07/05/01 07:34:48
>>92
記事でなかで紹介されている『黒字亡国』(三國陽夫、文春
新書)を私は既に読み終えていたのでこの意味がよくわかった。
本書の私の解釈は次のようである。
日本の対米輸出は巨額な黒字である。これだけをみて日本が
儲かっていると喜ぶのは大間違いだ。日本は輸出代金として受
け取ったドルを本来、円に換え日本国内の経済活動に使うのが
スジなのだが、そうはせず、アメリカの国債を買うために使う。
対米輸出超過の結果生じる円高を何が何でも阻止しなければ
ならない。円高になると輸出価格の急騰により輸出が激減し、
日本経済の根幹である貿易立国が立ち行かなくなるからだ。つ
まりドルを買い支えているということである。