05/10/02 03:45:20
>>150
そう、まさにそうです。今の世の中は、既得権を保持しているものが
一番先に得をする世の中です。かっての第二次世界大戦直後の、喧騒に満ちた
貧しいしかし未来に希望のある時代ではないのです。
例えれば、封建制の終末であった江戸自体末期の様相にある点では、酷似
しているのではないでしょうか。減る事は無い年貢の取立て、頻発する天災
疲弊した幕藩体制と財政危機。一部の大商人の豪華な暮らしと幕府上層部の腐敗。
それに対して下級武士の貧窮振り、「逃散」・「強訴」・「一揆」を
大規模に何回も繰り返す農民。華やかな町民文化の陰では、餓死者続出の
全くと言っていいほどの正反対の光景が、あったことを思い出さなければ
ならないだろう。
「爺さんも政治家、親父も政治家、もちろん自分も政治家。子供や孫にだって
政治家を継がせたいと思っている奴は沢山いるだろう。」
もちろん腐敗政治の列挙にいとまは無い。近い所では、医師連ヤミ献金
リクルート・ロッキード等を即座に思い出す。
世襲政治は、確かに取り巻き連中にとってはおいしい話ではある。
国家暴力によって厳重に警護されている政治家でも、抗えないものの一つが
国家財政破綻であることは間違いないであろう。経済・外交は自らの統治の
範疇外であるから当然である。
世襲政治が営々と築き上げた国家経営が、脆くも崩壊する事は、
陰鬱な抑圧された世を送っている人々、拍手喝采の出来事であろう。
「チャンス」の訪れに期待する気持ちは十分に理解できる。