07/04/14 16:19:14
正社員の平均生涯賃金3億(平均年収750万)。
それに対して、フリーターは8000万(平均年収200万)程度といわれています。
しかし、これはたわ言です!
生涯賃金3億(平均年収750万)は、従来の年功序列社会を前提にした数字です。
年功序列は経済成長を前提としないと成立しません。
少子化による人口減少と、生活インフラの完成による需要の低下で、今後、日本はマイナス成長期を迎えようとしています!
マイナス成長期では、管理職ポストはどんどん削られていきます。
正社員になっても、少子高齢化社会では管理職ポストはどんどん競争率が高くなりますので、出世コースから外れたらリアルで一生ヒラ社員!
管理職になれる確率よりも、なれない確率のほうが多いのです!(ゆえに若者は3年で辞めます!)
給料も新人社員と一緒で、ほとんど昇給なし!
50歳になったら、「君のスキルは古いし、ノルマやサービス残業を達成する体力ももうないから、正社員として雇用する価値ないんだよね。明日から、時給900円のバイトとしてなら来てもいいよ」とリストラを宣告される。
年功序列時代だったら、一番稼げたはずの50代をバイトとして過ごすハメに!
まさに成果主義を逆手に取った“逆”年功序列社会!
「国際競争を迫られている日本の人件費はまだまだ高い! 賃金のベースアップはありえない!(by経団連)」
「格差是正は正社員の給与を下げることによって達成されるべき! 同一労働・同一賃金論に基づいて正社員の賃金を非正規雇用並みに!(by経済財政諮問会議)」
などの意見があり、今回見送ったホワイトカラーエグゼンプションも参議院選が終わったら成立するでしょう。
以上を踏まえたら、今後、正社員の平均生涯賃金3億(平均年収750万)などありえない!
この程度のことは、マクロ経済学の基本を知っていたらすぐ理解できます。
ずばり、今年新卒入社のリアル正社員の40年後の平均生涯賃金は、中小企業も含めたら1億2千万(平均年収300万)程度と予想されます!