だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」
445:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/21 23:45:05
URLリンク(jp.reuters.com)
英中銀、商業銀保有のモーゲージ証券と500億ポンドの国債の交換を提案
この政策の効果はどうなのだろうか?
446:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/21 23:45:07
URLリンク(jp.reuters.com)
英中銀、商業銀保有のモーゲージ証券と500億ポンドの国債の交換を提案
この政策の効果はどうなのだろうか?
447:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/21 23:47:41
>>444
>プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です
プライマリーティーラーに貸し出す際の金利は公定歩合ですよね?
448:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/21 23:54:34
>>446
手をかえ品をかえやって来ますね。
見出し通りにモーゲージ証券と国債の交換をしたなら事実上の公的資金投入。
これは実はそういうわけではないですけれど、公的資金投入への期待感を高めるという効果がありそうですね。
勿論、表向きはお馴染みの銀行間市場の流動性の改善ですけど。
449:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/22 00:08:27
>>447
財務内容による、と思うんですがググってもはっきりしないですね。
この制度は2008年3月に突如始まりました。
元々プライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)というのを2003年からやっていて、これは銀行が対象。
財務内容が良い銀行は公定歩合で、悪い銀行はセカンダリー・クレジットとなって誘導目標+200bpで貸します。
このプログラムの対象を銀行からプライマリーディーラーに拡大したのとだと思っています。
これで銀行だけでなく有力証券会社(=投資銀行)が中央銀行から低金利で直接融資を受けられる。
これをうまく使えば公的資金投入と同じことが可能だな、と思ってます。
450:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/22 07:49:56
>>449
市場原理の体裁を繕うのとアメリカ国民の税金使っての金融機関への公的資金注入への批判を
かわす為のモノでしょうかね
ポールソンがG7で見栄を切ったのもこれを念頭に置いての事なのかしらん
451:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/22 22:58:18
>>450
ポールソンなんて名実ともに投資銀行の中の人なんだから、その利益しか考えないでしょう。
どう考えても公的な枠組みを使うよりも、民間の投資銀行を使った方が彼等には都合が良いでしょう。
救済する相手の株価は下がっていれば下がっているほど良いし、増資を引き受ける資金は連銀から安く長期に借りられると良いです。
欲張りなのでリスクを連銀に背負わせる形をとると思います。
連銀に損失が出ても、それは国民負担に転嫁されるだけですから関係者は傷まないです。
スキームはやや違いますが、JPモルガンによるベアーの買収劇はその雛形と言えます。
あれが議会で追認された時点で、FRBは巨大な権限を掌中に収めたと言って良いと思います。
訂正:ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N>の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、設立される管理会社に供給するJPモルガン発行の劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
内訳はNY連銀融資が290億ドル、劣後証券が10億ドル。
期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合のプライマリー・クレジット金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券はこれにプラス450ベーシスポイント(bp)で現在は7.00%(訂正)となる。
*発表者側の申し出により、第3段落の劣後証券のスプレッドを「475ベーシスポイント(bp)」から「450bp」に、
金利を「7.25%」から「7.00%」にそれぞれ訂正します。
452:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/23 00:31:57
バーナンキFRB議長:戦いの片手に権限拡大、片手に大恐慌の教訓
URLリンク(www.bloomberg.com)
<抜粋>
・バーナンキ議長は、連邦準備制度の95年の歴史の中でも最も積極的にその力を拡大して事態に収拾に対応した。
・1930年代以来初めて投資銀行に対しても連銀の窓口貸し出しを実施できるようにした
・資金難に陥った米投資銀行ベアー・スターンズを救済するという前代未聞の措置を講じた。
・ポールソン米財務長官が3月31日に発表した米金融行政の大幅な改革案は、FRBの試みを支持する格好となった。
・商業・投資銀行や保険会社、ヘッジファンド、投資信託を含む金融システム全体を監督する恒久的な役割を連邦準備制度に付与するという方針が示されていた
・ライル・グラムリー氏「ポールソン長官の改革案についての1つの解釈は、望むことがすべてできるような権限を手渡されたということだ」
・2000年に出版した大恐慌についての考察を記した著書では、序文に「大恐慌を理解することが、マクロ経済の究極の目標だ」と記している。
・議長の意図は、FRBの権限を最大限に引き出すことだ。
453:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/26 18:02:19
中央銀行が低インフレを目指す理由とデフレが破壊的に作用する理由。
銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。
454:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/26 18:41:28
>>45
いろいろな考え方があるでしょうが下記は一例として。
>中央銀行が低インフレを目指す理由
(1)目標をインフレよりにするのはデフレスパイラルに陥らないようにするためのバッファ。
完全な安定は不可能だから、デフレよりはましなインフレの方に軸足を置く。
(2)低く抑えるのはインフレタックスという問題があるから。
>デフレが破壊的に作用する理由
これは多岐に渡るでしょうね。
とりあえずデフレスパイラルでググって読んでおくのが無難でしょうか?
