07/12/18 02:02:36
>>258
ところで、資金供給というのは中央銀行が民間銀行から買いオペをすることで供給するんだよね。
短期市場を安定させるためとはいえ、公定歩合を上限金利にして借り入れが可能なはずなのに、
なぜ、短期市場に資金を供給する必要があるのだろう?
短期市場で借りられない銀行は中央銀行から借りればよいのに。
260:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/18 02:25:59
>>259
ロンバート貸し出しというのが公定歩合貸しになるんですがあまり好まれないようです。
何故かは良く分かりませんがググれば分かるでしょう。
今回は匿名で出来るってなっているのも面白いですね。
ターム物入札も貸し出しの一種です。
役立たず資産になったはずのCDOが担保に使えるってのが大きいですね。
しかも貸し出し期間が1ヶ月であり、それが終わった時(1月)に再び入札が行なわれる予定なんですよね。
FRBが400ドル(約4兆4800億円)、ECBが200ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。
イングランド銀行が113億5000万ポンド(約2.6兆円)。
あとカナダも(金額は不明)。
これだけのお金を借りてどう使うのか?ってとこですよね。
単に資金繰りに使われるだけなのか(短期市場でデフォルトが生じることを予想した供給という説もあります)。
しかし、もしかしたらこのお金で何かの市場にバブルが生じるんじゃないかと思います。
261:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/18 02:44:55
×FRBが400ドル(約4兆4800億円)、ECBが200ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。
○FRBが400億ドル(約4兆4800億円)、ECBが200億ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。
262:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/20 23:28:57
米大統領選に異変? 泡沫候補が“旋風”…ネット検索1位
URLリンク(news.goo.ne.jp)
263:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/26 01:34:22
○アメリカは没落しつつある。
○しかし、アメリカは、計画的に、没落させられつつあるのだ。
○その計画を立て、それを実行しつつある、その勢力は、何者か。
264:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/29 12:51:24
日本の大手メディアでロン・ポールを取り上げた記事を初めて見た気がします。
さすがにロン・ポールがFRBの解体を主張しているとは書けないみたいですが(^^;)。
「泡まつ候補がネットで1日過去最高の7億円ゲット 米大統領選」
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
265:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/29 16:00:19
うたかただけじゃなく、ほうまつとも読むんだなあ
266:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/30 00:12:22
米国とイスラエルが世界を支配しているのか、彼らこそ世界から孤立しているのか(天木直人のブログ)
URLリンク(www.amakiblog.com)
我々は考え方を改める時期に来ているのではないか。
米国とユダヤ金融資本が世界を支配している、だから彼らを批判する事は得策ではない、
皆がそう思っているに違いない。
しかし、米国とイスラエルは圧倒的な国際社会の中の、たった二つの国である。
孤立しているのは米国とイスラエルなのだ。
世界の良識ある有力者が声をあわせてその事を本気で言いだせば、世界は一変するに違いない。
それは反ユダヤ主義でもなんでもない。
平和と人権尊重を求める普遍的な人類の良識が発する声である。
267:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/30 16:06:45
FX初心者向けの質問スレ作ったので、初心者の人は下記スレで質問して。
興味ある人、どんどん来て
【入門】FX初心者専用質問スレ【基本】
スレリンク(livemarket2板)
268:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/30 21:45:02
太田龍 時事寸評から抜粋
○何百人何千人何万人と言う現代日本の「エコノミスト」には分らない。
○恐慌は戦争と同じく、
○貨幣の発行権を独占するイルミナティ国際金融寡頭権力によって、
人工的に発動される。
○しかし、そのためには一つの前提條件が必要だ。
○世界の基軸通貨(貿易の決済のためにもっぱら使用される通貨)を設定し、
○そしてその基軸通貨となる通貨の発行権を握ることである。
○十九世紀には英国ポンドがそれであった。
○そして、このポンドを発行しているのは、株式会社、私有私営の営利企業
としてのイングランド銀行である。
○このイングランド銀行に、英国通貨の独占的発行権を与えた(一六九四年)
のは、
○オランダから来た、かくれもないフリーメーソンのウィリアム三世である。
○そして、このイングランド銀行の株式の過半数は、アムステルダムを中心
とする国際ユダヤ金融閥が所有する。
269:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/30 21:45:19
○二十世紀、一九一三年、
米国FRBの成立と共に、ロスチャイルドを中核とする国際ユダヤ金融
寡頭権力が、米国の通貨ドルの独占的発行権を掌握した。
○かくして、
イルミナティは、ドルを使用して二十世紀に二つの世界大戦、そしてその
あとの米ソ冷戦、一つの世界大恐慌(一九二九年~)を演出した。
○一九二九年の世界経済大恐慌のからくりは、本当に子どもでも分るほど
単純である。
○一九二〇年代、イルミナティは、米ドルをジャブジャブと発行し、
○かくして米国経済はバブルと成った。
○そして、イルミナティの指令一下。
ドルの発行(印刷)を減少させた。
○計算通り、米国ニューヨーク、ウォール街の株式大暴落、
○そして長期の経済大恐慌である。
○この二十年、イルミナティは、FRBに命じて米国経済の未曾有の規模の
大バブルを演出させた。
○この人工的政策によって
ウォール街の株は二千ドル程度から、一万ドルを越え、一万何千ドル……
○イルミナティの指令が出されると、FRBはドル発行の圧縮に転じ、
○そしてニューヨークの株式は、
○十分の一以下へ大暴落するであろう。
○この衝撃は、
一九二九年など、比較にならないものと成るであろう。
270:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/30 23:06:33
今年は激動の年で、いつ金融クラッシュが起きても不思議ではないような報道がなされたが、なんとか回避した。
中央銀行の共同介入には大きな意味があったのだと思うが、その効果の詳細はもっと後にならないと分からないのだろう。
確かに中央銀行の操作で信用収縮は防ぐことが出来るようだ。これに関してはヴェルナーの言う通りだった。
しかし、単なる先送りのようにも見える。来年はヴェルナー理論を実践した場合の結果が見られるのかもしれない。
もう一つ、ヴェルナーは予言めいたことを行なっている(2001年 円の支配者)。
いずれ意図された金融危機が起き、それが統一通貨創設へのきっかけになるということを遠慮がちに。。。
こちらが見られるのかもしれない。
271:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
07/12/31 21:05:53
ついに日本の債券市場の規模が(1ヶ月を残して)1京円を突破。
信じ難い伸び方だ。
これは既に発行された債券の売買に費やされたお金であることがポイントであり、
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
即ち新たに経済に新たに注ぎ込まれたお金ではなく、債券の保有者が変わる為に費やされたお金だ。
デフレの結果であると同時に原因でもある。
1999年1-12月 3,837兆円
2000年1-12月 4,061兆円
2001年1-12月 4,058兆円
2002年1-12月 4,058兆円
2003年1-12月 3,666兆円
2004年1-12月 5,110兆円
2005年1-12月 6,481兆円
2006年1-12月 9,153兆円
2007年1-11月 1京1,149兆円
今年の債券売買高、初の1京円突破・背景にサブプライム
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
272:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/04 00:11:01
毎度のことながらユーロ刷り過ぎ。
何故、これと日本を比べた話題がないのかが不思議。
11月ユーロ圏マネーサプライM3伸び率、前年比12.3%=ECB
URLリンク(jp.reuters.com)
273:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/05 01:36:11
ユーロ圏の消費は今後も順調だろう。
274:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/05 19:49:07
FRBによるTAFは2月以降も継続されるという観測。
原油・金・穀物のバブルが進んでおり、今後はより一層進むと思われる。
原油枯渇や食糧問題というのは説得力を持ってはいるが、今のはバブルの疑いがあり、そうであれば一度はハジけるので要注意。
今後の注目は大手金融機関の破綻騒動(国有化、合併)の再燃と公的資金注入議論がいつ盛り上がるか。
1カ月物の供給規模1.5倍に拡大=米FRB、資金逼迫に対処
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
・昨年12月に開始した1カ月物資金入札(TAF)について、毎回の入札での資金供給をこれまでの200億ドルから1月は300億ドルへと1.5倍に増額すると発表した
・FRBは、「短期資金市場の圧力増大に対処する必要がある限り、TAFによる資金供給を続ける」として、2月以降も継続する方針を示唆した。
実体経済揺さぶるマネーの反乱 高まるインフレ圧力
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
・株式やドル資産から逃げ出し、原油や金、穀物など現物資産の裏付けがある市場に流れ込んでいる
275:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/09 00:01:24
基本形<多分、回避される信用収縮シナリオ>
銀行が不良債権処理を行なうとは、つまり自己資本を削って不良債権と相殺すること。
この時、自己資本比率規制が悪魔の仕掛けになる。
BISで定めた自己資本比率は大雑把には、
^^^^^^^
自己資本比率=自己資本/貸し出し ・・・ あくまで大雑把な話
例えば自己資本比率8%の銀行が1兆円の不良債権を処理するとする。
すると自己資本が1兆円減る。
自己資本比率8%を保とうとすると貸し出しを12.5兆円削らなければならない。
つまり経済から12.5兆円の融資を引き上げる(例えば借換えを拒否する)。
融資を引き揚げられた会社は倒産し、再び不良債権が生じる。
これがループすることで信用収縮が拡大し経済がズタズタになる。
これが最悪のシナリオ。
勿論、こんなことにはしないだろう。
276:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/09 00:30:14
<回避シナリオ>
回避シナリオとしては
"銀行に儲けさせる" か、
"自己資本を創造し不良債権と相殺する" ことを考えるだろう。
同じように自己資本比率8%の銀行が1兆円の不良債権を処理するケースで考える。
今度の方法は出資証券か株を発行して新たな自己資本1兆円を確保し、これで清算するというもの。
こうすれば貸し出しを減らす必要が無くなり、信用収縮を防ぐことが出来る。
しかし、問題はそんな銀行に誰が出資するのか?ということ。
現在FRBによるTAFが行なわれており、金融機関は幅広い資産を担保にキャッシュを得ることが出来る。
このお金を???ファンド(基金)に投資する。
そして、このファンドが、このお金で銀行の増資を引き受けるものとする。
金融危機が解消すれば、銀行の株価が上がり、ファンドには利益が出るだろう。
この結果、このファンドに投資した銀行も元本を回収しし、おまけに運用益を得ることが出来る。
このお金でTAFの返済を行なえば、魔法のように全てが片付いてしまう(様な気がする)。
もっとも、このシナリオは金融危機の解消を市場が認知し、株価が上昇しなければ成り立たない。
これを行なっているうちにどこかの金融機関が破綻して金融株が下落すればシナリオが崩れてしまう。
しかも、TAFの期間は1ヶ月であり、ローリングするとしてもいつまでこの制度が実施されるか分からない。
だからこれは空論である。
しかし、例えば国や保険機構を介在させれば、同じようなことをもっと安全に行なえるかもしれない。
277:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/11 01:07:52
先日、民主党が国会で、911の偽造の証拠を沢山出しました
URLリンク(benjaminfulford.typepad.com)
278:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/11 02:01:52
国会で911陰謀説が議論された!(2008年1月10日)
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
279:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/11 20:53:57
>>277
へ~、今日イラン国営放送でやるつもりなんだ?
