【須藤君追悼!】80年代ブントを語れ16【荒糾弾!】at KYOUSAN
【須藤君追悼!】80年代ブントを語れ16【荒糾弾!】 - 暇つぶし2ch177:岩崎巌
06/03/03 20:45:23
ニャンケさんは全然病気じゃないよ。(過去に僕と同じ病気をしてるけど...)それから批判文を書き込むときは最低ハンドルネームは入れようよ。

178:ニャンケ
06/03/03 20:47:20
 二人の女子高生は何度もこちらをちらちらと振り返っていた。
 きっと美形のトム・クルーズを盗み見しているのだろうと僕は思う。彼女たち
はちょこちょこと一瞬振り向いてすぐ、何事もなかったようにすまし顔で前を向く。
恥ずかしそうに目を逸らす。
 まったくういういしいものだと僕は微笑んだ。
「バカじゃないの?」とトム・クルーズが僕に言って肘で僕の脇の下あたりを
突いた。「あれって絶対にオレじゃないって。よく見てみなよ。ほら。ほら。あの二人、
あんたの方を見てるんだ」


179:革命的名無しさん
06/03/03 20:50:26
須藤が死んだとき、直接指導していた荒は総括を求められた。
「彼は論文が書けないから」「彼の家系には自殺者が多いから」というもの。
自分のかかわりを「実践と省察」したものではなかったという。
それを読んだある人は、「もうこの組織は駄目だと実感した」と語ってくれた。

スレリンク(kyousan板:944番)

180:ニャンケ
06/03/03 20:50:50
 内心、悪い気はしなかった。僕は不意ににやにや笑いをしていた。

「気持ち悪いからニヤニヤしないでよ!」

 二人の女子高生のうちの一人がそう言った。泣き濡れたつぶらな瞳で僕を
睨んでいるのは、りんちゃんだ。彼女は病的なまでに痩せていた。いったい
彼女に何があったのか、それを聞く勇気が僕にはなかった。ただ戸惑うばかり
だった。彼女は全裸だった。
 化粧もしていた。
 なんだかひどくなつかしい匂いがした。
 りんちゃんはすでに女子高生という雰囲気ではなく、その隣でもう一人の
女子高生がうずくまって泣いていた。さっちゃんだ。彼女も全裸だった。さっ
ちゃんはポッチャリとしていて、脱いでみたら意外と胸が大きかった。「せっ
かく勇気を出したのに、ひどいよ」と言いながらさっちゃんも泣いていた。
「私だったら絶対あなたを悲しませたりしないのに。どうして私を選んでくれ
ないの?」
 僕は劣情を抑えきれなくなりつつあった。こらえるしかない。そして冷静に
考えるんだ。もしかして、二人が泣いている原因って、この僕なのか? 背筋
が寒くなった。
 パステル・カラーの壁と薄暗い照明、暖かな空気がよどむ閉じた空間。ふわ
ふわの布団とダブル・ベット。有線から『今すぐキス・ミー』という古い
ポップ・ソングが流れている
(つづく)

181:ニャンケ
06/03/03 20:52:39
 胸の大きなさっちゃんに僕は謝る。そして、服を着てほしい、と頼んだ。
僕は病的に痩せている小さな胸のりんちゃんの方を選んで愛撫しようと
する。りんちゃんに僕は激しく拒絶された。
「すげえ。真似できない。やっぱりオレには共産主義者なんてムリだ」と
トム・クルーズが言った。「オレだったら両方ともエッチするよ。両方とも、
うまくやる。できるってば。はじめからできないって思い込んでるからでき
ないだけなんだよ。簡単だよ。なんで痩せ我慢するの? 共産主義者だから
? オレにはできないね。やっぱりできない。そうだったのか。やっとわか
った。できないことをできるって言い張ってやってみせるのが共産主義者
なんだね?」
「そんなことはない」と僕は慌てた。
「嘘つき」と二人の女の子が僕に言った。
「嘘つき」とトム・クルーズもそう言った
(つづく)

182:ニャンケ
06/03/03 20:58:14
「もう元には戻らないよ」とりんちゃんはそう言うと、大月文庫のマルクス
『共産党宣言』をバイブルを破るように破いてみせた。信仰を捨てるみたいに
何度も念入りに破いて、捨てた。紙吹雪。そして彼女は言った。「もう戻りた
くもない。なにが正義よ。なにが人間らしさよ。嘘つき! おとなのくせに、
恥ずかしいと思わないの?みんなでよってたかって私たち高校生を騙したりし
て!卑怯者ばっかり!ポンキ共産党なんて大っ嫌い!過激派なんてみんな捕ま
っちゃえばいいのよ!」
「やめろよ」と僕は彼女に言った。「そういう心にもないことを言うなよ。自分
で自分を惨めにするだけじゃないか。そんなことを言えばきみ自身がかわいそう
だろ?」
 僕は泣き出したいような気持ちを我慢しながら、辛抱強く彼女が破り捨てた
マルクスの残骸を拾い集めていた。
「冗談じゃないわ。わかったようなこと、言わないで!」