企業のバランスシートという観点でも論じることが出来ると思います。
また『円の支配者』の主張の一つは、「デフレこそが今(当時)の日本の不景気の原因である」ということです。
そのかいあってか今ではデフレと不景気は同義語であるかのように使われます。
>銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。
フィッシャーの交換方程式 でググっておいてから『円の支配者』を読むか、このスレの>>5以降を読んでは。
455:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/26 18:42:25
アンカー間違え
× >>45
○ >>453
456:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/27 21:52:35
さて銀行決算も一通り終わって踊り場に来ました。
これからは二通りのシナリオがあると思います。
(1)一旦、矛を収める
既に多国間の中央銀行の協調体制が世界に認められたし、FRBの権限も大幅に拡大出来たことに満足し一旦は小休止し、次を本番にする。
これから金融寡頭勢力同士で新株を引き受け合うことになると思いますが、その後で株価下落が続くと彼らに損失が出てしまう。
(2)市場が楽観に転じたところでカモの晩餐を開く。
両者の違いは休日の長さの違いに過ぎませんが、意味的には大きなちがいがあるでしょう。
ファビアン思想からいくと(1)のような気がしますが、読めるものではありません。
後れて報道される事実を元に理解に努めるのが精一杯です。
ただ、ここまでの流れは
・戦術的には 自己資本比率規制×会計規則の変更
・戦略的には 金融危機の結果として起きる超国家的中央銀行システムの権限拡大
という観点で眺めていると非常に興味深かったと思います。
457:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/27 22:11:20
それにしても昨年の7/19のバーナンキ証言をきっかけに始まった一連の危機。
一年もたたずしてFRBの権限が大幅に拡大し、時を同じくしてに公的資金を投入。
これで、もしかしたらソフトランディング。
天晴れじゃないですか。
お金やルールは、それを創る側の人達にとっては守護するべきものではなく
もっと大きな目的を達成するための道具に過ぎないということが改めて分かりました。
458:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/28 02:36:50
ファビアン思想とは何か?
459:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/28 20:36:50
>>458
失礼。ファビアン社会主義者が好むやり方というニュアンスで書きました。
性急に事を運ぶやり方は「らしくない」。
マネーを生み出す怪物P117
ファビアン協会
ファビアン協会とは世界社会主義実現をめざしたエリート知識人の集団である。共産主義者が
暴力と革命を通じて迅速に社会主義を樹立したがったのに対して、ファビアンのほうは宣伝と法律を
通じてゆっくりとことを成すほうを好んだ。社会主義という言葉も使わず、代わりに大衆のための福
祉や医療、賃上げ、労働条件改善などを掲げた。
P121
IMFが設立したとき、ファビアン社会主義者ジョン・メイナード・ケインズは、世界の中央銀行が
「バンコール」という準備通貨を発行して、すべての国の政府を金の規律から解き放つことを
思い描いていた。
460:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/28 22:57:10
ちょっと話ずれるけど、今、草思社のHP見たら、
どういう形になるかはよくわからんけど
とりあえず倒産解散は免れたみたいだね。
461:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/04/29 19:51:59
ウェゲナー氏の新作はいつごろでますか?
462:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 02:23:02
今回のサブプライム問題は、サブプライムのような融資を証券化し、金融の分野で信用創造が拡大した結果起きた金融の暴走と考えてよろしいかな?
ヴェルナーの述べる分解信用創造のモデルからわかるとおり、非GDP取引への過剰な信用創造が起き続けた結果として株式市場は60兆ドル、CDS市場は45兆ドルまで拡大した。
肥大化しすぎた金融から株や不動産の下落で、商品市場にマネーが流れて、商品の値上がりにつながる。
商品市場の値上がりが、実物経済を混乱させ、スタグフレーションを引き起こしている。
463:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 02:30:16
>>454
世の中のお金が借金によって作られているので、低インフレにすることによって企業のバランスシートの負担を低く抑えるという考えは如何ですか?
464:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 09:42:15
>>462
ええ、そうでしょう。証券化が暴走を招いたようです。
銀行が新規の貸し出しを行った時に信用創造が行なわれ流通しているマネーが増えますが、
これに対する制約(歯止め)として法定準備率、支払い準備率、自己資本規制があります。
ところが「貸し出し」を証券化して投資家に売ってしまえば、バランスシートの「貸し出し」が「現金預け金」に変わります。
これは準備率や自己資本規制という歯止め効かなくなることを意味し信用創造の暴走を招いてしまったようです。
銀行が債権を証券化して売っておわりなら、バブル崩壊で投資家は破滅しても銀行自身は安泰だったでしょう。
ところが銀行自身も他の金融機関が発行した証券を持っていたり、傘下にSIVを抱えていたことで巻き込まれました。
そしてこの崩壊はいつかは起きる運命でしたが会計規則の変更によって時期を特定したような気がします。
RMBSとその派生商品のバブルがはじけて、そのお金は先ずは国債や原油先物や金やプラチナ、穀物先物に流れたようですね。
原油先物や穀物先物の活況は物価上昇の遠因になるでしょう。
また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
逆に連鎖的な信用収縮(貸し剥がし)が起きればデフレが起きます。
うまくバランスすれば物価上昇が抑制されるかもしれませんが、そんな芸当はさすがに無理でしょう。
インフレ(又はスタグフレーション)の可能性が高く、その次にもしかしたらデフレがおきるかもしれません。
FRBの政策によってもある程度方向付けられるでしょう。
ところで、物価の問題を通り越し、食糧危機に発展していますね。
以前NHKで見たんですが、アメリカの農家がコーン価格が上がるのを待つために巨大な備蓄倉庫を共同購入していました。
天明の大飢饉が世界規模でおきるんじゃないかと不安に思いました。
465:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 09:44:36
>>463
経済成長への貢献という意味ではそれが一番大きいと思います。
事業主にインセンティブを与えることになります。
466:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 10:07:32
>>464の訂正
×また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
は文脈上、重複してますね。ここは
○また、金融市場から産業市場への流出も進むでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
とすべきでした。これは名目GDPも押し上げますからスタグフではなくインフレ要因ですね。
467:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/02 23:00:03
>>466
商品市場にマネーが流れることで、コストプッシュインフレを引き起こす。
産業市場にマネーが流れれば一時的に産業市場の消費が活性化する。
この時点ではインフレです。
しかし、証券や不動産の下落による混乱は、銀行の自己資本を毀損することになり、貸し渋りが起きる可能性がある。
そうなると、銀行貸し出しがされなくなり、消費が減少するのでデフレになる。
と言う流れですかね。
468:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/03 00:36:58
>>467
そういう筋道があるな、と思っていますが、正直分からないです。
スタグフ、インフレ、デフレの全てがあり得ると思います。
ただ、私は世界通貨統合(少なくとも国際決済通貨の創設)という計画があると信じているのですが、
その場合でも現在の基軸通貨であるドルのハイパーインフレをきっかけにするという方法論はとらないと思います。
「金など要らない」という状況が生じるとマモニズムが一気に解けてしまいますから、あまりにもリスキーです。
ですから、高インフレがある程度の期間起きるかもしれませんが、中央銀行の表の顔であるインフレファイターぶりが
発揮されてハイパー化は防がれるのでは無いでしょうか?