^^^^^^^^^^^^^
こういうの、ヴェルナー理論とは(直接は)関係ないけど、まあいいや。
広い意味では何事も関連しているかもしれないしね。
ところで、話を戻して、
最長の好景気だと言われているが、
信用創造がこうも伸び悩んでいるのだから名目GDPの伸びが鈍いのも肯ける。
金利ではない緩和策を打ち出さないと、まずい水域だね。
銀行貸出残高、07年は0.8%増
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
280:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/12 09:27:31
景気後退のフラグは既に7ヶ月前から立っていたようだ。
タイムラグが半月としてこれから次々に顕在化してくるだろう。
企業向け融資減少続く、銀行慎重に・素材高騰で中小打撃
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
・銀行融資の7割を占める国内企業向け貸し出しの減少が鮮明になってきた。
・2007年11月末時点の法人向け貸出金残高は269兆円で前年同月と比べ1.2%減った。
・減少は7カ月連続。
^^^^^^^^^
281:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/12 18:46:14
予定の行動とはいえ次々に手を打ってくる実行力は大したもの。
1ヶ月物の貸し出し金利をFF金利よりもインフレ率よりも低く実施する。
経済合理性の無い救済としか言えない行為だが、別に批判はされないようだ。
そのうちに不良債権や金融株を買ってもFRBが行なえば誰からも文句は出ないんじゃないかな?
FRB、14日のターム物資金入札の最低応札金利を3.88%に設定
URLリンク(jp.reuters.com)
282:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/13 21:36:32
08年の日本経済は厳しいものがあります。
(1)マネーサプライ速報
前年比
M2+CD M1 M3+CD
2006年 1.1 3.1 3.6
2007年 1.6 -0.1 2.0
--------------------------------------
1-3月 1.0 -0.1 4.0
4-6月 1.5 -0.5 1.2
7-9月 1.9 -0.1 1.4
10-12月 2.0 0.2 1.7
(2)貸し出し動向
銀行・信銀計 外銀
7-9月 0.5 -21.3
10月 0.7 -14.0
11月 0.6 -7.0
12月 0.1 -3.8
283:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/14 22:56:59
三角合併でハゲタカが買いあさるための準備か。
284:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/19 00:20:33
諮問会議廃止、国民新が法案・骨子まとめる
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
国民新は「国民の負託を受けていない民間人が国の政策を勝手に決めている」(亀井久興幹事長)と批判してきた。
21世紀版「前川リポート」・諮問会議、成長持続へ改革案議論
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
17日に開く諮問会議の会合で民間議員が検討を提案し、了承される見通し。
経済財政諮問会議メンバー
URLリンク(www.keizai-shimon.go.jp)
285:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 00:53:21
こないだフジテレビでバブルへGOやってたけど、
あれってまんざらネタでもなかったぽいなw
286:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 14:56:10
日本人が知らない 恐るべき真実
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
ユダヤ・ロスチャイルドの世界支配について書いています。
ロスチャイルド一族が世界を支配していると言っても、ほとんどの人は「そんなバカな」とか「くだらない陰謀論だ」と思うことでしょう。
その原因は、ほとんどの人が“おカネのことを知らない”ためだと思います。
「おカネのことぐらい知ってるよ」と思われることでしょう。
しかし、本当におカネの仕組みを理解している人は、この世にほとんどいないのが実状です。
287:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 17:29:05
>>286
>しかし、本当におカネの仕組みを理解している人は、この世にほとんどいないのが実状です。
確かにその通りですね。
私は円の支配者を読む前には信用創造すら知りませんでした。
信用創造について調べた所、一見するとヴェルナーの説明と全然違うので疑問に感じました。
しかし、良く考えるとヴェルナーが言っている事と同じになるので驚きましたね。
民間銀行も通貨を発行していることは実は経済学や金融の本にも書いてあるけれど一般には理解されていないと思います。
知識として知っている人も、比喩的なものだと理解しているのではないかという気がします。
銀行振り込みによる決済の仕組みとか中央銀行による資金供給の仕組みとかは普通は知りませんよね。
身近な所では公的資金による資本増強の仕組みっていうのも我々の日常的な通念とはかけ離れた本当に驚く話です。
そういうのを知った後に陰謀論(金融財閥の戦略論)について書かれているものを読むと、一概に否定出来ないものを感じます。
マネーに関する話(銀行の歴史、国債の歴史、中央銀行に関すること、金融ファミリーの戦略)を読むのは本当に面白いです。
288:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 19:45:44
【円高↑】「円に魅力があるわけではないが…」 他に行き場のないマネーが仕方なく辿り付く“円”…経済停滞すると買われる「不況通貨」
スレリンク(newsplus板)
289:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 21:42:54
2008年センター試験 政経
第4問 問2
一般的に中央銀行が行なう政策として正しいものはどれ
①デフレが進んでいるときに通貨供給量を減らす
②インフレが進んでいる時に預金準備率を引き下げる
③不況期に市中銀行から国債を買い入れる
④好況期に公定歩合を引き下げる
どれが正解?
290:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/20 22:03:00
>>289
へー、こんな問題が出るんだ。ちょっと驚きです。微妙な設問。遠まわしに日銀批判?とも思ってしまったり。。。
(1)は一般には×。しかし日銀は2006年度デフレなのにマネタリーベースを大幅に減らしている。これは皮肉???
参考 URLリンク(rank.nikkei.co.jp)
(2)も一般的には×。ちなみに最近の先進では預金準備率による操作は一般的でない。中国では行なわれている。
(3)これが多分○なのだが、微妙な設問だな。
建前論としては不況だから買い上げるって訳ではない気がする。
あくまでも通貨供給の為であろう。
但し、20世紀初頭に、このオペレーションをすると景気刺激の効果があることが偶然分かったことになっている、のは歴史的事実。
^^^^^^^^^^^
(4)これも一般的には×。ちなみに日銀は公定歩合という言葉を廃止している。
ヴェルナー理論では金利はあくまでも二次的なパラメーター。
291:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/21 22:22:49
不動産バブルの崩壊をきっかけに順調だった実体経済への融資までも絞られたことで不景気になってしまった日本。
欧州でも同じことが起きつつあるのかもしれない(今の所はマネーサプライは激しく伸びている)。
日本で起きた事が早送りで起きている。
沈むのも底を打つのも早いのかもしれない。
今年中に公的資金による資本増強まで行ったりして。。。
企業向け融資、欧州各行の厳格化続く・サブプライム拡大で
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
【フランクフルト=石井一乗】米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の広がりを受け、
欧州の銀行が企業向け融資基準の厳格化を進めている。
欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏の銀行の約4割が2007年10―12月期に基準を強化し、
08年1―3月期についてもなお3 割が貸し出しに慎重な姿勢を強めている。
ECBは4半期ごとに、ユーロ圏主要行の融資姿勢を調査。今回は89行を対象に1月8日時点で実施した。
企業向け融資基準を過去3カ月間で見直した銀行の割合は、昨年10月時点の調査の31%から41%に増加。
2003年4月時点(46%)に次ぐ高水準となった。中小企業向けについては28%が、大企業向けについては45%がそれぞれ厳しくした。
292:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/22 22:23:51
今日はTVで金融マジックの一旦が語られそうになった。
報道ステーションで渡辺大臣が公的資金による資本増強は実はコストが発生しないと言いかけたのだ。
こういう金融マジックを公共の電波に乗せるのはタブーに近いのでは無いかと思うのだが、おそらくやろうとしていた。
残念ながら古館とミスター円によって阻まれてしまった。
293:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/22 23:09:24
緊急利下げで時計の針を進めた。
効果は直ぐに剥落するだろう。
昨今のやり方を見ると、どうもショックドクトリンの方のシナリオではないかと思う。
円の支配者を読み直そうと思う。
第18章 『セントラルバンカーが暮らしを支配する』
第19章 P337~P338 世界通貨
294:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/23 10:06:55
>>292
おれも見てた。面白かったよね。
295:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/23 21:09:19
>>294
渡辺大臣を招いておいて訴えたいことを言わせずにかぶせて来た古館と榊原には本当に腹が立ちました。
彼の話の続きを是非聞きたかったのです。
殆ど理解されないであろう『公的資金による資本増強』という話をどこまでどうやって話そうとしたのか。
非常に残念でならないです。
渡辺大臣には今の危機はどうやれば解消出来るのか良く分かっているようで、いろんな意味で歯痒そうでした。
しかし、バーナンキだって当然分かっていて、国民の抵抗力が無くなることを含めて機が熟するのを待っているのだという気がします。
そうだとすれば怖い話です。
渡辺大臣は外貨準備の運用方法も考えているような発言もしており、勝手に期待してしまいます。
今の地位を失わなければ良いのですが。
296:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/23 21:29:17
確かにもうちょっとつっこんだ話は聞きたかったですね。
まあ、ああいう経済話を地上波のあんな番組で聞けただけで面白かったす。
ただ、渡辺喜美氏はどうしても「中川秀直のURを外資に切り売り計画」の片棒担ぎに見えちゃうので
あまり印象良くないです。実態は知りませんが。
297:295
08/01/23 22:39:57
>>296
渡辺大臣に対してあまり知らないんですが、私は反自民なのでややネガティブに感じています。
それでも昨日の件に関しては渡辺大臣の肩を持ちたくなります。
誰であろうがわざわざ招いたのだからとりあえずは耳を傾けるべきだと思いました。
それが大臣であれば尚更ですよね。
>まあ、ああいう経済話を地上波のあんな番組で聞けただけで面白かったす。
同感です。何を言い出すんだろうとちょっとドキドキしました。
298:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/25 00:50:36
下記の提案が実現すれば有力な解決策になると思います。
所詮は金融機関の救済なのですが、表面的には借り手保護であるように見える巧妙なやり方だと思います。
この提案を前向きに捉えるのか、それとも潰しにかかるのかで、基本スタンスが明らかになる予感がします。
サブプライム債権を公的資金での買い取り提案 米議会
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【ワシントン=渡辺浩生】米上院銀行委員会のドッド委員長(民主党)は23日、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題の
解決に向けて、公的資金によるローン債権の買い取り機構の設置を提案した。今後米政府、議会と実現に向けて調整に入る。
サブプライム問題で本格的な公的資金投入案が議会有力者から提案されたのは初めて。
ドッド委員長が民主党のリード院内総務に書簡を送り提案した。それによると、機構名は「連邦持ち家保護機構」で、政府は100億~200億ドル
(約1兆~2兆円)を拠出する。
機構は、返済の滞ったローン債権を債権者から買い取り、割り引いたうえで借り手に譲渡する。その際、借り手は連邦住宅局(FHA)の保証で
返済可能な長期固定ローンを組んで資金を借り入れる。ローンの差額は公的資金で補(ほ)填(てん)される。借り手の返済負担額は大きく軽減される
ため、住宅差し押さえの危険を回避できるとしている。
返済不能になった借り手の持ち家差し押さえ急増は住宅価格を押し下げる大きな要因で、今後の金利上昇で差し押さえの危機に直面する借り手は
推定200万人に上るとされ、抜本的な解決策が急がれている。
ドッド委員長は記者会見で、同機構によるローン債権買い取りによって「人々が家に住み続けることができる」と強調。24日にポールソン財務長官と
会って、同機構の設置を要請する見通し。
299:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/28 14:51:31
次のFOMCで利下げがあることがバレバレな気がするんですが、良いのでしょうか?
