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『循環(Circulation)』誌で報告された研究は、"ルティン"が心臓発作や脳卒中のリスクも
下げるであろうことを指摘しています。血中の"ルティン"の量が高い人々は、血栓の発達が
非常にゆっくりであることが明らかにされています。"ルティン"の量が高い食事を与えられたネズミは、
血管病変の発達が43-44%も低かったのです。
"ルティン"はガンの予防にも役立ちます。『アメリカ疫学ジャーナル(American Journal of Epidemiology)』の
研究は、"ルティン"の血中レベルが最も高い人々の乳ガンの発生率は、最も低い人々の
約半分であると報告しています。『アメリカ臨床栄養学ジャーナル (American Journal of Clinical Nutrition)』では、
食事における"ルティン"の摂取量が最も高い人々は、最も低い人々に比べて、結腸ガンの発生率が
極めて低いことが報告されています。
"ルティン"が吸収されやすく、大量に含むものは"ほうれん草"、"ケール(キャベツの仲間)"、
"掻き葉"、そして"ふだん草"のような濃緑の葉菜です。濃度は少し低いのですが、"ブロッコリー"、
"エンドウ豆"、"芽キャベツ"、"ロメインレタスのような濃緑のレタス"、"コーン"、そして"ズッキーニ"
なども優秀な供給源です。"卵黄"もまた、良い供給源です。ある研究では、"ルティン"の第一の
供給源として、"オレンジ"や"オレンジジュース"、"人参"、そして"セロリ-"を入れています。これらは、
"ルティン"を濃緑の葉野菜の5%以下しか含みませんが、この研究は濃度の少ない供給源でも役立つことを示しています。