今と全く違う仕組みの通貨、例えば商品バスケット通貨などが用意された後でのドル暴落はあり得ると思いますが手順前後は
無いのではないかと思います。
469:468
08/05/03 00:52:23
話を飛躍させてしまったので少し戻して、
アメリカの場合、貸し出し統計を見ただけでは信用創造の伸びが正確に測れそうにないので困りものです。
ヴェルナー理論では『新規の貸し出し』が重要としてます。それはそうです。
不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。
アメリカの場合はもっとやっかいで、「貸し出し」が証券化されて転売されてしまいます。
そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。
ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。
さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。
470:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/03 11:37:23
>>469
>貸し出しが証券化されて転売されてしまいます。
>そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。
証券化されてしまうということですが、証券化されると貸し出しが現金預かり金に変わってしまう。
そのときの統計は、貸し出しがなされる前に変わるのか、された後に現金預かり金に変わるのかどちらでしょうか?
貸し出しがされた後に証券化することによって貸し出しが現金預かりに変わるのなら統計上は問題ないと思うのですが。
何十年もアメリカの経済を分析していた知り合いは、統計が操作されている可能性を疑っています。
全世界のエコノミストが注目するアメリカ経済で信用創造のような分かりやすい指標など正確に出さないだろうと。
911を自作自演するような国ですから、その疑いはあながちありえなくはないと思います。
>ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。
ここはいかがでしょうか?
URLリンク(www.federalreserve.gov)
>さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。
CMAに関しては信用創造を行いますか?
471:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/03 13:52:10
>>470
一月前の貸出残高が100だとして翌月に110になっていれば
この一月の信用創造の増減が+10だったのだな、と思いたくなります。
事実、日本なら大体それで間違いないでしょう。
ところが証券化が進んでいるとこの類推の精度が下がります。
ややこしいので具体例。
今月の信用創造の増減、即ち貸し出しの増減が+30だったとしましょう。
しかし、このうち20を証券化して売ってしまえば、これは帳簿上、「貸出」ではなくなります。
すると見掛け上貸出残高は+10となって、「今月の信用創造量は+10なんだな」っと思ってしまいます。
これは錯覚で本当は+30の信用が供与されているのです。
この議論は統計に反映されるタイミングがどうであれ、結局はおきる事です。
今、FRBが発表している貸出残高は順調に増加しています。
では、それだけ信用創造は進んでいると考えて良いのか?これが疑問です。
証券問題で証券化が鈍ってきているので上記の例とは反対に貸出残高という統計値で見ると伸びている錯覚をしている可能性があります。
私の説明は下手で申し訳ないですが、良いのが見つかりましたので貼っておきます。
米国でクレジットクランチは発生しているか
URLリンク(www.jri.co.jp)
472:471
08/05/03 14:00:18
付け加えるとFRBが統計を操作する可能性は個人的にはあり得ると思います。
しかし最初からそういうのを前提にしても立証不可能だしどうしようもないかなと思います。
473:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 00:41:41
5月6日 赤旗
中小企業向け貸し出し大幅減
銀行の貸し出しが減少しています。
日本銀行の調査によると都市銀行など大手銀行の三月の貸し出し平均残高は前年同月比0、2パーセントの減となりました。
前年実績割れは2007年4月以降、12ヶ月連続です。
日経ネット
銀行計貸出残高
07年度の銀行貸出残高、0.7%増
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
474:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 20:52:49
バーナンキは少なくとも連銀に口座を持つ金融機関にとっては神、あるいは絶対君主ですね。
いろいろな問題がくすぶっていますが、今のスタンスを続ける限りクラッシュは無いでしょう。
本当は納税者にコストあるいはリスクを背負わせることで支えたのですが。。。
そして、次のシナリオはなにをきっかけにいつ動き出すのでしょうか?