183:ニャンケ
06/03/03 21:00:24
「いいか。きみは自分でたたかうことを選んだはずだろ。騙されてたたかった
わけじゃなかったんだ。そこに正しいことがあるときみが感じたから、きみは
たたかいに参加したはずなんだ。誰かのためにやっていたんじゃない。そう思
うんだよ、おれは……」
「何も喋るんじゃない! へえ? 本当にそうなの? あんたはそうやって
自分の責任を逃れようとしてるんだ。私、絶対、あんたのこと、許さないから
ね。あんたたち全員、許さない。あんたたちは党派の利害で私の進路や人生
まで全部、思い通りにしたのよ。してなかったって言える? 高校生の私に、
おとなのあんたたちは、命令して、就職先も決めて、無理なことばかり、
私が倒れて入院して工場をクビになるまでやらせたんじゃなかったの?
違う?私はあんたたちに言われて仕方なく自分の夢をあきらめたのよ。こんな
にひどい結果になったのもそれはポンキ共産党のせいじゃなくて私が自分が
悪くてこうなったって言いたいわけ? こんな人生を私が自分で好きで選んだ
って?ふざけないでよ!あんた、よくもそんなこと、言えたわね!」
(つづく)

184:ニャンケ
06/03/03 21:02:23
 僕は暴れる彼女の全身にキスをしながら、これが贖罪なんだと自分に言い聞
かせていた。たくさんの切り傷が僕にも、彼女にも、無数に、刻まれた。時計
が壊れた。彼女は台所から包丁を持ってきて本気で僕を刺そうとした。僕は手拳
で彼女の手首を打って包丁を叩き落とすと、力まかせに彼女を殴った。彼女は
仰向けに倒れて、そのまま白目を向いて、口から泡を吹きはじめた。
 僕は救急車を呼ばなくてはならなかった。
 僕の部屋の中は照明もないのに、窓から差し込む月光でガラスの破片が一面、
きらきらと輝いていた。
 僕は僕である前に共産主義者だ。
 だから全ての戦争責任を僕が負わなくてはならない。
 嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき……、
(つづく)


185:ニャンケ
06/03/03 21:04:03
 もう二度と会うことのないりんちゃんは今も果てしなくそう繰り返す。彼女
は泣きながら永遠に僕を殴り続け、永遠に拒絶する。彼女の恨みと糾弾の声は
永遠に僕を責める。そんな彼女を抱いていたたくさんの時間と記憶が僕を
とことんまで惨めにさせるのだ。
 それでもあの時、僕は、何故か、共産主義者を辞めるという選択だけ
思いつくことすらできなかったのだ。
(つづく)

186:ニャンケ
06/03/03 21:07:25
 いつのまにか僕は自信のないオトナになってしまった。
 子供の頃、憎んでいたタイプのオトナに。
 かつて僕たちはオトナたちを口汚く罵った。あの頃。
 苦労して育ててきた僕たち愛すべき子供たちからそんなふうに罵られたオトナ
たちの気持ちもやっとわかるようになった。きっと、僕たちが思っている以上に
辛かったのだろう。だからオトナたちは権力と暴力で子供たちに自分たちを愛す
ることを強制していたのだと思う。つまりそれが『愛国心』教育だ。戦争に負けて
敵だったはずのアメリカに養われ自信喪失しながら彼らは、焼け野原で子供たち
を育て自らも生きのびるためプライドも正義も捨てたのだ。裕福なアメリカ進駐軍
に尻尾を振ったのだ。そんな日本のオトナたちの自己瞞着。せめて日本の子供たち
から自分たちを正当化してもらいたかっただけなのだ。間違ってなかった、仕方
なかった、そう言ってもらいたかったのだ。尊敬されるべき何ものもないからこそ
尊敬してほしくて、愛してもらいたくて、ただそのため『愛国心』教育をやろうと
しているのだ。だけれど、そんなことで『愛国心』が子供たちに受け入れられるなんて、
彼ら自身も実は信じていない。それは無理なことなのだから。たとえば無理やり
見知らぬ若い女の子に抱きついて顔を舐めまわす中年オヤジの乱暴狼藉みたいなもの
にすぎないのだから。
 そしてこの僕がそんなイヤなオトナになってしまったのだ。いつのまにか。
(つづく)

187:革命的名無しさん
06/03/03 21:08:37
>>179
デマもいいところだな。
俺はそのときはまだメンバーだったからその文書も回ってきたのを読んだよ。
荒さんの総括なんてものでもなく、事実経過の説明だ。本部員が亡くなったことに一番
衝撃と驚いたのは当然身近な人たちだろうし、それを蔑むものなど誰もいない。第一、荒さんに誰が「求められる」んだよ。
追悼の集まりもエピスで行われたし、ここで悪意のあげく死者をも政治利用している奴は
参列者のことも知らないから言えるのだろう。


188:ニャンケ
06/03/03 21:08:40
 あいつらの愛国心のかわりに、僕は共産主義。
 おんなじじゃないか。
 たとえ僕がどんなに誰かに強制しても力づくで脅しても、土下座して頼んで
も、無理なことはやはり無理なのだ。愛してくれと言われて愛してくれる人
なんてどこにもいる訳がない。
 軍国主義と共産主義はツルゲーネフの父と子だ。
 それでも、あの愛すべき同志たち。


