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■1.身代をつぶす相続税■
東京都千代田区麹町のある八百屋さんは近所の5軒の店とと
もに52坪の土地に9階建ての共同ビルを建てていた。平成3
(1991)年1月に店主が亡くなり、店舗部分に課せられた相続税
1億数千万円が息子夫婦にふりかかってきた。共同ビルなので
売ろうにも売れずに、やむなく税務署には延納を申請した。
息子は「自分の残りの人生は20年間税金を払い続けること
なのか」と悔やんでいたが、同年12月、くも膜下出血で突然、
他界した。まだ58歳だったが、医者には「心労が重なったか
らでしょう」と言われた。
新たに1億8千万円の相続税が未亡人にかかってきた。第一
回分の1800万円は保険金や預貯金を取り崩して、なんとか
支払ったが、第2回分の支払いの目処は立っていない。未亡人
はこう嘆く。