米FRB、準備預金への金利付与を議会に要請へ=WSJ
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
[ニューヨーク 7日 ロイター] 7日付のウォールストリート・ジャーナル紙によると、米連邦準備理事会(FRB)は、
商業銀行の準備預金に金利を付ける権限を年内に認めるよう議会に正式に要請する。
複数の関係筋の話として報じた。金利の調節手段や信用不安への対応手段を強化することが狙い。
同紙によると、FRBの幹部スタッフが今週、FRBの監督を担当する議会委員会と、この問題について協議した。
民主・共和両党の主力議員は、FRBの提案に前向きだが、銀行救済は政治的に敏感な問題で、議会で早期に承認されるかどうかは不透明という。
バーナンキFRB議長が、近く議会に書面で要請する。
預金準備全額に金利を付ける案と、最低必要額の超過部分にのみ金利を付ける案が提案される可能性がある。
年間コストは、前者が1億5000万ドル前後、後者が3000万ドル前後という。
FRBは、年内の実施を求めており、議会が8月の休会前に動くことを望んでいるという。
475:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 22:08:09
準備預金に金利……
なんか、すげー姑息な感じで笑っちゃうけど、でも着々とやるって感じだねえ
476:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 22:19:53
日本の量的緩和政策(正しくは超過準備政策)において準備金(超過部分だけでも)利子がついたら銀行は嬉しかったでしょうね。
勿論、これは間接的な国民負担。
何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、
超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。
もっとも、この政策は確かに銀行間市場の安定化に貢献するでしょうし、より金融市場を統制しやすくするでしょう。
「金融システムが危機に陥れば納税者は大きなコストを支払うことになる。ならば、この小さなコストの方がベターだろう。」
聞き飽きたロジックです。
しかし忌々しいことに今の金融システムではそれがベターだと認めざるを得ません。
477:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 22:47:15
>>476
>何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、
>超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。
これって日銀でも同じですか?
478:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 22:52:53
加藤出さんと山広恒夫さんが書いた「バーナンキのFRB」という本は非常にお奨めです。
残念ながら(?)陰謀論とかの類ではなく真面目な本で、FRBの歴史とかバーナンキの議会証言などが紹介されています。
特筆すべきはFF市場の真実が書かれていることで、具体的にどんなやり取りがされているか分かり易く紹介されています。
昨今の報道の仕方はあまりにも不親切で断片的なので、ある程度、技術的なことを知らないとついていけません。
ドルは金融業界と運命共同体、FRB資産の流動性対策増-東短・加藤氏
URLリンク(www.bloomberg.com)
479:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 23:01:27
>>477
Yes.
中央銀行は資産を習得することでベースマネーを発行します。
資産は銀行への貸し出しであったり社債もありますが、代表的なものは国債です。
これらの金利収入が中央銀行の収入になります。
支出はオペなどの様々な取り引きにおける損失や職員の給料や福利厚生費(や福井さんの企業年金とか)といった諸経費です。
収入から支出を引いた剰余金のうち一部を必要に応じて準備金としてストックし残りは国庫に返還します。
正確さを期したかったり詳細を知りたければ日銀のHPを参照ください。
480:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/07 23:04:18
あっと、分かってると思うが日本では(まだ)準備金に金利はついていません。
481:商人ひ ◆/w.tcrP1JE
08/05/07 23:11:23
ん?こいつらこっちの様子を欲みてるよw
482:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/08 10:52:46
>>478
> 昨今の報道の仕方はあまりにも不親切で断片的
ほんとそう思う。
例えばヴェルナー読者とかなら「信用」が何を意味するのかわかるけど、
TVや新聞は説明もなしに「サブプライムで信用収縮がどーの」とか平気で言いっぱなすもんね。
483:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/08 23:39:09
>>482
同感です。
私は特に資金供給について「輪転機を回す」とか「札を刷る」と表現することが時々あることに問題を感じます。
勿論、これは慣用的表現ですが我々はこの言葉から何を連想するかは決まっています。教育によって条件付けされてますので。
敗戦国ドイツで起きたハイパーインフレ、
リアカーに札束を入れて買い物に行ったり、
薪を買うのが面倒で札を燃やしたっていうエピソードが頭に浮かぶはずです。ハイパーインフレです。
実際には中央銀行が資金供給を行なっても我々の身の回りに流通するお金は増えません。
資金供給を行なえば超過準備金が増えるのでその乗数倍の信用創造が起きるじゃないか、という人も居ますが、
銀行が資本問題で苦しんでいる時にそれは起き得ないのです。
一方で連銀の口座は金融機関同士の取り引きの決済に使われます。
すなわち資金供給で準備金が増えれば彼等が行なう取り引き対象の値上がりには直接繋がる可能性があります。
それは国債だったり社債だったりMBS,、もしかしたら株や商品証券かもしれません。
資金繰りに心配がある金融機関は短期国債メインで長期国債を、より余裕のあるところは高格付けの社債から株や商品証券にも手を伸ばすでしょう。
そして我々はマネーサプライによるインフレではなく、商品証券の値上がりが招く新しいタイプのインフレに直面しているのかもしれません。
484:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/09 00:15:16
訂正
商品証券っていうのは間違いです。
商品先物取引って言うべきですね。
そして銀行とかが直接これを購入することは多分出来ないかな?