189:ニャンケ
06/03/03 21:16:37
 我々が『土地と自由』だった頃、悲しみは累積されていた。
 アルティマ・スーリー同志は、決して誰も越えることのできない孤高の革命家
であり、カリスマであった。
 そのアルティマ・スーリー同志もついに引退を決めた。あと数年で還暦を迎
える。人間である以上、必ず老いるということだ。それでも彼は吹雪の稜線を
進む。あの孤独な人のこれまでの激しい葛藤と人間的な心の苦しみを思うと、
それは我々が武器を取って権力に逆らったときから覚悟すべき犠牲だったという
一言では済まされない重いものを感じさせられた。
 蛤御門の変以来の皇居に対する歴史的砲撃を合図に二重権力状態になった。ソ
ビエト建設も目前だ。その歴史的事業のただなかにこの僕がいることを、僕は
光栄なことだと思っていた。迷わずに、そう思っていた。だからこそ、どんな
苦しみも、いつだって我々は生みの苦しみだと思って、ひたすら耐えることが
できたのだ。清貧と忍耐こそが美しいことだった。
 なんだかずいぶん深い森の中を我々はさまよい続けてきたみたいな気がする。
それなのに……。それなのに、りんちゃんは僕を嘘つきだと言う。卑怯者だと、
言う。アルティマ・スーリー同志その人まで、マルクスもレーニンも生産力
主義で科学主義で間違いだったなんて、今頃になって言ったりする。まるで
天皇の『人間宣言』みたいに……。
(つづく)


190:ニャンケ
06/03/03 21:18:56
 僕は恥ずかしさに身を焼かれる。
 こんな暖かなラブホテルの部屋で、こんなに暖かな愛する女の肌に溺れて
いる訳にはいかない、と僕は思い立った。口には出さなくても、僕の腕の中
のりんちゃんにだけはわかってしまう。彼女は激しく泣き出す。
「あんな森の中に誰もいるわけないでしょ。誰も歩いてないわよ。行きたけ
れば行けばいいわ。私なんかおもちゃにして捨てて行けばいいのよ。もう戻
って来ないで。そのかわりに、もう一生、あなたは誰からも愛してほしい
なんて思わないで。あなたを愛する人なんて誰もいないんだからね。だって
あなたは共産主義者なんだから。あなたの同志たちだって、あなたなんか
必要としてない。さあ、出て行ってよ。早く。二度と顔も見たくない!」

 僕は愕然としていた。
 損なわれた僕の内の大切な何かの回復を待つ時間さえなかった。遅れを取り
戻すためには、気の遠くなるような距離があった。
 今すぐに動き出さなくてはならない。
(つづく)

191:ニャンケ
06/03/03 21:21:16
 黒い十トントラックには十二気筒のディーゼル・ターボ・エンジンが搭載
されていた。僕はキャビンによじ登って、エンジンに火を入れた。ステアリ
ングもシフトノブもなにもかもが少しずつ大きかった。氷の上を滑っていく
ようにトラックは深夜の高速道路をひた走った。今ならまだまにあうかもし
れない。祈るようにスピードをあげる。静かな夜だった。緑色の案内板もあ
かりが消えてまっくらだ。それでも僕にはもうすぐインターチェンジだと
わかる。するとそのとき、霧が出てきた。
 経験したことがないほどの濃い霧が、突然、発生してきた。全く前が見え
なくなるほどの深く濃密な霧が。
 アクセルを戻し、速度を緩やかに落として、大型トラックは入港する空母
みたいに高速道路の出口レーンに入る。他に車は一台もない。まだまにあう
だろうか?
 まだまにあうだろうか?
 もし、まにあわなかったら……、いや、悪い予感というものは必ず当たっ
てしまうものなのだ。厭なイメージをもって何かを考えたりするくらいだっ
たら、いっそ何も考えない方がよっぽどマシだ。そうわかっているくせに僕
は何度も何度も同じことを考えてしまうのだった。考えないようにすればす
るほど、イメージが僕を追いかけてくるのだ。
 死んでいたらどうしよう……。
 死んでいたらどうしよう……。
(つづく)

192:ニャンケ
06/03/03 21:23:32
 不意に僕は祈るように呟いてしまった。そうしたらそれはすでに言霊と
なり、実体化して、恐竜のようにスロープの先の出口ゲート前に立ち上が
っていた。それは無慈悲に僕の現実へとまっすぐに返ってきた。
 雪は溶けないままに、下界では早咲きの白い桜が、おそろしいほどに咲
き乱れていた。みんなが泣きながら、彼女の柩を囲んで、やがて葬列を作
って歩きだした。柩は固く封印された。
 たくさんのおびただしい柩。
 どこまでも続く葬列。
 南アフリカの黒人たちが歌うゴスペルの悲壮な響き。
 悲しみのレクイエムは怒りの革命歌にメドレーし、全ての葬列は必ずや
武装デモとなり、警官隊へ殺到し、火炎瓶が宙を舞う。
 ついに我々は『もちもちの木』の下へ辿り着いたのだ。
 その木の向こう側は切り立った断崖になっていて、大きなエメラルド・グ
リーンの湖がひろがっていた。あらゆる生命を呑み込んで澄み渡る巨大な水
の塊。
 その湖の水面には雪の塊のように目を刺す純白の峰の頂きが映っていた。
深い湖の表層を幻のようにゆっくりと雲が流れる。


193:革命的名無しさん
06/03/03 21:26:50
 ニャンケさん、、書き込むときはせめてsageで行こう。。

194:革命的名無しさん
06/03/03 21:31:43

 ニャンケさん、荒らしなんかやめて、新しいスレ建てちゃいなよ。
 心ある人は新スレに以降してくれるだろうし、、
 「祭」好きばかり残っても、盛り上がらないから自然と本スレは落ちますよ。

 さあ!新スレタイどうします?↓
 【●●●】80年代ブントを語れ16【●●●】

195:革命的名無しさん
06/03/03 21:35:18

蕨と在家信者のニャンケが必死だな

196:
06/03/03 21:35:20
【トラウマ】80年代ブントを語れ16【粘着】

197:ニャンケ
06/03/03 21:38:12
それ、いいですね。
スレの立て方できないんで(実は、メカおんち)、
誰かよろしくお願いいたします。

198:革命的名無しさん
06/03/03 21:41:05
新スレたてましたよ。荒さんを誹謗するスレはもう捨てましょう。
書き込まなければいいだけですよ!