テレフォン・パンチというか。。。
決定会合が見せ掛けの場ということがミエミエというか。。。
FRB新融資の
最低応札金利 FF金利
12/11 4.25%
12/17 4.17%
12/20 4.15%
1/14 3.88%
1/22 3.5%
1/28 3.1%
FRBの新融資、28日に入札
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
米連邦準備理事会(FRB)は25日、新融資制度の4回目の入札手続きを発表した。
最低応札金利を年3.1%に設定し、28日に入札を実施。期間28日の資金300億ドル(約3兆2000億円)を金融機関に供給する。
29日に落札結果を公表し、31日に決済する。(ワシントン支局)
300:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/29 23:16:24
最近の記事を読んでいると、どうも次期日銀総裁は武藤さんに決定したような感じだ。
中央銀行に関する報道は(ロスチャイルド系の)ロイターを見るに限る、と思っている。
こうなるとヴェルナーの主張が今も生きているとすれば副総裁に就任する日銀プロパーが実権を握ることになる。
ところが副総裁人事に関しては全く聞こえてこないから面白い。
ヴェルナーが次のプリンスと呼んでいたのは山口泰だったか?
インタビュー:次期日銀総裁に武藤氏が有力候補=自民・林氏
URLリンク(jp.reuters.com)
301:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/30 20:56:07
『貸出と預金(特に定期預金)との密接なリンク』
とは何を指しているのだろうか?
貸出とのリンクが弱まることが問題だと言うならば、そもそもヴェルナーが言うように貸出側でカウントすれば良く、
更に貸出先別で考え、不良債権処理による歪みの無い統計値を併記して公表すれば何かが見えてくるだろう。
「マネーサプライ統計」の見直しに関する最終方針
URLリンク(www.boj.or.jp)
P13
「もともとM2+CDは90 年代後半以降、実体経済とのリンクが弱まり、役割や有用
性が低下したが、それ以前は実体経済の予測変数として非常に有意義であった。
その背景には、貸出と預金(特に定期預金)との密接なリンクがあったことが
知られている。…(中略)…貸出とリンクしない200 兆円もの預貯金をマネー
ストックに含めることは、実体経済へのリンクを自ずと弱めることになるため、
将来にわたってM3同様にM2の公表を続けてほしい」
302:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/31 07:07:02
(1)
武藤って人はどういう経歴の人?
財務省?
(2)
草思社が民事再生法を申請したって知ってた?
303:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/01/31 20:52:57
>>302
(1)に対し、
ググって頂いた方が詳しいことが分かると思いますが元財務次官のようですね。
(2)に対し
知っています。再建を祈っています。
『円の支配者』と『マネーを生み出す怪物』の2冊を持っています。
後者はより陰謀論的に見えますが、著者自身が語っているように過去の研究者の集大成であり、
出典もしっかり示してあり、しっかりした本です。
304:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/01 00:05:43
虚構の終焉も絶版だし、円の支配者も絶版になるのかな?
とても残念なことだ。
305:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/01 03:21:13
ヴェルナー氏は今どこにいるの?
上智大学にもいないようだし。
2003年から全く発言しなくなったのは、何故?
ものすごい人なのに。
306:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/01 22:48:51
>>305
世界が今のような状態なので続編を出せばベストセラーになるのではないでしょうか?
2001年に発刊された『円の支配者』における彼の主張のうちの一部を抜粋すれば、
(1)日銀の言う量的緩和(超過準備金目標)には意味が無い。
(2)金利はファイクで経済の信用創造量が第一変数。Mのつくマネーサプライ指標は切れ味が悪い。
信用創造が増えれば景気は回復する。
(3)極論すればお金を創って銀行の不良債権を清算すれば金融危機は直ぐに解決する。
です。
その後の経過を見ればこれらは全て正しかったことが分かります。
(1)は誤解されている気がします。ヴェルナーの『信用創造量を増やせ』という主張と日銀の量的緩和政策は同じものではありません。
P9ではっきりと否定しています。ヴェルナーの政策をやった場合も日銀当座預金は増加するでしょうが逆は真ならずです。
日銀の量的緩和政策の中身は一部は正しく、一部は無意味だったということになるでしょう。
(2)は疑いようの無い事実で統計値はもとより日銀短観にある『借り手から見た貸し出し態度』を見れば一目瞭然です。
(3)に関してはさすがのヴェルナーも政治的に実現不可能と考えていたと思います。
ところが日本政府と預金保険機構と銀行と日銀の連携により『公的資金による予防的資本増強』という名目で
(極めて巧妙に一般の人に気がつかれない形で)実現しました。そして、その後は速やかに危機が解消して行きました。
307:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/01 22:52:45
但し、ヴェルナーが善人かどうか、とか、どういうポジションに居る人なのかっていうことは
良く考えないといけない気がします。
308:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/02 01:14:08
>>305
イギリスにいます
309:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/06 17:43:39
依然として公的資金による資本増強策が見送られ続けている。
もちろん、政治的に難しいと言うのも事実。
しかし、今回の危機がショック・ドクトリンである可能性は常に頭に入れておく必要性がある。
G7で言及するか、それとも見送るか、というのは一つのポイントだと考える。
「資本増強」案が浮上=銀行の不良債権問題で-東京G7共同声明
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
2月6日17時1分配信 時事通信
9日に東京で開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明
「金融機関の資本増強の必要性」という文言を盛り込む案が浮上していることが6日、明らかになった。
米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を契機に、
住宅ローン債権などを組み込んだ証券化商品の価格下落が止まらず、投資した金融機関の不良債権は増加。
G7各国は、バブル崩壊後の日本が経験した金融システム不安を教訓に、
金融機関が損失拡大に備えて早めに資本を積み増すことが市場の不安を抑える有効策になるとみている。
ただ、資本増強の必要性を打ち出せば、
「サブプライム関連の損失拡大で資本不足に陥っている銀行があるのではないか」との不安をあおることになりかねない。
このため、G7は市場への影響を慎重に見極め、「資本増強」に言及するか最終判断するとみられる。
310:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/06 23:12:29
>>309
こんなもん、勝手にこっそりやっちゃえばいいのにな。
誰も気にしてないんだし。
で、「サブプライム、意外と平気でした♪」なんつって。
カネなんかその程度のものなんだから、さっさと始末つけろっつーの。
311:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/06 23:14:14
>>309
日本のバブル崩壊を参考にして、アメリカも意図的に破壊するかもしれないね。
とにかく、事の推移を見守っていくしかない。
312:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/06 23:14:15
>>309
日本のバブル崩壊を参考にして、アメリカも意図的に破壊するかもしれないね。
とにかく、事の推移を見守っていくしかない。
313:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/07 00:50:29
>>311
日本のバブルを参考って、あれもシナリオ書いたのはダメリカだろ。
たぶん参考にしてるのは1930年前後の大恐慌政策だよ。
ただ見守るんじゃなくて、昔のバブルを調べるのが良いんじゃないかな。
314:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/07 00:54:47
9日には分かることですね。
WBSで竹中が公的資金注入に対して肯定的な見解を示さなかったところを見ると、
それがワシントンと7つの頭を持つ中銀連合の意思なんだろう、という気がする。
心あるエコノミストなら金融危機と銀行と中央銀行(バーゼル)との関連を説明すべきだ。
・信用創造とは平たく言えば銀行が預金という通貨を創って貸しているということ
・信用創造量の制約条件は以前は準備率だったが今ではバーゼル規制、即ち自己資本比率の場合が多いこと
・故に銀行の資本の毀損が信用収縮のスパイラルの引き金になる事
・それを抑えるためには資金供給オペではダメで資本を創造してあげなければならないこと
・公的資金による資本増強とはインチキによる資本創造であること
315:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/07 00:57:29
バーゼルⅠは自己資本比率が低かった、言い換えれば貸し出し好調だった邦銀を潰すためのもの。
バーゼルⅡは中身の分からない証券を保有している銀行がターゲット。
バーゼルこそが元凶。
316:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/08 21:55:56
G7声明に先駆けて公的資金を否定か。
実に立派な態度だ、と言いたいとこだが偽善だろうな。
銀行制度というインチキは良くて公的資金による資本増強というインチキはダメという線引きはナンなのか?
やりたくなったらやるくせに。
米財務長官、米金融機関の資本強化促す・「公的資金」は否定
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
【ワシントン=実哲也】ポールソン米財務長官はワシントンで日本経済新聞と会見し、
信用収縮の広がりを懸念する声が市場で高まっていることについて
「金融機関にできる最善のことは損失を素早く明らかにし、資本を調達することだ」と述べ、
米金融機関の資本増強が経済回復に重要との見方を示した。
公的資金の注入論では「(ほかの国はともかく)米国には当てはまらない」と指摘、
あくまで自助努力による資本強化を促す考えを強調した。
ポールソン長官は公的資金の投入が不要な理由として、
「米金融機関は素早く損失を明らかにし、資本増強に動いている」ことを挙げた。
ただ、「資本調達の必要性は強調し続けている。資本が十分でないという疑いがあれば、
手に入る間に資本を獲得すべきだ」と述べ、米金融機関に積極的な増資を働きかける考えを示した。 (21:01)
317:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/08 23:09:07
マネーは銀行からの借金だというが借金以外のマネーはあるの?
318:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/08 23:43:02
>>317
その前に、ややこしいことを言うようですが
マネーは銀行から借金する時に生まれますが、マネー自体は銀行(及び中央銀行)の債務です。
預金(銀行にとっての債務)が決済に使える(=マネーとして働く)ってのが味噌ですね。
融資が行なわれる時、無から貸出しと預金が対創造されます。
この対創造って概念こそが聖書以来のユダヤの奥義、強みと言えるのではないでしょうか。
本題に戻ると、
そもそも元々はマネーは借金以外の方法で生まれていました。
ゴールドそのものをマネーとして使ったり、
ゴールド(などの資産)を裏づけに券を発行すれば良いですよね。
その場合、ゴールドスミスは券と引き換えに預かったゴールドをちゃんと金庫にしまっておかなければいけません。
(ところが預かっているはずのゴールドを内緒で貸し始めた。これが銀行業の先駆けでしたよね。)
今でも中央銀行はその気になれば債権(債券)以外を裏づけにマネーを発行することが出来ます。
銀行が保有する株を買ったことだってあります。
民間銀行も銀行法が許す範囲で運用対象(=マネーの裏づけ資産)を選ぶことが出来ます。
319:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 03:10:22
>>317
なるほど。債権を裏付けにした発行でなければ借金ではないですね。
ありがとうございます。
ただ、実際のマネーのほとんどを債権を担保にした発行と、貸し出しによる預金創造によっているのは戦略でしょうか?