このあたりは調べなきゃ。。。
485:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/09 00:33:22
>>484
URLリンク(www.meti.go.jp)
P9
-商品取引は、他業禁止の典型として、その現物取引は銀行グループに認められておらず、商品デリバティブも
差金決済取引に限定。
-米国においては、金融持株会社(FHC)の認可を受けた銀行グループの銀行兄弟会社が、商品デリバティブの
補完的業務との位置づけで、リスク管理上の一定の制約下、商品の現物取引を許容。
486:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/09 01:46:38
通貨同盟 URLリンク(ja.wikipedia.org)
米経済を懸念、欧州は単一通貨のおかげで底固く推移=ユーログループ議長
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
[パリ 8日 ロイター] ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼財務相)は8日、米国の景気減速を懸念しているが、
欧州経済は単一通貨ユーロのおかげで底堅く推移している、との認識を示した。
同議長はフランスのラジオ局に「欧州は外的ショックにうまく抵抗している。ユーロが導入されていなければこれほど抵抗力はなかっただろう。
欧州経済は米国よりもはるかに順調だ」と述べた。
487:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/09 07:49:14
無担保短期コール翌日物ってなぜ銀行は使いたがるのでしょうか?
日銀からの貸し出しのほうが金利が安いと思うんですが
488:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/09 20:52:26
>>487
いえ、無担保コールO/N物レート(平均)の誘導目標より基準貸付金利の方が必ず高く設定されますよ。
今で言えば前者が0.5、後者が0.75です。
次に良く見かける理由は、日銀借り入れなんてすると金融市場から資金調達出来ないような財務状況かと思われてしまうことかな。
三番目にいろいろと干渉されるのが嫌なんじゃないでしょうか?
我々が銀行から借り入れる時ですら融資の時に年収とか仕事とか用途とか様々なことを聞かれますよね。
日銀の窓口で借りる時も「使い途を問わずに貸してよ」ってわけにはいかないんじゃないでしょうか?
公式・非公式の「アドバイス」なり「道徳的説得」がされるんじゃないですか?・・・・・・・・窓口指導って奴ですよね。
今、アメリカでは窓口貸出が増えてたと思いますが融資担当者はこんなことを言ってるかもしれませんよ?
「ご希望通り御融資致します。そういえば、~~銀行が近々増資致しますね。資金の一部をそちらで運用される
のもいいかもしれませんね。」 空想ですけどね。
489:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/11 15:14:10
銀行会計について学ぶには「銀行経理の実務 」は有効ですか?
490:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/11 17:53:36
面白い情報なので貼っておきます
902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01
米AIGの第1四半期は過去最大の赤字、資本調達へ
URLリンク(jp.reuters.com)
世界最大の保険会社、米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
が発表した第1・四半期決算は前四半期に続き過去最大の赤字を計上。
バランスシート強化のため 125億ドルの資本を調達すると明らかにした。
純損失は78億1000万ドル 1株あたり3.09ドル)。前年は41億3000万ドル(同1.58ドル)の黒字を計上していた。
第1・四半期はモーゲージ投資などに絡む評価減が響いた。
クレジットスワップ関連では91億1000万ドルの評価損を計上した。
491:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/11 17:53:55
商品の単価が1万円以上場合、消費税の税率を8%にする。
商品の単価が1万円未満の場合の消費税率は現行のまま税率5%に据え置く。
これが最善の消費税率。
492:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/11 17:54:18
902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01
ここで気になるのは、CDS関連の評価損を91億ドル計上しているということです。
少しおかしな表現となりますが、CDSはデフォルトが発生しないことを前提に取引されてきたわけです。
CDOでも問題となりましたが、リスクを分散させることで全体的なリスクを下げるという
金融工学の手法が無効化してしまっている。
このような手法は、現在のような信用収縮、流動性不足の状態を、まったくといってよいほど考慮していない。
結果的に、リスク分散が相対的なリスクの回避から、単なるリスクの拡大に変化してしまっている。
サブプライム問題の発生と世界的な資金規模の縮小、信用リスクの上昇により、問題発生以前に販売され
たCDSは、膨大な含み損状態に陥っているものと推定される。
また、CDS市場は株式や債券市場などに比べ規制が少なく参入しやすいために、十分な支払い能力を持た
ないヘッジファンドなどのリバレッジマネーが流入している。
デフォルトが発生した場合、CDSの売り手に実際の支払い能力不足は生じる可能性が指摘されている。
さらにいえば、ヘッジファンドには中央銀行などの救済などのセーフティネットがないということである。
CDSを行使しても、保険金が受け取れないということも十分に考えられるわけですね。
この場合、デフォルトの連鎖が津波となり、CDSの買い手と売り手を同時に襲うこととなる。
ちなみにCDSの総額は45兆ドル以上といわれている。
金融危機は新たな段階に入ったのかもしれません。
493:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/12 00:04:32
>>490
こういうのがまだまだ出てくるんでしょうね。
簡単に125億ドルの資本調達というけれで誰が買うんでしょうんね?
他にもシティが3年で4000億ドル!!の資産売却でしたっけ?これもね。
全部まとめてFRBがマネージメントするんでしょうね。
個々の判断に任せてたらクラッシュするような気がします。
自律飛行出来ないことを良しとしているのか、それとも持て余しているのか。
494:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/13 01:10:43
率直な発言。
米MBSが3月のベアー救済後に急回復、対米国債リターンが3%近くに拡大
5月12日18時42分配信 ロイター
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
3000億ドル以上を運用するフェデレーテッド・インベスターズの政府債・MBS担当共同責任者、トッド・エイブラハム氏は
「モーゲージ市場の負けに賭けるのはFRBの負けに賭けるのに等しく、FRBがこのゲームを失うことはない」と指摘した。
495:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/14 23:30:57
Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices Chart Data
URLリンク(www.federalreserve.gov)
496:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/14 23:50:35
>>495
融資担当者が回答している側のやつですね。
明らかに融資基準を厳しくしていますから企業倒産の増加が懸念されますね。
そしてそれが不良債権の再生産どころかCDS市場に飛び火して加速するっていうのが悲観シナリオですか。
他にも原油バブルとか食糧危機とかバーゼル3とか引き金はいっぱいあるし、次の幕は確実に開くのでしょう。
FRBに盲目的に依存することで作られた平安は永くは続かないでしょう。
マネーを生み出す怪物 P551
カモは飛ばなくてもすむので幸せだった。農民はもっと幸せだった。長い冬のあいだ、
いつもおいしいかも料理を食べられたからである。
497:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/16 01:01:03
>>496
後はアメリカ国債の格付け引き下げとかね。
AAAはどう考えてもおかしいでしょ。
498:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/18 12:05:19
前川リポートの前身という
佐々木直「世界国家への自覚と行動」(佐々木レポート)
はどこで読めるかご存じの方います?
前川の方はネットに全文あるんですけど、佐々木の方は無いみたいで。
499:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/18 22:36:11
○ロン・ポールは、最近、「革命宣言」(レボリューション・マニフェスト)
を出版した。
○つまり、彼は、「革命」!!