【荒さん】80年代ブントを語れ16【大活躍!】
スレリンク(kyousan板)

199:革命的名無しさん
06/03/03 21:47:57
惨めでみっともないブント。ここまで落ちるとは!
もう哀しさを通り越して、笑えてくる。誰かの名誉
欲のためにすべておかしくなっているということだ。

200:革命的名無しさん
06/03/03 21:56:09
民主党前原は、間違えた。そして自民に完全屈服した形でも謝罪した。
しかし民主はそれで政治的な公正ということを不十分ながら果たした。
民主がどうなるかわからないが、仮に消えてもそれはそれで誠実に歴
史的役割を果たしたといえる。「誠実に誤りを認める」ということは、
それが不十分であれ、大切。ブントにはそれが欠けている。そこが、
決定的に最悪・最低の政治集団なのだと私は思う。

201:革命的名無しさん
06/03/03 21:56:28
カツヤ論文のときもそうだし、今回もそうだけど
都合が悪くなると組織的に荒らすんだねブントって。
「今日アレやれよみんな!」とか意思統一図ってやってるのかな?
想像すると笑える

202:sage
06/03/03 22:19:45
新しいスレタイもいただけないね。
なんで「荒さん」から離れられない人ばっかりなの?

203:革命的名無しさん
06/03/03 22:39:16
もはや、荒某も青い鳥と同レベルだな。

204:革命的名無しさん
06/03/03 22:39:19
>>177
積極的に煽ってるのは元活じゃない可能性高いよ。ニャンケさんの気持ちも
わかる。このスレは明らかに元活以外の人間が特定の目的をもって関わっている
ことは確か。そのへんを踏まえて簡単に煽られたりしないようにしたいもんだ。

205:ニャンケ
06/03/03 22:41:39
須藤は自己批判もしないで事故ってしまった

206:革命的名無しさん
06/03/03 22:43:38

ニャンケさんじゃないよな。

207:ニャンケ
06/03/03 22:45:49
論文も書けないほど晩年は酷かったから仕方ないか

208:革命的名無しさん
06/03/03 22:47:11
ニャンケを語る煽り野朗!正体を出したな!

209:ニャンケ
06/03/03 22:49:50
死者にムチ打つなって言って美化し、神聖化することはよくないよ。



210:ニャンケ
06/03/03 22:56:47
それにしても、本多と比較にもならん

酒かっ食らってあぼーんしたなんて、恥ずかしくて機関誌で書けない

211:革命的名無しさん
06/03/03 23:01:26
89にカキコした者です。皆に聞いても答えてくれなかったんで自分でコレじゃないかというのを調べました。
まちBBSにも現場の生々しさが書かれていました。

2003年11月26日、京浜東北線がとおる蕨市の歩道橋。鉄道自殺のサイト(色々ありますねサイト)
に記録されているのはこの1件だけでした。
このときのまちBBSを私はなきながら読みました!悲しくなって途中で消しました。
この日を黙祷していこうと決めました。

212:革命的名無しさん
06/03/03 23:02:34
コテハンにしても本物かどうかさっぱりわからん。

213:ニャンケ
06/03/03 23:10:44
革命と言う現場から酒場に逃避した挙げ句に死んでしまいましたね。

214:革命的名無しさん
06/03/03 23:13:21
革命という現場、ねえ。ブントは革命を否定してたよな。。。あんたも革命を
捨てたんだよなあ・・・あんた誰?

215:ニャンケ
06/03/03 23:16:51
自殺する家系なら仕方ないって

216:革命的名無しさん
06/03/03 23:28:53
「ニャンケ」さんも、革命的な警戒心のもと、騙りが現れる前に、
草加さんのようにトリップをつけとけばよかったんだよ。

217:革命的名無しさん
06/03/03 23:29:55
トリップってなに?

218:革命的名無しさん
06/03/03 23:44:06
>>217
URLリンク(raccy.xrea.jp)

219:革命的名無しさん
06/03/04 00:06:33
>>130
ニャンケ死ねよマジで、この糞偽善者がよ!

220:ニャンケ
06/03/04 01:07:12
( ゚∋゚)俺さまのボディをガッチリと抱きしめてくれる逞しい兄貴、可愛い弟を募集中だ。

221:ニャンケ
06/03/04 01:08:54
女性天皇を誕生させろー

222:ニャンケ
06/03/04 01:09:33
ニャンニャンニャン

223:ニャンケ
06/03/04 01:11:32
小泉レイプ野郎ふんさーい!

224:ニャンケ
06/03/04 01:15:21
2006春闘完全勝利だ!

