06/03/06 21:23:33
>>188
ちなみに、昔(10年以上前)中沢慎一が「笑うレーニン」って本を出して、疎外論批判としての
広松物象化論では物足りなくなっており、今こそレーニンの「物質」概念は
再評価されるべきなんて言ってたんだよ。そのときは、よくわからなかったが、
広松的にいわば認識論に存在論を解消していくようなタイプの議論ではどうしても
意志的なものが出てきにくい。結局、人間はもっと存在論的に自分を根拠づけたい
という欲求が出てくる部分があるみたいな主張だったと思う。中沢慎一がレーニンとは
と思ったけど、主義者と宗教者に重なる領域があると今は納得しているのだが。