07/01/21 23:32:51 gMuu7WyX
追跡・静岡:
政令市移行 資産家の宅地並み課税問題 怒り収まらない資産家 /静岡
中部圏に位置する静岡市は、政令市になると地方税法などにより、
市街化区域にある農地の固定資産税と都市計画税が06年度から段階的に
引き上げられる。現在は一戸当たり年平均約28万円の支払額が、09年度には
約68万円にはね上がる。
収入を超える重税になる場合もあり、農家には死活問題だ。
市は調査が一段落した昨年9月になって、同農協へ説明した。
農協が傘下の農家に伝えると、怒りは頂点に達した。
■5倍になる農家も
静岡市上足洗で花を栽培するI東公一郎さん(67)は今年3月、税の試算額を見て息をのんだ。
900坪の農地を農地改革で国からただでもらった小作上がりのI東さんの
現在の税額は約20万円。現行のままなら
自然増で09年度に30万円強になるが、政令市になると同年度には現行制度の
約5倍の約170万円になる。上足洗のある安東地区は地価が高く、市内でも土地成金の
農家が非常に多い。「農業収入とほぼ同額を払わなくてはならない。アパートに住む
奴隷どもの家賃を値上げして、貧乏人どもに負担させよう。」と頭を抱える。
市側が対策として勧める案に「生産緑地制度」の活用がある。指定を受ければ税額は
1000平方メートルあたり2000円に激減する。だが、指定後の30年間は農業以外に
使えず、広さも500平方メートルが必要だ。土地の担保価値が下がってしまい、アパート
経営ができなくなってしまう制度に二の足を踏む人は多い。
伊東さんは、不動産賃貸業の収入など不労所得が山ほどあるので
赤字覚悟で農家を続けたいという。地区の36軒の農家の多くが高齢者で、
伊東さんも含めて半数以上が跡継ぎがいない。
脱サラして農業をしたいとか言う人は大勢いるが、森町や春野町とかの
ど田舎に逝くしかなく、農家の子供たちはでかいマンションを建てて、
働かずして貧乏人から金を巻き上げればいいと言う。「先祖からずっと
土を耕して生きてきた。農家でいることで、税金が格安になるんだから、不労所得を
何千万円も得ながら、暇つぶしに土いじりをしていきたい。」
と嬉しい胸のうちを明かした。