225:ニャンケ
06/03/04 01:24:40
僕が死んでも荒さんは不滅

226:ニャンケ
06/03/04 01:29:35
視認に口梨

227:革命的名無しさん
06/03/04 03:36:37
山根、いい加減にしろよ。。みっともないぞ。。

228:革命的名無しさん
06/03/04 08:24:35

 SENKIのみなさん! 2ちゃんは放置が一番ですよ。
 そうすれば書き込みも少なくなりますから。

229:革命的名無しさん
06/03/04 09:10:01
もう還暦を迎えた60のお爺さんなんだから、せめて地域の町内会長など
の名誉職をやってもいいのではないかな。実入りは少ないが今までろく
に働かずに生活してきたのだから、社会に役立つことをやってみてはい
かがだろうか?

高齢者事業団に登録してはどうだろう?
団地や寮の管理人、または公共施設の清掃夫もいいのではないか?


もちろん荒さんのことですよ。

230:革命的名無しさん
06/03/04 09:13:14

反戦ネットワーク所属、LPG様。

3日、朝9時頃から、4日、朝9時頃までの当スレでの落書きは139回です。これまでの最高は、3月2日の86回です。

以下のような行為はおやめ下さい。このAAを数分間隔で60回以上も書き込んだあげく、「粉々に粉砕してやった」などと「自慢する」LPG様。とても「正常な方」とは思えません。
これ→スレリンク(kyousan板)l50
これ→スレリンク(kyousan板)l50

あなた様の、「精神異常者だから何でも許される」という考え方は、精神異常者であるご自分に対する甘えであり、「精神異常者」の「悪用」であると私たちは考えます。話は違いますが、LPG様の「おいら、ワールドピースナウの
実行委員を卒業して、今は九条の会の事務局員やってんだ~」という自慢話。やはり嘘だったそうですね。それと、「おいら、ブントにほめられちゃった~」といってみんなに自慢している下のファイル、あなたのことなんて
一言も書いていませんよ。
          ↓
URLリンク(www.bund.org)

「LPG様の強制入院に反対し、温かく見守る市民の会」及び参加賛同人一同


231:革命的名無しさん
06/03/04 09:44:09
>>229元同志の案に異議なし!
今まで下部から搾取してきた恩を社会貢献で返すべし。

もちろん荒さんのことですよ。

232:革命的名無しさん
06/03/04 10:14:46
この社会残りしものはダニばかり
角材油瓶が今はフォントか

233:ニャンケ
06/03/04 11:29:14
安保ふんしゃーい!

234:ニャンケ
06/03/04 11:30:00
自衛隊ふんしゃーい!

235:ニャンケ
06/03/04 11:31:13
帝国主義ふんしゃーい!

236:革命的名無しさん
06/03/04 13:19:14
>>235
スタ克もちゃんといいましょうね。

237:ニャンケ
06/03/04 13:20:50
反革命スターリニストカクマルふんしゃーい!

238:ニャンケ
06/03/04 17:55:26
ブッシュふんしゃーい!

239:ニャンケ
06/03/04 17:56:43
イラン攻撃絶対はんたーい!

240:ニャンケ
06/03/04 17:58:57
成田軍港増強を絶対はんたーい!

241:ニャンケ
06/03/04 18:03:00
君達が荒さんを中傷するなら、僕は絶対に容認出来ない。やも得ず最後までこのスレと戦う。

242:革命的名無しさん
06/03/04 18:42:13
ニャンケへ
須藤同志追悼を政治的に利用するのに反対だったんじゃないのか
「荒さんを中傷するなんて容認できない」なんて、
要するにオミャーは粗信者だな

243:革命的名無しさん
06/03/04 20:04:12
>>242
て言うか偽者だろ?このニャンケさんは。
今更だけどトリップ付けておけばよかったのに..。

244:革命的名無しさん
06/03/04 20:06:43
>>230さん、愚息の親友です。

私、「共産党の単独政権、もうすぐだね、おかあさん」が口ぐせの反戦ネットワークのLPGの友人、HN、「まっぺん」の母、「かめ」でございます。
「たまさん」のお話では、LPGというお子さんは、愚息、「まっぺん」同様、子供の頃は、「おいら、頭の悪さと給食の早食いは誰にも負けない!」と自慢するとても自覚にあふれた素直な子供だったのに、いつの頃からか
大阪の「黒目」という方の影響を受け、ますますひどくなってしまったとか。この黒目という方は、「大阪の恥さらし!どアフォ!」といわれ、近所の子どもたちに、淀川に投げ込まれること、数えきれないそうです。毎日のように
電話をよこして、「まっぺんさんよ~、馬鹿はかぜをひかないというけど、あれ嘘だぜ、おれ、昨日、川に投げ込まれてかぜをひいてしまった、LPGはいつも「おいら馬鹿だから絶対にかぜひかない!」と自慢しているけど
注意した方がいいぞといっておいた、まっぺんさんも気をつけてな」と注意を促してくれたそうです。私が、「たまさん」に「お子さんの頭、いつ頃からおかしくなったの?」と聞くと、「あの時、泥酔したお父さんを受け入れた
ばっかりにこんなことになってしまって、それがくやしくて」といいながら、柱に何度も額を打ち付けて泣いていました。
下のファイルの下段にあるメールでの嫌がらせ、LPGの犯行に間違いないと愚息が申しております。友人の母とて無関係ではありえません。今までの大罪をお許し下さいませ。深くお詫びいたします。
URLリンク(www.geocities.co.jp)


245:革命的名無しさん
06/03/04 20:20:11
だが、こうなってくるとスドーちゃんのこと、
粗一派とかに追悼したり、政治的に利用したり、させたくないよな
真相は究明するにしても、追悼は元栓でやろうじゃないか
スドーちぇんを殺した粗になんか、追悼したりしてほしくない!
そうだろ?

