円の支配者★リチャード・ヴェルナーⅢ★虚構の終焉at ECO
円の支配者★リチャード・ヴェルナーⅢ★虚構の終焉 - 暇つぶし2ch266:257の続き
06/08/13 21:17:48
第2段階:銀行間の決済
銀行間決済の話には必ず時点差額決済と即時総額決済の話が出てきますが省略します。今の日本は後者です。
また、現実には他行への振込みだけでなく他行からの振込みもあり大数の法則により収支は安定化します。

>>257で銀行Aが銀行Bに1000億円の債務を持つという関係になりました。
続いて第三者の銀行口座を用いた決済です。銀行Cとしましょう。
銀行Cにある銀行A名義の口座から銀行B名義の口座へ1000億円が帳簿上移動して終了です。

しかしながら、銀行Aの預け金には1000億円ないので足りないではないか、ということになります。
これに関しては銀行間の貸出しと預金で資金繰りをつけます。これが銀行間市場の資金取引です。
銀行Cが民間銀行であった場合はその銀行から銀行Aが有利子で借りた形を取ればいいわけですし、
銀行Cが日銀の場合は日銀から借りることはあまりせず、コール市場から借りるわけです(コールマネー)。
あなたが考えているように一々有価証券を切り崩していたら市場は不安定になります。
有価証券は要求払いではなく市場における時価による売買なのですから。

結果、銀行貸出しの利益の源泉は預金金利と貸し出し金利の差であったり、銀行間市場金利と貸し出し金利の差になるのです。
コール市場の金利が政策金利になる所以です。ついでながら準備金が不足した場合もコール市場から借りることになります。
仮に説明1の手順を守って貸出していても現金引き落としや他行への預金振替がある限り準備金不足という局面は生じます。


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