借金によって社会を強制的に働かせ続けるための。
またもう一つ質問ですが、日銀の当座預金に預けられた法定準備金は自己資本の分子に含まれるのでしょうか?
もしそうなら、日銀の量的緩和は自己資本比率の面から見れば、明らかにプラスになったとは思うが。
320:ラビ・ヒットラー
08/02/09 06:19:06
国際金融家や資本家たちが国家に対して金を貸すのと交換に通貨発行権と
徴税権(国民から税金を巻き上げ国の財政にする)を国から略奪し、その
隠れ蓑にしたのが銀行というシステムです。世界中の中央銀行のほとんどが民間であるのは
こうした理由からです。イングランド銀行やFRB(米国連邦準備)の歴史を
調べれば全くその通りなのです。
国民を借金漬けにし、徴税という形で財政を運営できれば、国の権力者たちも
安心して政治(戦争など)が行うことができます。
本来の政治の形である、国家と国民が「銀行」という化け物によって
乗っ取られたわけです。無から有を作り出す「信用創造」などというのは
手品というより単なる「インチキ」にすぎません。
ここまで言ってしまうと、「陰謀論者」と言われてしまいますが、
これが人類の真実でしょう。
ヴェルナーはあくまで経済学者なので、どうしてもここまでの
「陰謀論」のアプローチが取れないので、そこが長所でもあり短所でもあり
読者の理解を妨げているようです。
321:ラビ・ヒットラー
08/02/09 06:27:03
陰謀論的視点で『円の支配者』やヴェルナーの一連の本を読むとわかり
やすいでしょう。日銀はロスチャイルドの日本支店である、とはっきりと
見えてきます。ヴェルナーの日銀のプリンス人事の謎はそうしないと
解けないわけです。
ヴェルナー信奉者で陰謀論が苦手な人は、逆に純粋に経済学の視点で
からユースタン・マリンズやグリフィンの本を読むと逆に面白いでしょう。
どちらのアプローチからでも信用創造や銀行、複式簿記の仕組みは
わかるでしょう。
322:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 11:02:03
>>320、>>321
>ヴェルナーはあくまで経済学者なので、どうしてもここまでの
>「陰謀論」のアプローチが取れないので、そこが長所でもあり短所でもあり
同感です。私は長所の部分を評価します。おかげで単なる陰謀論と一線を画しており価値がありますよね。
確かに分かり易いとは言えません。
私も原注を読んだり、日銀HPで資金供給オペレーションの解説を読んだり統計を見たり、
手当たり次第に経済・金融の本で信用創造について読んだりしました。またネット上で金融機関に勤めていた
人々が窓口指導はノルマだったと愚痴っているのを散見出来ることで、ようやく本当らしいと感じました。
信じるまで、理解するまでにかなりハードルの高い内容になっており、5回くらいは読み返しましたね。
それでも読むたびに発見があります。
グリフィンの『マネーを生み出す怪物』を読んだ後は一気に理解は進みましたが、
ああいうのだけではどうしても嘘くさいですよね。
あなたの言うとおり、これらは補完的な存在だと思います。
ユースタス・マリンズの本は非常に面白そうだと思っていますが、まだ読んでいません。
そろそろ購入してじっくり読もうと思います。
ちなみにこれらの予備知識を得た上で聖書を読むと面白いですよ。
マトリックスのセリフだけを抽出したものもね。
323:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 11:21:38
>>319
この手の話はバランスシートで考えなければいけません。
資本を増やす方法は利益を出すか増資しかありません。
資産を現金化したり負債で調達しても、それは資本を増やしていません。
故に通常のオペレーションや借り入れでは(その時に利益が生じた場合は別として)資本は増えません。
仮に、銀行の新発の株や新発の出資証券を日銀が購入すれば、それは資本増強になります。
そういうオペレーションを堂々とやるのは政治的に難しいでしょう。
但し、劣後ローンという形での融資は、ある範囲内で資本としてカウントしてくれるようで詳しくはググってみてください。
公的資金注入は大きく3通りくらいの方法があるようですが、その中でも資本注入はクリエイティブです。
国民負担になっていないと言うのは本当でしょう。
公的文書で分かり易くプロセスを説明しているものが見つからないので確信は無いのですが、ググって
解説しているものを読んだ限りでは、これは金融マジックの応用だと思いました。
324:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 12:42:39
>>323
普通の国債買いオペによる準備預金の増加は自己資本比率を増加させないと言うことですね。
もう一つ聞きたいのは、Aさんがお金を100万円を銀行に預けると、
資産 負債
現金預け金100万 預金100万
になりますが、この現金預け金は自己資本比率を高めるのでしょうか?
325:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 14:20:24
>>324
なりません。
先ずはバランスシートの普通の解釈から押さえましょう。そんなに難しくはないです。
尚、資本は純資産と名を変えたようですが、資本で行きます。
右側に書いてあるのは『資金の調達手段』です。返済義務があるのが『負債』、無いのが『資本』です。
『資本』とは『株式発行で~円を入手しました』とか『利益として~円が積みあがりました』という”帳簿上の記録”です。
そして左側はその資金によって持っている『現金』や『実物』や『金融商品』や『権利』です。
故に 資産=負債+資本 が常に成り立ち、だからバランスシートと呼びます。
<本題>
お金が預けられた場合は
『預金』という調達手段で『現金』を得ました、というだけで資本は変わりません。
銀行貸し出しの場合も『預金』という調達手段で『債券』という資産を得ました、と言っているので資本は代わりません。
期末に 当期剰余金=『債券の金利』-.『預金の金利』-各種経費 がプラスになったら資本が増えます(配当金ゼロとした)。
逆に債権がデフォルトしたり、保有する証券の価値が減じたりして当期剰余金がマイナスになったら資本が減じます。
326:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 14:22:39
しかし、銀行が新株を発行して、それでお金が手に入った場合は、
資産 資本
現金預け金 100万円 株式資本 100万円
となって、これは資本を高めます。ここまでが基本。資本は『調達手段』で数える、と覚えましょう。
で、バーゼルⅠが何を自己資本として認めるかは手元の本を見ながら書くと、
Tier1と呼ぶ、 ・株式資本 ・資本準備金 ・利益準備金 及び
Tier2と呼ぶ ・株式含み益の45% ・貸倒引当金 ・劣後ローンなどです。
Tire3と呼ぶ ・短期劣後債 ・・・ 後で追加された。
Tier2やTier3はTier1と同額までは算入出来る、となっています。
BISⅡはちょっと待って。。。
尚、間違っているといけないのでググったりして確認下さい。
例えば今ググッたらこことかありますね。
URLリンク(www.1alike.com)
327:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/09 19:52:55
G7閉幕。
やはり声明に『公的資金』は採択されなかった。
不良債権問題の経緯を説明した日本の財務省は違和感を感じたかもしれない。
とはいえ、ここまではごもっとも。
リスクは認めたとはいえ、表向きは4%台の成長を予測しているわけだからね。
しかし。。。
328:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 11:33:49
>確かに分かり易いとは言えません。
そうか?オレは今まで経済とかに特別関心があったわけじゃないが、TVに登場するアナリストとか
非常に胡散臭いと思ってて、一度市場に出回る金がどうやって生み出されてるのか疑問に思ったら
後は理解するのには時間はかからなかった。ヴェルナーの本は読んだことがないので、そこを
入り口にしちゃってたらどうか分からんが。
FRBをぶっ潰すと言ってたロン・ポールの支持者にもかなり問題の本質を理解してる人がいるようだし、
日本でも結構上の世代には「銀行に就職する」ってことが普通に「卑しいことをする」と同義と捉えられてた
時期がかなりあったようだし、問題の根幹部分を理解するのはそんなに難しくないでしょ。
329:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 11:51:54
>>328
仰りたいことは分かります。
お金のマジック自体はそんなに難しいことではありません。
が、2001年に出版された円の支配者はそこだけを分かり易く書いたという性格の本ではないのです。
一読することをお勧めします。戦前の日本の経済構造から紐解く、高尚な本に仕上がっています。
そのおかげで後半は陰謀論的だという批判はされましたが単なる通俗書でなく有識者にも広く読まれました。
本屋でベストセラーのコーナーに置いてあるなど相当売れましたが、ブームまでは行かなかったと思います。
しかし、頭の隅に引っかかっている人は多いと思います。
今はグリフィンの本やグーグルビデオが出回っているので理解し易いでしょう。
この環境下でヴェルナーが続編を書けばブームになるんじゃないかと思います。
330:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 11:56:29
付け加えるなら、今の日本ではデフレと不況が同義語であるかのように使われていますが、当時はその前の時代です。
今は逆に完全に同義語として使われすぎており、問題ですね。
331:328
08/02/10 13:50:50
素人なんで下らんこともついでに聞かしてもらうわ。
>単なる通俗書でなく有識者にも広く読まれました
これ、もちろん経済学者とか大学院生とかにはとっくに周知の事実だったわけでしょ?
で、彼らは一体何を勉強してるふりしてるわけ?図書館行って、(博士)論文とかパラパラめくったこと
あるけど、経済学ってのは数値をこねくり回して机上の空論を作りあげる学問なわけ?
もちろん世界銀行とかは、高学歴者をクルートしてるわけだから、学校にいるうちから「グル」になってる
人は沢山いるだろうけど、良識のある学者、学生は何してるの?
332:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 15:53:10
>>331
横レスだが、読んでもないのに質問するってのはそもそもヘンだよな。
それに、
>後は理解するのには時間はかからなかった。
本当に理解したのか?理解したつもりになってるだけじゃないのか?という疑問も浮かぶが。
まあ、人のことは言えないけどな。
『円の支配者』によれば、カネの出所を抑えている連中は万能に近い力を持っているわけだから、良識のある学者がいたとしても、声を上げることは許さないだろうと思う。
ということは逆に、ヴェルナーとは何者か、という疑問が生じてくるわけだが。
この本にものすごい説得力があることは認めるが、日本語を母国語としない若者が日本の国家財政の秘密を見抜いてしまったことには恐れ入るし、だいたい何故その存在が許容されているのか。
本書が、それこそ胡散臭い桝添のような学者に支持されたのは何故か、とか、疑問だらけになってくる。
333:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 18:22:14
>>331
円の支配者には経済学に対する批判も出てきます。
とにかく一読しましょう。引用するには長すぎますから。
>>332
同感です。
何度も繰り返して読んでいるうちに、この人はそもそも中央銀行の機能を熟知した状態で
日銀に潜入してきて調べていたんだな、と感じるようになります。
終わりの方は日銀の批判ではなく中央銀行そのものの批判ですね。
この時点のポジションも不明です。
また、この人自身が書いているように、かつては大恐慌におけるFRBのあり方を批判したグリーンスパンが
FRBの総裁に納まっている。同じように、かつてはマモンのプリンス(P35参照)を非難していたたヴェルナーが、
現在も同じ立場をとっているのかどうか、非常に気になる所です。
334:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 18:36:48
いずれにせよ、円の支配者は良書だと思います。
普段は現金による小額決済しか庶民の目には映りませんが、
経済全体で見れば預金通貨による高額決済が殆どなんですよね。
経済活動は結局は銀行のバランスシートの中で起きている数字の移動に収斂するってことですよね。
ですからサブプライムローン問題とかも事の起こりは複雑ですが、実体経済との関わりは銀行を通じて現われるはずです。
それと銀行システムという共同幻想における物理法則を決めるのはバーゼル規制であること。
そこは間違いなく、これだけ押さえておくだけでも随分と霧が晴れた感じになります。
335:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 20:33:05
グリーンスパンは分厚い上下巻の著書と日経の1ヶ月連載を読む限り、
「上」の人間がFRBを任せるのにこれ以上ない最適な人物だな、と思った。
336:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/10 21:44:15
ほら始まった。こうして実体経済に波及していく。
融資を引き揚げられた企業は倒産し、新たな不良債権が発生し、銀行の資本を毀損する。
それが更なる融資の引き上げを呼ぶ。資本の毀損の10倍以上の融資が引き揚げられるからだ。
この信用収縮を止めるには銀行のバランスシートを改善するか、バーゼル規制を一時凍結するしかない。
米で貸し渋り広がる、米銀が融資基準・条件を厳格化
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会(FRB)が4日発表した銀行の融資に関する調査で、
米国内の銀行が個人や企業に融資をする際の基準や条件を厳しくしていることがわかった。
低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題をきっかけにした貸し渋りが広がっていることを示した。
調査は、四半期に1度実施しており、アメリカで営業している79の銀行(米銀56行、海外の銀行23行)
を対象に1月中旬までの3か月間の融資姿勢を聞いた。
企業向けの融資では、米銀の3分の1、海外の銀行の3分の2が融資姿勢を厳格化させたと答えた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
理由(複数回答)としては、8割以上が「景気見通しの悪化」を挙げた。「(資本不足など)銀行側の経営悪化」も2割以上あった。
サブプライム問題による損失の拡大で、融資を慎重にせざるを得ない銀行が相次いでいるとみられる。
商業用の不動産融資も、米銀の8割が融資条件などを厳しくしたと回答し、1990年の調査開始以来、最も高い比率となった。
個人向けでは、サブプライムローン以外の優良な顧客向けの住宅ローンでも、米銀の5割以上が融資の条件を厳しくしたと答えた。
(2008年2月5日10時26分 読売新聞)
337:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/11 00:09:16
>>336
シティーバンクのようにアブダビなどから増資を受ければ自己資本比率は高まるんだよね。
世界でアメリカの銀行を支える方向に向かうかもしれない。
今後の行く末を見守るしかないね。
338:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/11 01:34:45
>>337
アメリカの銀行は困ってないよ。少なくともシティーとかメリルリンチのようなクローニー銀行は少しも困っていない。
「大損した」「経営が傾いた」というように受け取ってほしいということだ。
339:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/11 19:16:48
銀行の評価損が他の利益でカバーできれば信用収縮にはならないと思います。
成長が鈍化する程度でしょう。
銀行が融資を引き揚げ始めるかどうかが決定的な違いを生むはずです。
まだ、どうなるか分かりません。
しかし、シティはアブダビから12%というとんでもない金利でようやく増資を得たのです。
目先の資本問題を防ぐためには仕方が無いことなのですが、こういう高コストでの増資は事業を圧迫することになります。
このあたりのこと、日本ではどうであったかを知りたければ
ゴールドマン・サックス 三井住友 優先株 増資
でググるといいですね。こういうことも知っておくべきでしょう。
もう一つ、証券の評価による資本問題は不良債権問題と根本的な違いがあります。
もしも、信用収縮が起きずに、証券の流動性の問題も解決したら、逆に突然巨額の利益を計上し始めるハズです。
ですから今回のG7で『公的資金』に言及するかしないかっていうのは注目の的だったはず、だと思います。
340:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/11 19:38:41
全国銀行協会マトリックスと郵貯マトリックスの合体。
一度システムを合体させた後で再び郵貯を国有化したら面白い。
マモンのプリンスは動揺するだろうな。
銀行とゆうちょ送金可能に・09年1月にも、システムを接続
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
全国の民間金融機関とゆうちょ銀行の間での振込(送金)が来年1月にも実現する見通しになった。
全国銀行協会(奥正之会長)が自らの決済システムにゆうちょ銀の接続を認める方針を固めたため。
長年、国の郵政事業と民間のシステムは別々に運営されてきたが、昨年10月の民営化に合わせ、
銀行・ゆうちょ双方の利用者にとって利便性が向上する仕組みに改めることが重要と判断した。
送金は全銀協が運営する全銀システム(全国銀行データ通信システム)が仲介する。
現在、ゆうちょ銀のシステムと全銀システムは接続していない。このためゆうちょ銀から振り込めるのは
シティバンク銀行や新生銀行など個別に提携した一部の口座に限られ、3メガバンクなど大半の金融機関
へは送金できない。 (07:01)
341:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/13 23:07:24
日本人が知らない 恐るべき真実
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
さて、『アメリカ:自由からファシズムへ』の日本語字幕版が完成しました。
反ロスチャイルド同盟オリジナル翻訳第三弾です!
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
URLリンク(video.google.com)
「自由の国」「民主主義の国」という仮面を剥ぎ取って、アメリカの真の姿を描くアーロン・ルッソ渾身のドキュメンタリー映画です。
米国の属国状態にある日本にとって、その“知られざる”実態は必見です!
米国の要望に従って行われている日本の構造改革の先に何があるのか?
与党の推し進める対米追従路線は、私たちを何処に導くのか?
さらに、世界はこの先どうなっていくのか?
そして、私たちはどうするべきなのか?
それをこの映画は教えてくれます。
是非ご覧になってください!
342:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/14 22:22:16
GDP速報値(前期比)
実質GDP-4Q(速報値) 0.9%
名目GDP-4Q(速報値) 0.3%
GDPデフレータ-4Q(前年比/速報値) -1.3%!!!!!!
とんでもない結果である。
金融政策を誤まっていなければどれだけの成長をしたかということだ!!
よってたかって日本の一人勝ちを防ごうとしているかのようだ。
343:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/14 23:52:46
今日はバーナンキ証言。
昨年7月のバーナンキ証言を発端に始まった金融危機。
更に加熱させるのか、それとも沈静させるのか?
これも注目点。
344:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/15 22:39:08
マモンの預言者による御神託です。
米金融の貸し渋り憂慮=自助努力の資本増強を要請-財務長官、FRB議長
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
米経済、リセッション寸前の状態にある=グリーンスパン氏
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
・米経済がリセッション(景気後退)に陥る「寸前にあることは明らか」との見方を示した。
・金融機関は貸し出しを制限しており、サブプライムモーゲージに支えられた住宅価格が安定するまで、
厳しい借り入れ規制は続くとの考えを示した。
345:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/15 23:38:50
コールレートでお金を集めるのは自己資本の増資のため?
それとも現金準備金や法定準備金の準備のため?
346:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/15 23:42:55
>>345
現金確保=支払い準備金や法定準備金 の為です。
コール市場での調達とは他の銀行の超過(余っている)準備金
を借り入れる行為であり、借り入れ=負債≠自己資本 です。
347:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/16 00:24:52
自己資本の増強は儲けるか株式(や出資証券)の発行をするかです。
『自助努力による増資』とは優先株を発行してそれを民間のファンドに買って貰いなさいってことですが、
基本的に足元を見られるので出資するファンドにとって非常に有利な条件になります。
ポールソンが発言するとゴールドマン・サックスやチャイナを儲けさせようとしているように見えてしまいます。
アブダビにも縁故があるんじゃないでしょうか?
ところが『公的な枠組みを使う』って言うと様相がガラっと変わります。例えば、
(1)日銀が銀行の保有する国債を買いオペして現金を供給する。
(2)国が国債を発行する。
(3)銀行がオペで得た現金でその国債を購入する。
(4)国がそのお金を預金保険機構に融資(あるいは出資)する。
(5)銀行が株を発行し、それを預金保険機構が買い取る。
これでスムーズに増資完了。この頃が銀行株の底値付近になるでしょう。
さて、これで銀行の資本問題が解消し、信用創造が再開します。
(6)銀行株が値上がりを始める。
(7)預金保険機構が(5)で購入した銀行株を慎重に売却する。
(8)この売却益や配当金で預金保険機構が国に利子を払ったり償還する(或いは配当金を払う)。
まあ、こんな感じでうまくやると国は利益が出ちゃうんですよね。
ぶっちゃけると、日銀がお金を刷って銀行の新規発行株を買うってことと同じなのですが、それは政治的にまずい。
国民に理解できないようにやるってのが味噌なんでしょうね。
まあ、良く出来たマジックだと思います。故に『公的資金注入』という欺瞞発動を注目しているんです。
348:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/16 01:13:50
その理解できないあたりを
理解できるように、ゲーム化しようと
思ったんだよな。
マウスでプチプチ、クリックしていくうちに
自然と理解できるような仕様で。
349:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/16 10:45:50
>>348
それは良いアイデアだと思います。
中央銀行と銀行と政府が協力して行なう錬金術はマスコミ、コミック、ゲームのどれもが取り上げません。
これを理解させるツールとしてもっとも優れているのはゲームだと思います。
なにしろ銀行システム自体が共同幻想みたいなものですから。
350:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/16 11:00:10
話を戻して、
自己資本規制が出来る前は信用創造を制約する条件は準備率だけだったので
いつでも現金を供給してくれる中央銀行が支配者ということになるのですが、
バーゼルによって自己資本比率が制約条件に加わったので資本創造のメカニズムが必要になりました。
故に公的な基金、即ち政府系ファンドが益々重要な役割を果すようになっていくと思います。
これこそがマモンの新しい乗り物でしょう。
では、日本における政府系ファンドの設立は誰がリードしているのか?と、調べたらあの人達です。
(建前としての)市場原理と政府系ファンドは相容れぬものですから、彼らはやはり偽善者だったということのようです。
日本はダメかも知れません。
351:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/18 19:55:30
また時計の針が進んだ感じ。公的資金でも融資と増資では意味が異なる。
<ノーザン・ロック>経営難で一時国有化する方針 英政府
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
2月18日1時20分配信 毎日新聞
【ロンドン藤好陽太郎】英政府は17日、経営難に陥った英住宅金融大手で、中堅銀行のノーザン・ロックを一時国有化する方針を固めた。
英BBC放送が報じた。ノーザン・ロックをめぐっては、英ヴァージン・グループが買収の優先交渉権を得て交渉していたが、
同行が英国の中央銀行であるイングランド銀行から借り入れた公的資金約5兆円の返済が障害となり、暗礁に乗り上げた。
ノーザン・ロックは、サブプライムローン問題で英国の短期金利が急騰した影響で資金調達が困難になり、
イングランド銀行が昨年9月に緊急融資を行ったが、預金者が各支店に行列を作る取り付け騒ぎが起きた。
英政府は信用不安拡大を防ぐため、ノーザン・ロックの預金を全額保護していた。
352:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/18 23:57:01
銀行がコール市場からお金を集められるのに、一般市場から預金を集める理由は何故?