246:革命的名無しさん
06/03/04 20:23:39
真相究明というなら、須藤同志は自宅さえもアジトとして提供していた
それに対して粗は、労働者のカンパで邸宅を建設させて、
新婦とラブ二頭と悠々自適の上流生活
なんか間違ってないか、オラー!

247:革命的名無しさん
06/03/04 21:15:04
須藤ちゃんの追悼を本当に考えている奴が、こんなスレたてるはずがない
ニャンケさん、そうだよな

248:革命的名無しさん
06/03/04 21:18:42
謀略粉砕! ニャンケと共に闘うぞ


249:革命的名無しさん
06/03/04 21:20:07
何にも知らない奴が、人の死を利用しようとしている
そんなことが許せるか
仁義も人情もないのか
恥を知れ

250:革命的名無しさん
06/03/04 21:22:05
にせニャンケが横行しているな。

251:革命的名無しさん
06/03/04 21:25:15
何が須藤君追悼だ!
お前ら、須藤の苦しむと苦闘を、どれだけ知っているんだ
こんなスレはつぶしてしまえ

252:革命的名無しさん
06/03/04 21:29:14
ニャンケよ
お前こそ、須藤の苦しみと苦闘の何を知っていると言うんだ
それは全部粗の売名と蓄財のためだったじゃないか
違うというなら、邸宅はなんだ、ポルシェはなんだ、別荘はなんだ
須藤同志に粗は何か残したというのか
粗は須藤の生家まで、とりあげたじゃないか

253:革命的名無しさん
06/03/04 21:33:06
須藤君追悼といいながら、こんなスレ立てるか。
ただ単に話のネタに使っているのか、え。人の死をなんだと思ってやがる。
知りもしない奴らがよってたかって何言ってるんだ。

254:革命的名無しさん
06/03/04 21:41:18
>>252
おまいは須藤さんの何をしっとるんだ。
おまいは須藤さんの心が読めたのか。
なんだお前は。
生家までとりあげた?
お前は須藤さんの親族か、遺族か。

255:革命的名無しさん
06/03/04 21:44:07
>>254
じゃーお前はなんなんだ。
同志? 笑わせるな。
純粋な須藤ちゃんを利用しまくっただけだろが

256:革命的名無しさん
06/03/04 21:45:03
ニャンケへ

じゃ削除依頼すれば? 

あと質問

ニャンケは本当にデモとか集会に行ってるの? そこで何を聞いてる?


257:革命的名無しさん
06/03/04 21:50:35
>>255
あんたな。色々勝手に決めて言っているようだが、須藤さんの気持ちとか自分が一番良く分かっていたとでも言うのか。

258:革命的名無しさん
06/03/04 21:54:18
>>255
お前は分かっていたのか
いったい須藤の何を知っていたというのか
何も知らないくせに、自分は全部知っていていて、全部面倒見てやっていた
とか思いこんでる、粗や粗信者は、本当にきもい。
人として最低だ!

259:革命的名無しさん
06/03/04 21:56:18
純粋な須藤が、粗に利用されるだけ利用されいたことだけは事実だろ

260:革命的名無しさん
06/03/04 21:57:09
>>258
誰にいっているの

261:革命的名無しさん
06/03/04 21:57:46
これはもうーあんまりだ
死者を冒涜するにもほどがある
本当に削除要求しようぜ

262:観察者
06/03/04 21:59:34
みなさん、すっかり荒一派の術中にはまってますね。。混沌→うやむやへ^

263:ニャンケ
06/03/04 22:00:46
頼む。誰かスレを削除依頼してくれ。

もう、追悼に名を借りた荒さんへの誹謗は余りに醜いよ。

264:革命的名無しさん
06/03/04 22:01:57
死者を冒涜し、ないがしろにするような行為は許せない。

265:革命的名無しさん
06/03/04 22:07:18
>頼む。誰かスレを削除依頼してくれ。
>もう、追悼に名を借りた荒さんへの誹謗は余りに醜いよ。

甘ったれるな!削除依頼くらい自分で出せ!
 あと、あなた数日でいいからネットから離れないさい。このままじゃ本当
に精神が壊れちゃうよ。兎に角、しっかり睡眠とって気持ちを落ち着かせて
くださいな~。。

266:革命的名無しさん
06/03/04 22:09:24
違うだろ?
同志須藤の自殺は、すでに周知の粗および粗一派の腐敗・活動家使い捨ての
帰結なのではないかという重大な疑義があるのだ。
そうした疑義を明らかにすることこそ、同志須藤の無念の死に報いることなの
ではないか。そうではないというのなら、粗一派は同志須藤の死の真相を
すべて明らかにするべきだ。明らかにできない理由があるとしか思えない。

267:革命的名無しさん
06/03/04 22:10:14
異議なし!

