05/10/21 12:37:08 dWf67q3r
「中国が白樺(春暁)から樫(天外天)へのパイプライン建設を始めましたよ」
10月6日の取材の冒頭、直近の情報だと言って、中川昭一経済産業大臣は語った。
「ですから引き延ばし策なんですよ」
中川経産大臣の指摘しているのは、9月30日と10月1日、中国側の要請で開かれた日中
外務省局長級会談のことだ。
同会談で日本側は東シナ海の日中中間線をまたいで、白樺、樫、楠(断橋)、翌檜
(あすなろ 龍井・りゅうせい)の4ガス田の共同開発など3点を求めた。
中国側は「真剣に検討し、次回協議で回答する」と答えながら、着々と新たなパイプ
ライン敷設工事を始めたのだ。
白樺のガス田群の開発はいま最終段階にあり、白樺と樫を結ぶパイプラインの敷設は
その仕上げの工事だ。
敷設工事の開始は日中協議が形ばかりで時間稼ぎにすぎないことを意味している。
中国の意図は、何が何でも日本の資源を奪ってしまいたいというものだ。
日本の資源のみならず、世界の資源争奪に中国は凄じい力を注いできた。
93年に石油輸入国となり、一挙に石油消費大国ともなった。
2003年、中国の石油消費は日本を抜いて米国につぐ世界第2位だった。
今年の石油輸入量は1億3,000万トンを超え、5年後の2010年には2億5,800万トンに
倍増する見込みだ。