コール市場よりも低い金利で借りれるから?
それとも自己資本比率とかが関係あるの?
353:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 01:37:28
>>352
意外と難問ですね。
預金と貸し出しの両方を扱っていないと信用創造が出来ないのは分かるが、積極的に預金を集めないという選択肢があるのでは?ってことですか。
現実にコール市場で貸し方になる銀行と借り方になる銀行は傾向があるようですけど、その極端なケースですね。
良く分かりませんが、ということであえて書いてみますと、
コール市場を経由してA銀行がB銀行から借りるよりも、
預金者がB銀行からお金をおろして、A銀行に預金し直してくれた方がA銀行にとって安価で安定的に調達出来ることが多いんでしょう。
もっとも、超過準備政策時は例外でしょうね。実際、預金者に冷たかったですし。
それともう一つは、大数の法則が成り立つ状況を常に維持しないといけないからってのがあるのではないでしょうか?
一度に引き落とされる比率は小さいはずだ、というのが準備預金制度の前提ですが、
沢山の人が口座を開いていて、それぞれに預金が分散された状態になっていないとその前提が成り立ちませんよね。
なお、いっそ預金を全く取り扱わない非信用創造型の金融機関になるという選択肢はあると思います。
354:328
08/02/19 01:44:19
「コール市場」って日本に導入されたの最近ですか?
カタカナのままで翻訳語はないですよね?
355:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 20:52:58
>>354
いつからというのは知りませんし手元の本にも書いてないですが、さすがの検索で分かりますね。
URLリンク(www.findai.com)
(一部抜粋)
コール市場は、1902(明治35)年頃から、銀行を中心とする金融機関が、
日々の資金過不足を最終的に調整しあう場として、自然発生的に成立しました。
(引用終わり)
英語って訳ではなく和製英語ってやつですね。
アメリカのFF市場と対比されるようです。
敢えて言えば狭義の短期金融市場?コール市場のままの方が無難でしょうね。
356:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 21:31:14
>>355
回答ありがとうございます。経済用語って分かりにくい、あるいは一貫性がないのではないかと思って質問しました。
「コール市場」ですが、Wikipediaで検索すると「銀行間取引市場」に飛ばされます。こちらの方がよく使われるので
しょうか?Googleで検索すると「money at call<マネー・アット・コール>、呼べば直ちに戻ってくる資金」という
記述が見つかりますが、日本語話者としてこれは直感的に非常に分かり命名だと思います。
「信用創造」というのも、直感的ではないと思います。ヴェルナー観を知っているからというのもありますが、「信用」という
部分がどうにも...
これは受け売りですが、FRBもニュースでは「連邦準備理事会」と訳してますが、民間企業名は普通訳しませんよね。
Federal Expressという宅配会社も「連邦急行便」なんて訳さないですし、仕事のすべてを連邦政府から請け負ってる
Blackwater社も「黒水」なんて訳さないわけです。
だから、故意にこういう分かりにくい用語を使ってるということはないでしょうか?(最後のは確信的でしょうが)
357:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 22:17:57
>>356
クレジット・クリエーションは直訳すると
『融資を無から創る』とか『銀行預金を無から創る』ですよね。
信用創造って訳はピンと来ない。
そもそも銀行が金貨や銀貨を支払い準備金として金庫にしまって、その何倍もの銀行券(銀行が発行する約束手形)を
発行したことが事の起こりなのだから、素直に『マネーを無から創ること』と訳したら良いですね。
決定的なのは1694年にイングランド銀行の設立許可を申請したとき、当のパターソンが語っています。
「銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息をかせげる」
そして銀行券を使うかわりに預金口座(帳簿)を使っても同じ事が出来ます。
思慮ある人なら分かることです。
358:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/19 22:50:52
>>353
ありがとうございます。
自己資本比率とは関係ないという事ですね。
コールレートよりは安定していると言うこと。
また、金利が低く安価に準備金を集められるからということですかね。
ところで、電子マネー化が究極に進み現金が廃止されると銀行は現金準備金を持っていなくても良いですね。
そうすると法定準備金のみを持っていれば良いと言うことになります。
現在と同じ(1.2パーセントでしたっけ?)法定準備率だと市場から預金を集める必要性はほとんどなくなるのではないでしょうか?
359:358
08/02/20 00:21:46
すいません。
自分で書いていてなんですが、電子マネーになっても支払準備金という概念は必要ですね。
預金者が預金100万円を引き出すときに、
借り方 貸し方
預金100万円 支払準備金100万円
になるのは電子マネーでも変わらないですよね。
360:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 00:32:34
>>358、>>359
紙幣の存在しない世の中になれば支払準備金が不要になるって言う仮定は考えられると思いますよ。
電子マネー(ICチップという技術を使った小額決済代替システム。一般的に現金には戻せない。)
ではなく、全ての決済が銀行振り込みでしか出来なくなった世の中を考えましょうか。
AさんとBさんが同一銀行の口座振込みを使って売買決済をすると、この銀行が持つ預金総額は変わりません。
現金預け金(紙幣が無くなったので日銀当座預金ですね)も変化しません。
帳簿上(メモリー上)の数字の移動(控除と加算)で売買が出来てしまうのが銀行業の醍醐味です。
ところが、AさんとBさんの口座が違う銀行の口座である場合は大きく違います。
この場合はAさんがBさんに銀行振込みで支払うと、Aさんの口座を持つ銀行がBさんの口座を持つ銀行に日銀当座預金口座を使って振込みをする羽目になります。
現実にはこういう決済を沢山まとまめて差額決済をするわけですが、A銀行が預金を集めようとしない銀行だとすると、他行への流出の方が圧倒的に多いでしょうから、
どんどん日銀当座預金残高が減ります。預金通貨と日銀当座預金の比を考えると、流出ばかり一方向に進むとシャレになりません。
毎日コール市場で大量の短期資金を調達し続けるわけで、自転車操業状態に陥りますよね。
故に紙幣が存在しない時代になっても、何とかして他行から自行に振込みや振替させ、預金残高を確保する努力は行なわれると推測します。
給与振り込み口座や大企業の口座を持っている銀行の方が有利であろうと思われます。
ところで、仮に銀行が一つになった場合は預金を集める努力は要らない道理になりますが、良く考えるとこの場合は必然的に集まって来ますねw
少し飛躍すると、いずれ決済システムは一つに統合されるという予感がします(多分、悪い人たちによって)。
公的か民間か分かりませんが唯一の機関があらゆる個人と法人の口座を持ち、この口座振込みによる決済以外は認めない、という時代がやって来るような気がします。
「銀行が自分独自の決済システムを使えない」=「信用創造が出来ない!」 なので、この機関がマネーサプライが完全に管理出来るようになります。
この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
361:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 00:46:30
もう一つ書きたいことがあります。
1.2%の法的準備金なんてそのうち廃止されると思います。
バーゼルが課している自己資本規制の方がよっぽど強力な制約ですから。
362:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 01:56:42
>>360
>この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
投資銀行は預金を作り出さないの?
363:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/20 23:22:02
銀行業のことを詳しく知りたければ国富論を読むとよい。
この時代(1776年)はまだ銀行システムが自明ではなく、スミスは銀行業を説明(正当化)する為にかなりのページを割いている。
そこでは信用創造などという言葉は使われておらず、銀行が銀行券という通貨を創り出していることなど自明なのである。
そして同じことが現金口座によっても出来ることが解説してある。
これらによって新たに造られた購買力が生産的に使われることで商業の発展に貢献するという結論付けを行なっている。
^^^^^^^^^^^^^^^
銀行システムを肯定するということは有利子経済を肯定することである。
その後で(当時北米にあった植民地政府が行なっていた)政府紙幣を否定する流れである。
364:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/21 21:48:52
何やらピンと来ない記事ですが、とにかくバタバタしているようです。
残高減で「貯金増やせ」の大号令、ゆうちょ銀行の混乱
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
民業圧迫の批判を受けて、民営化後も総資産縮小を迫られているゆうちょ銀行。
ところが、民営化からわずか2ヵ月で、早くも「貯金残高拡大」の指令が出され、現場は右往左往している。
昨年12月3日から28日までの約1ヵ月、郵便局の店頭では史上初の「金利優遇キャンペーン」が展開された。
ゆうちょ銀に新たに定額貯金をすると、0.1~0.4%の金利を上乗せするというものだ。
(以下略)
365:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/22 04:52:48
>>364
サブプライムの煽りを食らっているか、ファンド応援の出資で騙し盗られ様としているのだろう。
単に預金流出の問題なら、焦げ付き債権が露になってくる。
政府補償があると思うが、回収は簡単ではない。ちょっとした見ものが始まった。
366:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/23 00:06:11
>>365
昨年末までは自由な運用は認められていないので、それは(まだ)無いはずだと思うのですが。。。。
さて、ついに企業向けの融資が行いましたね。
今後、経済・物価に対する影響はどうなるでしょうか?
ゆうちょ銀、初の企業融資 5億円 新日鉄向け『協調』参加
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
日本郵政グループのゆうちょ銀行が初の企業向け融資として、ことし一月、みずほコーポレート銀行を
主幹事とする新日本製鉄向けのシンジケートローン(協調融資)に参加したことが二十一日、明らかになった。
ゆうちょ銀分の融資は五億円程度とみられる。
(中略)
旧日本郵政公社時代は、郵便貯金資金の運用は大半が安全資産の国債に限られ、企業や個人向け融資は認められていなかった。
昨年十月の民営化で「運用の多様化」が可能になり、ゆうちょ銀の申請を受けた金融庁などが、
昨年末に協調融資やデリバティブ(金融派生商品)などによる運用を新規業務として認可した。
(中略)
<ゆうちょ銀行の新規業務> 旧日本郵政公社時代まで、郵便貯金の資金は国債による運用が約8割を占め、金利変動リスクを抱えていた。
貸し付けは自治体向けにほぼ限定され、企業への融資や株式売買などはできなかった。民営化を契機に通常の銀行と同様の業務ができるよう政府は、
融資業務や金融派生商品による運用などの「新規業務」を段階的に認める方針を打ち出している。
367:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/23 01:11:17
>>366
急国有現業部門への貸し付けは完全に焦げ付き状態。これに加えて
>デリバティブ(金融派生商品)などによる運用
を巧妙に押し付けられ、詐欺ファンドの餌食にされる予定。
非公式の行政指導、国会質問、買収、脅迫等を総動員して損失を出す事が確定的な投資をさせられる。
これをさせない為には、監視されていると云う意識を持たせる以外に無い。
368:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 13:08:31
郵貯は今まで、貸し出しをしてこなかったと言うことは、信用創造は行わなかったのか?
これからはできるようになったということか。
369:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 13:24:30
薄~い知識なので間違いあるの前提で書き込みしちゃいますが、
確か郵貯の預金はODAの円借款に使われてたんだよね?