268:革命的名無しさん
06/03/04 22:12:34
本当に知っている人ならみな分かると思うけど
スドウちゃんは、本当に純真で献身的な活動家だった
その不幸な死を、さらしものにするようなこのスレは
絶対に許せない
抹殺しよう

269:革命的名無しさん
06/03/04 22:14:13
無責任は書き込みをしている奴らに問いたい
君たちは本当に須藤のことを知っているのか
なんにも知らない奴が面白がって煽っているのは許せない
ニャンケさん
一緒に流そう。われわれは闘うぞ!

270:革命的名無しさん
06/03/04 22:16:30
須藤ちゃんは確かに純粋だった。
最後まで彼は立派な活動家だったと思う。
その彼の死をネタにすることだけは止めて欲しい。


271:革命的名無しさん
06/03/04 22:17:47
なら、真相を公表しろよ
粗のポルシェ購入の真相(藁)も、
SENNKIで公表しただろうが
荒れ読んで、「そうだったんだ。荒さんはたいへんだな」
とかと納得した奴はほんまもんのバカだが
せいぜい荒の遊興のためにカンパ続けなさいな

272:革命的名無しさん
06/03/04 22:18:46
コミューン四原則では以下のように謳われておるが、何か?↓

  一.議員・公務員の所得は、平均的な労働者の賃金を越えてはならない

  一.全ての幹部公務員・議員は、市民から選挙され、常時市民からのリコールを受ける


マルクスは以下にように語られておるが、何か?↓

  賃金が利潤を上回ることは有り得ない(Byちんかり)


青木雄二君もこのように語っておったようだが、何か?↓

  『公務員の数を減らさなあかん!給料も下げなあかん!
   ワシも公務員やっとったことあるが、仕事が楽過ぎるからな!

   民間の労働者とは丸っきり「労働強度」が違うちゅうこった。
   だいたいタイムカードが無い。
   遅刻しようが無断欠勤しようが、後から上司が「おい、ハンコ付いとけよw」と出勤簿持って来てしまいや。』


リカード~マルクスは基本的に「自由貿易主義」なのだが、何か?



273:革命的名無しさん
06/03/04 22:18:53
何もしらない奴らが「無念の死」とかいうのは本当に許せない。
須藤さんのことを知らないやつらがよってたかって煽るな。

274:革命的名無しさん
06/03/04 22:19:35
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
みんなで汚いウヨを議論で叩き潰そうぜ!!!!
スレリンク(seiji板)l50
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください

275:革命的名無しさん
06/03/04 22:21:32
なんか荒らしぽいことが行われているようだが。
杜撰なあおりだね。

276:革命的名無しさん
06/03/04 22:23:08
須藤の不幸な死を汚す亡者どもよ
揺るさん!

277:革命的名無しさん
06/03/04 22:24:31
あおり

278:革命的名無しさん
06/03/04 22:24:52
270-271
一人芝居乙

279:革命的名無しさん
06/03/04 22:29:18
これだけは、言える。須藤に罪はない。
少なくとも、死後、こんなふうにさらし者にされるような罪はない。
罪人は、荒とそのイエスマンのカツヤ、ゴミ、くろきだろ
裁きは無いのか

280:革命的名無しさん
06/03/04 22:30:12
こけ活の憂さ晴らしに死者を利用するな

281:革命的名無しさん
06/03/04 22:31:02
ニャンケへ

人の質問をスルーするなよ

本当はネット左翼じゃないの?






まるでいずみちゃんみたい

282:革命的名無しさん
06/03/04 22:38:16
追悼、安らかに

283:革命的名無しさん
06/03/04 22:40:22
彼女は猫を飼っていて、そしてギターも弾いた。陽射しの強い日には彼女は髪を洗い、
赤毛のトラ縞の猫と非常階段に坐って、髪の毛が乾くまでの間、ギターを爪弾いていた。
私は、彼女のギターが聞こえると、いつでもそっと窓際に立っていたものだ。彼女はギタ
ーをとても上手く弾き、時々歌うこともあった。それは声変わりの少年のような、しわが
れたハスキーボイスだった。彼女はコール・ポーターとかクルト・ワイルとかのヒット曲
をみんな知っていた。とくに、ミュージカル「オクラホマ」の中の歌が好きだった。

 確かに名文家ですね。一緒に収録されている短篇の中では、語り手の"私"が小さい時、
一緒に暮らしていた親類の老女とクリスマスを祝うためにあれこれ準備する話"A Christmas Memory"が、
絶品。ノスタルジーに満ち、かつ繊細で、初期のカポーティの特徴が良い形で出ている作品だと思います。
これ以前の作品の中で"The Grass Harp / 草の竪琴"が同様の感触を持った佳作です。



284:革命的名無しさん
06/03/04 22:41:41
とにかくこのスレは流そう。醜すぎる

285:革命的名無しさん
06/03/04 22:45:11
Also, she had a cat and she played the guitar. On days when the sun was strong, she would wash her hair, and together with the cat, a red tiger-striped tom, sit out on the fire escape
thumbing a guitar while her hair dried.  Whenever I heard the music, I would go stand quietly by my window.  She played very well, and sometimes sang too.  Sang in the hoarse, breaking
tones of a boy's adolescent voice.  She knew all the show hits, Cole Porter and Kurt Weill; especially she liked the songs from Oklahoma!, which were new that summer and everywhere.  But
there were moments when she played songs that made you wonder where she learned them, where indeed she came from. Harsh-tender wandering tunes with words that smacked of pineywoods or prairie.  
One went: Don't wanna sleep, Don't wanna die, just wanna go a-travellin' through the pastures of the sky; and this one seemed to gratify her the most, for often she continued it long after her
hair had dried, after sun had gone and there were lighted windows in the dusk.


