03/11/14 23:23 9l7hwiFI
>>279
それは絶対にありえない。
監査法人に入って定期収入を得るようになって、読みたい本を我慢したり図書館リクエストで入荷待ちをすることなどは無くなった。
しかし読書の時間が減ってしまったから、結果的には読書による知識増加のスピードは落ちた。
休日や就寝前および通勤や移動中といった細切れの時間を使うので、疲労度の高さと相俟って、腰を落ち着けた思考を行うことは減ってしまった。
長期休暇の終盤になってようやく、以前の冴えた思索状態が蘇ってくるのを感じはするが、その状態に馴染む間もなく仕事に戻ることになる。
監査法人での勤務によって幼い頃から漠然と感じていた、本当に頑張っている奴や意味のあることをしている奴はごく少数だってことを実感できたのは、ある意味進歩と言えないこともない。
だからといって自分も手を抜くわけではなく、頑張りたい自分にとって他人はあまり参考にならないなという実感と、万が一参考にすべき人間に出会えたら何が何でも手放さないぞ、という決意になった。
社会人として得た経験と知識、人と接して得られた新しい見地は確かに貴重だが、会計や監査を入り口にしなくても得ることが出来たと思う。