06/12/03 04:23:06 Fl4QidZt
ご説明ありがとうございました。
私は次のように実感しています。
プラザ合意後の円高により、既にドル換算で日本の物は全て2倍以上のインフレに
なりました。実際、今でも外国の物、特に土地と食料は安い。
日本は鎖国している訳ではなく、重い関税をかけている訳でもないので、
日本企業の自由な経済活動、見えざる神の手により、この非平衡な状況は、
いつかはバランスします。
即ち、今起きていることは、デフレではなく、自由主義経済の原理に基づいた
適正な価格への調整段階であると考えます。
量的緩和政策とゼロ金利は効果はありません。
むしろ、システムの平衡状態への収束、適正な価格への到達を遅らせているだけです。
価格が高いから消費をしない。家賃や住宅ローンで生活が苦しいから物を買わないだけ。
物価が底まで下がり、さらにもう少しアンダーシュートすれば、労働者は物が安くなったと
実感して消費が回復します。そして、これにより物価の上向きベクトルが生じる。
ここで初めてシステムが安定するはずです。
労働者が働く現場で起きているのは、海外製品に負けないよう1円でもコストを下げるという
必死の努力です。海外と比べ、自分自身のコストが高いことを労働者はよく理解している。
日本の物が高すぎるということも。この状態ではインフレは起きません。