07/02/27 20:58:35
ごく普通のサラリーマン世帯の家計をシミュレーションしてみると、
多くの家計が金融資産残高がマイナスになる、いわゆる「破産」の危機を
2回迎えることが分かります。私の体感値では7割弱の家計が少なくとも
1度は、「破産」の危機を迎えます。
「破産」の原因は大きく2つ。子供の教育費と老後の生活費です。
もちろん、皆が本当に破産するわけではありません。多くの場合は奥さんが
働いたり生活費を削ったりすることで切り抜けます。
しかし、今後は金利が上がるなど、状況が変わることで切り抜けられない
家計も増える可能性があります。
「破産」する家計は年収1000万円を超えるような中流家庭でも多く
見られます。というのも、収入が多いと自覚しているので、
その分を消費してしまい、貯金にまわせないのです。
多くの場合、給料が1割上がると1割以上、生活レベルが上がります。
例えば近所の人がみんな外車だったから我が家でも……、子供の友達の
お父さんのスーツの仕立てが良さそうだから、自分も20万円のスーツを
……と、気が付けば収入以上の生活をしているものです。
「破産」の危機を迎えないという人はあまりいませんが、
お金が貯まる家計は当たり前ですが支出水準の低い節約上手な世帯です。
節約が苦になるどころか、皆共通して前向きで、節約をしているとも
思っていません。お金が貯まらない原因は、それぞれの心の中にある
「見栄」が作り出していることが多いもの。
お金がたまるスーパー家計になるには、節約上手になって家計の体力を
つけるのが一番の近道です。どうすれば体力が付くか、考えていきましょう。