07/01/11 02:08:41 i9tZg42xO
松下が2800億を投資して尼に新工場建設。
尼の第二工場がフル稼動すれば全体で年間42インチ換算で1050万枚生産可能。
経験上一枚28000円で生産できるがこれに最新の工場が加わるとより生産効率が上がりコストは下げられる訳です。
各サイズのパネルを専用のラインで作れるからさらにコストを下げられるとの思惑もあるよう。
薄型テレビの世界需要は昨年は5400万枚。そのうちプラズマが占めるシェアは18％。そのうちで松下が占める割合は30％弱です。ベースは多分枚数。
規模の利益を追求するのが利益を生むのに重要なこと
シェアをとるのが１番の競争優位の要因になるから、一枚あたりの製造原価を下げ市場価格の下落に対応するとともに価格を下げて販売を拡大すること。これにより経験曲線をどの会社よりもはやく滑り落ちる事が利益を獲得するために重要になる。
まだ薄型テレビの市場は拡大するがプラズマは液晶に駆逐されかねない状況で競争が激化しているため（液晶の大型化で大画面はプラズマという構図は崩れ、各社が最新の工場を建設している）、枚数は欲しいがコストも下げたいという訳。
年間の生産枚数は1100万枚は欲しいが新工場がフル稼動できたら茨木第一第二工場を閉鎖しても達成できるため、新工場がフル稼動したら高コストの茨木第一第二工場は閉鎖するというのが経営上避けられこと。
現実の経営環境は厳しさをましてます。その現実を前に生産効率の劣る工場を残しては生き残れないという事でしょう。市場は拡大しているから安心という状況ではとっくにない。