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ドキュメント'07◇
アルバイトを転々としながらインターネットカフェに宿泊する若者の姿
を通し、日本社会の現状を伝える。
彼らは親の離婚や失業、病気などで生活が転落し、はい上がれずにいる。
アピールできる職歴や学歴などもなく、長く同じ職場にとどまることは
難しい。
彼らの相談を受けているNPO法人の湯浅誠氏は、彼らには職探しに専念す
るための金や住まいといった"ため"がないと嘆く。
また、若くて本来は働けるはずの彼らには、生活保護制度の受給は困難
だという。
ネットカフェ難民漂流する貧困者たち
社会のあちこちで目に付く格差の広がり。生活困窮者を支援するNPO
や生活保護ケースワーカーの間で最近話題になっているのが“現住所・
ネットカフェ”という若者たちだ。「完全個室・宿泊可」と書かれたネッ
トカフェ。東京だけでなく、大阪、仙台、札幌、北九州などにも孤独な
宿泊者は存在する。ネットカフェといってもリクライニングシートがつ
いた優雅なものではない。狭い部屋で堅いイスにひと晩中座ったまま何
ヶ月も眠る。バイトを転々として食いつなぎ、健康や将来の不安を抱え
ながら希望が見つからない若者たち。その実態を追う。