その貸し出しが信用創造のシステムによるものなのか、それとも現物貸し出しなのかは気になるところ。
370:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 16:02:25
>>368
う~ん。どうも郵便貯金はユニークな存在だったようですね。
郵便貯金は全銀協と接続していないとはいえ、かなり広い範囲で決済機能を持つわけですから郵貯マネーと言えるでしょう。
そういう意味では郵便貯金も独自マネーは創っていたが、それをそのまま貸し出すという行為はしていなかったということですね。
郵便局に預けた後のお金のライフサイクルを考えて見ましょうか。
(1)私が郵便局に現金を預け、郵便貯金(郵貯マネー)を入手する。
郵貯マネーは郵便振込み決済を認める範囲内でマネーとして機能するので(市場で)流通するマネーの総量は変化しない。・・・A
但し、M2+CDという統計値には郵便貯金は含まれないので、流通していた現金が貯金に変わると、この指標は減少する。
(2)郵貯はこの現金を日銀に預けることで、日銀当座預金に変える。
(3)郵貯は発行市場で国債を購入する。
日銀の負債勘定の日銀当座預金[郵貯名義]が控除され、政府預金が加算される。
(4)国は公共事業を行い、その代金を(小切手や手形で)企業に支払う。
話を単純化するために政府預金を現金化して現金で支払うことにすると流通するマネーの総量が増える。・・・B
と、いうふうに、国債発行市場で用いられることを前提にすると流通するマネーの総量が増えます。
しかし、流通市場で使われると、
(3)’郵貯が流通市場で国債を購入する。
郵貯の日銀当座預金が控除され、売り手の日銀当座預金残高が加算される。
この場合、流通するマネーの量は変化しない。
こんな具合でしょうか?他にも発行市場で国債を買って流通市場で国債を売るとかありそうですね。
国が自力でマネーの流通量を増やすには郵貯でお金を集めて公共事業をやるってことだったんでしょう。
でも、これは運用ではなく浪費であり、リターンが無いのでいつかは破綻しますよね。
公共事業ではなく、財政投融資ってのもありますので、このあたりも調べないといけないと思います。
いずれにせよ、これからは普通の銀行になっていきます。
その方が経済が良くなった場合は、官僚とは足を引っ張るだけの存在だ、ということになりますが、さてどうなるでしょうか?
371:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 16:16:21
ちなみに私は政府マネーに反対ではないので、
・郵貯で集めたお金を国に貸して、それを国が民間に貸す。
・その時に郵便貯金口座を使って貸し出す、
ということをすれば良かったのに、って思います。
とはいえ、きっとそういうようなことは我々が知らないところでやっているんだろうなとも思います。
交付国債とか、国が発行する小切手とか、いろいろありますもんね。
そういう所で暗闘が行なわれているんでしょうかね?
372:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/02/24 21:56:10
ヴェルナースレ的には分かり易い記事だと思います。
やっぱり日本にも伝播してきちゃってるんですね。
本場はそれ以上に大変でしょうけど。
断ち切られた好循環 サブプライム問題が日本の不動産市場へ
URLリンク(moneyzine.jp)
欧米経済の影響が日本にもおよびつつある
米国発の金融システムクラッシュは日本経済に影響を与えます。日本も米国も欧州も、
「資金の借り入れ」を通じてつながっていますが、ここにきて本当に欧米の経済が下水管が
つまった状態になり、その影響が日本にもおよびつつあります。
(以下、略)
373:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/02 22:17:42
FRBの実態が良く分かる。
Zeitgeist - The Movie: Federal Reserve
URLリンク(www.youtube.com)
374:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/06 23:35:23
さて、アメリカの貸出指数が減少を始めるかどうかに注目しようではないか。
375:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/10 00:40:26
もう完全に路線が確定してしまった感があります。
2/28日にバーナンキは小規模な金融機関の破綻を預言、市場はそれを失言と騒いで現実逃避。
ポールソンは相変わらず予防的公的資金の注入に動き出しません。
これからしばらくは金融機関の破綻騒動が拡大していくのと実体経済悪化の顕在化が同時進行するんでしょうかね?
米住宅ローン会社ソーンバーグに債務不履行通知、株価時間外で急落
URLリンク(jp.reuters.com)
[ニューヨーク 5日 ロイター] 米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージ(TMA.N: 株価, 企業情報, レポート)は5日、
さまざまな契約について追加担保の差し入れが履行できず、債務不履行を宣言された、と発表した。
(中略)
シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、ドナルド・ファンデッティ氏は3日付のリポートで、
ソーンバーグが資産売却か増資をして追加担保を差し入れられなければ、破産申請に追い込まれる可能性がある、と指摘した。
376:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 01:21:18
中央銀行が資金供給するときの債権の落札方式ってどういうこと?
377:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 03:58:42
これは面白い。
証券化商品を担保に銀行券を貸すのではなくて国債を貸し出すとは。。。
いろいろな手があるものです。
協調資金供給:欧米5中央銀が緊急発表 国債貸出制度新設
URLリンク(mainichi.jp)
<抜粋>
新たな国債貸出制度は、金融機関から住宅ローン債権を含む証券化商品などを担保として引き受け、国債を28日間貸し出す制度。
378:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 13:14:26
( ・ω・) < 日銀の人選って、このスレ的には旬だよね?
資料室(日本銀行のヒミツ-銀行はおカネをつくって経済のパイを大きくできる) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 不況で最も得をしたのは日本銀行だった)
※前川レポート
中曽根康弘首相が設置した「国際協調のための経済構造調整研究会」の座長であった前川春雄(元日銀総裁)を中心として作成…。
当時、日銀副総裁だった三重野康と営業局長だった福井俊彦も執筆に参加…。
「前川レポート」の叩き台となっているのが、同じく元日銀総裁である佐々木直が発表した「世界国家への自覚と行動」
(通称「佐々木レポート」)である。「佐々木レボート」は、貿易交渉の際、アメリカ側からいい渡された要望書をもとに作成されたという。…
※アメリカ
日銀の最初のプリンスであった、新木栄吉と、一萬田尚登は占領軍(アメリカ)から選ばれた…。
その後継者たち…佐々木-前川-三重野-福井と歴代のプリンスたちに受け継がれてきた「10年計画」の内容と、
アメリカの要求が似ていたのは、決して偶然ではない。…
構造改革のために不況をつくる
…「10年計画」…前川レポートの作成に参加していた、日銀のプリンスである三重野と福井は、…窓口指導を利用して、
銀行に不動産などへ過剰貸し出しをさせ…、日本経済はズタズタになった。…目の上のタンコブだった大蔵省を弱体化させ、
解体にまで追い込んだ。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
武藤敏郎-Wikipedia 1.2日本銀行
福井の下で量的金融緩和政策やゼロ金利政策の解除、政策金利引き上げの実施などを決定しており、国内経済政策に対する評価は高い。
しかし、一方では、福井と共にサブプライム問題の一因ともなっている外資による国内での資金調達を容易にした
低金利政策や量的緩和政策決定の渦中にあったことに対する批判もある。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
379:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 13:34:37
資料室(日本銀行のヒミツ-中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま)
金融財閥がつくったFRB
…FRBができると、…所得税を導入した。FRBが国債を引き受けたから、金利の支払いをまかなうためだ。…
世界恐慌が生んだ金融財閥のメリット
…1929年にはウォール街で株価の大暴落…。…恐慌の原因は、1920年代にFRBの指示で、銀行が貸出収を増やしたこと…。…
株価がピークを迎えると、FRBは政策を180度転換して、銀行の信用創造を厳しく抑え…銀行倒産が相次いだが、
そのほとんどはFRBのシステムに加入していない銀行だった。…
また同じころ、アメリカの銀行は農家に対して、土地を担保に多くの貸し出しを行なっていた。
FRBが政策を転換すると、銀行は農家に借金返済を迫った。…その土地は…ウォール街の金融財閥の関係企業に買い取られたのだ。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
資料室(日本銀行のヒミツ-いい中央銀行 悪い中央銀行) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > いい中央銀行 悪い中央銀行)
戦後のドイツ経済はプンデスバンクが担う
…ドイツ…ブンデスバンクは、…資本金は100%、ドイツ連邦政府が出資している国有銀行だ。…法律を定めて、…命令を下すことができた。…
結果、…旧西ドイツは、バブル経済が発生することもなく、大きな不況にも見舞われなかった。…
ブンデスバンクの成功は、ドイツ国民の深い反省…に成りたっている。戦前…ライヒスバンクという中央銀行があった。
銀行家たちによって設立され、帝国政府からの独立性が高く、誤った金融政策をとっても、…チェックが利かない…。…
ライヒスバンクは国債と交換に通貨を乱発…驚異的なインフレは、ヒトラー政権誕生につながっていく。…
民主的な中央銀行は駆逐される!?
…99年に欧州中央銀行(※)が誕生し…中央銀行の地位を追われた。
2001~02年、ECBはブンデスバンクに対し、信用縮小を命じた。このため、ドイツは02年頃から不況に。…
URLリンク(www.anti-rothschild.net)
380:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/12 22:51:52
>>377
RMBSを中銀に売却して、国債を得ると銀行の自己資本比率は改善されるのですか?
381:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 00:27:00
>>380
改善されません。それと今回の処置はRMBSをFRBが買い取るわけではなく、貸し出しにおける担保にするだけです。
銀行がFRBから国債を借りて、万が一期日にそれを返せない場合は担保を没収するということですね。
この処置はバランスシートの改善ではなく銀行の短期資金繰りの支援でしょう。
通常ですとFF市場で無担保で借りるんですが、どうも貸し手が少なくなっている模様。
他には国債やRMBSを売却するとか、これを担保に借りるという手段もあります。
ところが今はRMBSの流動性や市場における担保価値が無くなってしまっているようです。
そこでFRBがRMBSを担保に28日間国債を貸し出す、という粋な計らいをするわけでしょう。
以前RMBSを担保にベースマネーを28日間貸し出すことを始めましたが、インフレ懸念が高まってきた中、これをそうは増やせません。
そこでマネーではなく国債を貸し出すことでベースマネーを増やさずに流動性のみを確保するという妙案に見えます。
銀行はRMBSを担保にFRBから国債を借り、この国債を担保にすることで市場からベースマネーを借りる事が出来ます。
ただ、気になることもあります。
一つは今回の処置をファーストディーラーに限ったことです。これは何故なんでしょう?不公平な気がします。
もう一つは、銀行が借りた国債を市場で売って資金調達して、28日後に買い戻して返済するという真似をしないか?ということです。
これが大規模に行なわれると債券価格の乱降下(即ち金利の乱降下)が生じて混乱が起きるような気がします。
まあ、ルールを決めて運用するんでしょうけど。
382:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 00:40:02
なお、これは銀行間市場の流動性改善の妙手だとは思いますが、肝心の資本問題は解決しないので遠からずして振り出しに戻る気がします。
今、株をやっている人はややこしくて仕方が無いでしょうね。
383:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 01:58:29
>>381
素晴らしい解説ありがとうございます。
流動性を円満にすることには効果があるが、自己資本比率の改善にはならないという事ですか。
ところでファーストディーラーって何ですか?
384:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/13 02:18:30
>>383
失礼しました。プライマリー・ディーラーの誤りです。
プライマリー・ディーラーについては下記等。
URLリンク(money.infobank.co.jp)
この新流動性対策はなかなか面白いですね。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
とか
URLリンク(jp.reuters.com)
の記事が参考になります。
市場心理には(瞬間的には)好影響を及ぼすでしょうし足元の危機の回避に役立つでしょうが決定打にはなりえないでしょう。
バーナンキの預言とおりに小規模な金融機関の破綻が起きれば一気に吹く飛びますよね。
385:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 04:03:06
アメリカの銀行貸し出し指数を見るにはどうすればいい?
386:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 04:09:48
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。
日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが
現実なのだ。
しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、
その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。
もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。
100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。
つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。
それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。
株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。
日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を
日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で
外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。
金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら
自営業と答えれば良い。
アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、
武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。
海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
387:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 23:24:39
ベアスターンズに資金供給?
融資か?資本注入か?それが問題だ。
388:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/14 23:33:07
融資か。。。じゃあ、これも瞬間材料だ。いや、いまや瞬間すら上がらないかも。。。
しかし、どこも破綻していない状況で株式市場はこんな状況だから、破綻が起きたらどうなるのか想像もつかない。
そして、すぐにでも破綻は起きそうな空気だ。
先ず破綻があって次に公的資金注入が行なわれるのでしょう。
そして、その後に示される枠組み。頭を柔軟にしておく必要がありそうです。
2008/03/14-22:46
米ベアー・スターンズに資金供給=JPモルガンがNY連銀と連携
URLリンク(www.jiji.com)
【ニューヨーク14日時事】米銀大手JPモルガン・チェースは14日、資金繰りが悪化している米証券大手ベアー・スターンズに対して、
ニューヨーク連銀と連携して資金を供給すると発表した。JPモルガンが同連銀から公定歩合貸し出しを通じて資金を調達し、
ベアー・スターンズに貸し付ける。
389:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/17 01:42:50
18日のFOMCで100bp利下げが行なわれるという市場期待になっている。
この期待を裏切れば暴落、しかし行なっても自体は悪化する。
ただでさえインターバンク市場で貸し渋りが起きているところで、ついに完全にマイナス金利に突入だ。
更に資金の出し手が居なくなるのでは無かろうか?
おそらくは中央銀行の窓口貸出しによる後進的な金融政策が復活する。
NY連銀、ベアーを救済
3月16日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
【ヒューストン(米テキサス州)=渡辺浩生】ニューヨーク連銀は14日、経営難が続く米証券大手ベアー・スターンズの救済を決めた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行以外の個別金融機関に資金支援するのは1929年に始まった大恐慌以来。
金融システム不安を防ぐためだが、低所得者向けサブプライム(高金利型)住宅ローン問題をきっかけにした信用不安の深刻化に、
市場では株安とドル安の「米国売り」に波及。米政府に抜本策を迫っている。
米銀大手JPモルガン・チェースは、公定歩合による貸出制度を通じて資金を調達し、その資金を28日間の期限付きでベアーに
迂回(うかい)融資する。]JPモルガンの仲介は、証券会社が公定歩合を直接利用できないためだ。
ベアーはサブプライム関連の金融商品にからみ巨額損失を計上。金融市場で貸し渋りの動きが強まり、資金繰りが急激に悪化。
シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、「13日に大量の資金流出があった」と述べ、取り付け騒ぎが起きたことを明らかにしている。
390:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/18 22:53:29
まあ、金融の混乱はしばらくは続くだろうね。
391:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/20 02:10:41
まさかの展開で日銀総裁空席。
密室で決まるのはおかしいが、今も透明性が上がったようには思えません。
民主党はあくまで日銀の独立性を重視しているので着地点は日銀プロパーな気がします。
総裁山口氏、副総裁白川氏、という体制に向かうのでしょうか?
392:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/21 09:00:57
米プライマリーディーラー向け連銀窓口貸し出し、1日当たり134億ドル超に
URLリンク(jp.reuters.com)
393:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/22 00:08:27
>>392
これは釈然としない制度ですね。
プライマリーディーラーに幅広い証券を担保として公定歩合で貸すことが出来るようになったわけですが、非常に不公平な制度のような気がします。
これが小規模な金融機関の資金繰りに役立つか考えてみると、公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
そもそもJPモルガン・チェースによる米証券大手ベアー・スターンズの買収をFRBが支援したのもムチャクチャな気がします。
何故、公的な枠組みで行なうのはダメで、プライマリーディーラーという名の金融寡頭勢力を優遇することはOKなのか、さっぱり理屈が分かりません。
このプライマリーディーラー制度は日本にも出来ていて、財務省のHPで確認出来ますが、暗然とした気分にさせられます。
394:393
08/03/22 00:12:30
誤解されそうな書き方をしてまいました。
これと全く同じ融資制度が日本にもあるわけではありません。
プライマリーディーラーという存在が日本にも誕生しており、それが・・・・・・・・・と書きたかった。
395:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/23 23:01:08
>>393
>公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
>普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
銀行がFF金利で借りにくくなったので、連銀から公定歩合で借りたんですよね。
普通に行っていることの延長線上だと思いますが。
396:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 00:49:31
>>395
プライマリーディーラーはそれで良いでしょう。
私の疑問は素朴なものです。
こういう政策は全ての金融機関の恩恵が波及しないと意味が無いと思うんですよね。
特により資金繰りが危うい中小の金融機関に波及しないといけないんじゃないかと思います。
一見すると、プライマリーディーラーに公定歩合でジャブジャブ貸せば、それがFF市場を通して中小の金融機関にも供給されるように思えます。
しかし、FF市場で貸し出す時の金利はFRBがアナウンスしている誘導金利を無視することが出来ません。
つまり、この政策が中小の金融機関にも恩恵が届くとすれば、プライマリーディーラーが公定歩合で借りて、それをより低い金利であるFF金利で貸し出す場合なんですよね。
そんな不合理な真似はしないだろうと思います。
この政策はあらゆる金融機関が資金繰りに困っている中で、プライマリーディーラーのみ潤沢に資金繰りが可能な状況を作り出しているように見えます。
これにより生じる相対的な有利性はとてつもないレベルに達するだろうと思います。
素朴に考えるとプライマリーディーラーはこのお金をFF市場なんかで運用せず、カルテルを作ってどこかの市場で運用しないでしょうか?
もしこの仮説が正しければ相変わらず銀行間市場の危機は継続し、プライマリーディーラーの息がかかっていない金融機関は淘汰されていく一方で、
どこかの市場ではバブルが生じると思います。
397:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 01:03:44
それと今回新たに創設されたプライマリーディーラー向け連銀窓口貸出制度は
従来のプライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)と微妙に違いますよね。
このあたりの適用範囲の拡げ方もあまりにも恣意的な感じがします。
398:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 14:00:46
まあ大資本が金融を動かしているであろうことを考えれば、
アメの政府やFRBがやっていることは至極当然ともいえるよな
399:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 18:31:21
>>398
そうなんです。
FRBやBISを頂点にプライマリーディーラーと呼ばれる宮廷金融貴族が居て、その下にその他の金融機関が居るという
構図ですから、彼らを破産させると実際に金融システムが破綻して実際に人々が不幸になる。
そこで、危機が生じれば公益保護を理由にいくらでも金融寡頭勢力の為になる制度を創り出せる。
その過程で更にモノポリー(独占)が進んでいきます。
金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
金融危機の終わりは銀行の自己資本の創造で行なわれるはずです。
公的な枠組みを使わないというならば、
FRBがプライマリーディーラーのうちの投資銀行(証券会社)に長期資金を貸して、そこに銀行の優先株を買わせることになるのでしょうか。
その為には、この融資制度の期間が十分に長くなるか、借換が約束されないといけません。
危機を理由に準備は着々と進んでいる、ってとこでしょうかね。
400:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 21:12:13
>>399
> 金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
横レスだが、現在進行形ではなく、すでに古典的手法としてとっくの昔に確立されているのではあるまいか。
80年ほど前の大恐慌にしてからが、シナリオありき濃厚な疑いを感じざるを得ない。
日本のバブルも本書に書かれているとおりだが、なぜ、このブームに「バブル」という言葉が当てはめられるようになったのか。
300年近く前にイギリスで起きたSouth Sea Bubbleという投機ブームから来ている言葉だが、
最初に当てはめた人間は、同じ本質を持った事件だということを知っていたんじゃないだろうか。
401:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 21:54:41
>>400
そうかもしれません。
1694年にイングランド銀行が出来た頃には既に金融サイエンスの基本は確立されており、
南海泡沫バブルの頃には証券の価格変動を利用した富の収穫技術が確立されていたのかも知れません。
国債請負を通じて国家を支配する術が確立したのもその頃ですね。
402:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/24 23:00:56
金融危機ビジネスと戦争ビジネスの役者を兼ねてる人もいるよね。
チャーチルは金融を理解していなかったと見なされていたのに何故か大蔵大臣に就任し、ポンドの金本位制復帰という重要な決断をした。
周囲が心配したとおり(期待通り?)大失敗し、そして大恐慌の引き金になった。
戦争の方でもガリポリ戦を初め大失敗を繰り返した。なのに何故か戦争指導を任され続けた。
403:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/25 20:32:15
あっけなく低利長期融資、しかも融資の更新OKというプログラムが作られた。これは驚きだ。
第5位の証券会社を救済する為に仕えるなら来るべき銀行の資本危機に際しても仕える道理だろう。
FRBはまたも強力なアイテムを手に入れたと思う。
金融危機はFRBの権限を強化していくように働くものらしい。
ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
3月25日8時24分配信 ロイター
[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N> の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、JPモルガンが発行する劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合に連動する最優遇金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券は、最優遇金利プラス475ベーシスポイント(bp)の7.25%。
404:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/26 23:10:07
間接的な公的資金投入のスキームは出来上がりました。
本番は銀行の資本増強です。
しかし、やるかやらないかはFRBの胸三寸にかかっています。
公的な枠組みを使っていないだけに読みにくいですね。
しかし、、、、
受け皿会社に10億ドル出資しただけで残り290億ドルをNY連銀が用意。
その290億ドルの貸し倒れリスクは連銀持ちだとか。。。
極端に安くなった債券なので、長期保有が可能ならいつかは利益が出るわけですが、しかし。。。
で、BSが綺麗になったベアを格安でJPモルガンが買収する。。。
なんだ、これ???
そういえばJPモルガンってNY連銀の大口株主だって何かで見たような気がします。
405:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/29 05:32:09
【中国】バブル崩壊の兆し 株価下落、不動産も異変[03/27]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
スレリンク(news4plus板)
406:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
08/03/29 05:47:00
( ・ω・)つ>>405訂正
【経済】暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家ジム・ロジャーズ氏[03/25]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
スレリンク(news4plus板)