07/01/08 20:03:38
●自大学・他大学出身者の採用有利度について。
→上述の通り、専任職員は体や拘束時間は民間企業のサラリーマンと比較して
非常に楽なのは間違いありませんが、頭脳に関しては高度な能力を要求されます。
また、後にも記しましたが、大学という組織に学生として接したまま職員になると
学生視点でしか物事を見られなくなり、学生気分で仕事にあたるケースが多く、
職務遂行に重大な支障をきたしていることも確かです。
このことから、大々的に新聞やネットで公募をしている大学でも
就職課掲示で「本大学の学生の応募はお断りしています」と堂々と書いている大学もあるほどです。
業務の高度化と学生気分の排除のために、この手法が多くの大学でさらに強まると考えられます。
●採用募集がしばしばかかっているところは、待遇が悪い大学なのでしょうか?
→大学は民間企業と違って戦略的な人事施策を行いません。
部署で退職者が出ましたと管理職から人事部等に連絡があると、
流れ作業的にその部署にあてがう人を募集するだけです。
大学によっては65歳の誕生日に退職といったものもあり、不定期になりがちです。
偶然、いろいろな時期に退職者が出たということに過ぎない場合がほとんどです。
なお、専任職員の離職率は男性の場合は定年退職を除き、ほとんど0に近い状態です。
●待遇全般について。
→このスレッドでは待遇に限らず、特記なき場合は「東京の総合大学」を基準に語られます。
「うちの大学は違う」といった個別論に終始しないように心がけてください。
なお、一部の地方大学で待遇に恵まれない大学がありますが、そのような大学では
まず公募をかけないので、ここのスレッドに来ている方には関係のない話です。
新卒者は基本給20万円に各種手当がつきます。住宅手当・入試手当はほぼ全部の大学で支給、
調整手当や暫定手当、繁忙期手当等は大学によりけりです。時間外手当は全額完全支給です。
賞与は6ヶ月+10万円程度のところが多い模様です。
東京の総合大学の場合、30歳で年収700万~800万、40歳で年収1000万~1100万ぐらいです。
余談ですが、私立大学では同年齢の平均値換算で給与は職員>>教員の関係にあります。
有給休暇はほとんどの大学で9割以上、本人に消化する意思さえあれば少なくとも8割以上は消化できます。