06/09/07 20:18:22
しかし裁判所は過量販売を認めず、私は不本意な敗訴を体験しました。それ以降私は呉服
の過量販売被害は何時か消費者問題として取り上げねばと訴え続けてきました。
今般毎日新聞社前田幹夫記者らの呉服違法販売キャンペーンの世論喚起などもあって、よ
うやく多くの弁護士・司法書司の方々と「呉服過量販売対策会議」の結成にこぎつけるこ
とができました。今度こそ、皆様のご協力を得て、この前の雪辱をはらしたいと考えてい
ます。「きものの世界」は今や私達の日常生活とはほど遠い非日常の世界の商品になって
います。一般消費者にはきものに対する日常的な実需はほとんどありません。そこで呉服
販売業者がきものを売るために無理に需要を作りあげ、不当な販売方法を産み出してゆき
ます。これが展示会商法であったり、恋人商法なのです。売られたきものは着用されるこ
とがないまま、無用なものとして箪笥に眠ってしまいます。
私は、日本の伝統的な着物と着物を取り巻く美しく優雅な日本文化の大切さは理解してい
るつもりです。しかし今日、呉服販売業者はきものの実需を育てようとせず、女性の虚栄
心・抵抗力の弱さに乗じて高額な呉服を大量に売りつけることだけを考えています。
今日問題になっている呉服の販売方法には以下のように違法不当なものが蔓延しているの
です。
A)展示会商法
展示会場に連れ込んで契約するまで4~5時間、時には10時間も軟禁状態にして攻め続け
ます。展示会場は非日常の夢の空間であり、女性達は日頃の金銭感覚を忘れ、熱に浮かさ
れたような状態にさせられてしまいます。そして買うまで帰らせてくれません。
B)恋人商法
若い男性社員が高齢女性に