を米国民衆に呼びかけて居るのである。
○ロン・ポールの「革命」の綱領は何か。
○それは、
(1)米国建国の精神に復帰せよ。
(2)海外のすべての米軍を米本土に引き上げる。
(3)米FRBの現体制を廃止して、米国通貨を米国の国民、議会の
管理下に置くべし、と。
○しかし、米国FRBの所有者は誰か、
○それは、ロスチャイルド=シティ・オブ・ロンドンを中核とする
イルミナティ世界権力である。
500:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/19 22:33:23
ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。
そこに祭壇を築いて、焼き尽くす生け贄を神に捧げた。
神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、
全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。
その契約の証として、空に虹をかけたという。
―旧約聖書『創世記』より
商品市場、バブル発生の可能性も=リーマン・ブラザーズ
2008年 05月 19日 15:12 JST
URLリンク(jp.reuters.com)
・商品インデックスで運用されている資産は2006年初めの総額約700億ドルから、今年4月中旬には2350億ドルに拡大したという。
・商品市場は規模が小さく、一部の商品は100万ドルの資金流入で相場に大きな影響が出る場合がある。
・新規の資金流入は昨年12月以降急増している。
・商品市場では、原油CLc1、金<XAU=>、銅MCU3などが最高値を更新。
・一般にはなじみの薄いスズMSN3や鉛MPB3も昨年、中国の需要拡大などを背景に最高値をつけている。
501:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/21 01:13:05
白川総裁は今の所、良い感じ。率直で丁寧で誠実な受け答えに思える。多分、プリンスではないのだろう。
再送:白川日銀総裁会見一問一答
2008年 05月 20日 20:04 JST
URLリンク(jp.reuters.com)
502:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/21 09:46:58
プリンスの系譜が今どうなってるのか気になるよな~
いまだ存在するのかしないのか、存在するなら誰なのか。
確かに白川は露骨なプリンスっぽさは感じないね。実際はわからんけど。
ちなみに先日の日経記事曰く、今回日銀が副総裁に推薦したのは以下の三人。
白川方明
平野英治
三谷隆博
503:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/22 01:35:50
銀行業ってやっぱりクリエイティブ。
自分が創造した信用を相手に融資して自分が持っている不良債権を買い取ってもらう。
銀行業としてはOKなのは分かるが、凡人の感性で言わさせて貰うと不思議というか。。。
直接関係ないけどブラックロックって郵貯の運用委託先の候補でもある。
スイスのUBS、ブラックロックへの資産売却で資金の75%を融資
2008年 05月 21日 16:04 JST
<要約>
・UBSは21日、150億ドル相当の不良債権化した米国の不動産ポートフォリオをブラックロックに売却する
・UBSはブラックロックに資金の75%を融資した
・ブラックロックは、残りの37億5000万ドルを投資家への株式発行で調達するという
504:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/22 04:50:47
プリンスがいるなら多分東大法学部出身だ
日銀出身総裁のほとんどが東大法学部出身だ
505:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/22 09:56:56
>>503
不思議もなにも、通常の概念ではそれを「詐欺」って言うよ
506:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/22 09:59:07
>>504
なるほど。
ちなみに白川は東大経済学部卒だね
507:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/05/22 21:58:51
>>505
本物の詐欺師は尻尾を掴むことが出来ないどころか掴むべき尻尾が無い、ということだね。
しかし、こういうのって途中に第三者を介在させることで分かり難くするものだと思っていたけど相当追い詰められてるんだろうな。
ため息がついてしまうのは、どう考えても郵貯は使われるだろうなってこと。
適当な受け皿会社が作られ、そこが発行する社債や株式を郵貯資金で買う(見掛け上は郵貯の資産は社債や株式)。
受そしてけ皿会社はそのお金でいろんなところの問題資産を買い取る。まあ、こんなところでしょう。
首尾よく買い取り資産が値上がりすれば運用会社は多額の報酬を得、国民も満足するだろうが、運悪く失敗すれば国民負担になる。