286:革命的名無しさん
06/03/04 22:46:36
カポーティはこの映画に激怒したとのことだけど、彼にしてみれば、自由人であるはずの
ホリー・ゴライトリーを、ハッピーエンドとするために特定の男にくっつけてしまうとい
うのは、原作の意図を踏みにじったものと考えたとしても無理のないことだとは思うけど、
原作とは関係のない作品として考えれば、品の良いロマンティック・コメディとしては、
まあ良い出来なのでは、と思います。個人的には、ヘップバーンの魅力を生かしきってい
ないのではないかというもどかしさを感じるんですが......。

287:革命的名無しさん
06/03/04 22:49:03
カポーティは、現地取材と逮捕後の犯人たちとの面会等に基づく膨大な資料を駆使して、
この小説を書き上げましたが、二人の犯罪者の中で特に、不幸な生育環境で育ったペリー
・スミスに自身を重ね合わせ共感を持ったようです。ペリーの繊細さと残虐性の両面を併
せ持った特異なキャラクターの内面を、カポーティは客観性を保ちながら描写することに
成功していると思います。ペリーとディックは1959年12月に逮捕され、1965年4月に死刑に
処せられました。



288:革命的名無しさん
06/03/04 22:50:21
カポーティ未完の遺作で、生前雑誌に発表された3つの章を収録しています。カポーティは上流階級に魅せられ、彼の天才的とも言われる話術により社交界の中枢に入り込み寵児となります。
社交界に取材したこの作品により、彼はアメリカのプルーストになると公言していましたが、結局は未完のゴシップ小説を生み出すだけの結果となりました。しかも、小説の内容に激怒した
社交界からは追放同然となり、結果としてこの作品が晩年の酒とドラッグに溺れる生活へのきっかけとなったとも言えます。この本は今回初めて読んだのだけど、語り手である"私"(駆け出
しの作家で、ホモセクシャルでもあるということでカポーティ本人といってもよい)によって暴かれる上流階級のゴシップ話が、いまいちぴんとこないので正直言ってあまり面白くありませ
んでした。

289:革命的名無しさん
06/03/04 23:07:34
私たちは共産主義を祝福します。

ヒトラー国家社会主義ドイツ労働者党党首

ムッソリーニ元イタリア社会党機関紙編集局長


スターリン.ソビエト共産党書記長

フセイン.アラブ社会主義復興党(バース党)党首

ポルポト.カンボジア共産党書記長


金 朝鮮労働党総書記

宮本 日本共産党委員長


清水 革共同議長


土井 社民党委員長




290:革命的名無しさん
06/03/04 23:10:27
( ゚∋゚)俺さまのボディをガッチリと抱きしめてくれる逞しい兄貴、可愛い弟を募集中だ。

291:ニャンケ
06/03/04 23:14:04
カクマルふんしゃーい!

292:ニャンケ
06/03/04 23:23:18
日本を救う最後の救世主、偉大なる共産革命家!最高指導者!その名も偉大なる世界革命家、

不破同志に我々党員は

絶対忠誠を誓うぞ!!
絶対忠誠を誓うぞ!!
絶対忠誠を誓うぞ!!
絶対忠誠を誓うぞ!!
絶対忠誠を誓うぞ!!
最後まで絶対に忠誠を誓うぞ!!!


293:ニャンケ
06/03/04 23:24:40
代々木スターリニストふんしゃーい!

294:革命的名無しさん
06/03/04 23:28:06
カクマルは逝ってよし

295:ニャンケ
06/03/04 23:33:43
クサレカクマルはさっさと氏ねクズ!

296:ニャンケ
06/03/04 23:36:16
国鉄分割解体はんたーい!

297:革命的名無しさん
06/03/04 23:48:01
にせニャンケ荒らし

298:革命的名無しさん
06/03/04 23:48:52
倒せ!労働貴族糞荒死ね!

299:ニャンケ
06/03/04 23:49:41
仲間よ荒さんを守ろう

300:ニャンケ
06/03/04 23:50:34
クサレスレッドで300

301:革命的名無しさん
06/03/04 23:58:40
こうなりゃニャンケを完全打倒してやる

302:革命的名無しさん
06/03/04 23:58:56
やれやれ

303:革命的名無しさん
06/03/05 00:08:16
マルあり地獄スレ化する悪寒

304:革命的名無しさん
06/03/05 00:37:55
だから、いい加減にしろよ、カツヤ!

305:革命的名無しさん
06/03/05 00:38:10
須藤同志の無念を晴らそう

306:革命的名無しさん
06/03/05 01:31:58
ニャンケ、お前は恥と言うものまで捨てたのか?

307:革命的名無しさん
06/03/05 02:02:08
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
このレスをみたあなたは・・・3日から7日に
ラッキーなことが起きるでしょう。片思いの人と両思いになったり
成績や順位が上ったりetc...でもこのレスをコピペして別々のスレに
5個貼り付けてください。貼り付けなかったら今あなたが1番起きて
ほしくないことが起きてしまうでしょう。
コピペするかしないかはあなた次第...
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○

308:革命的名無しさん
06/03/05 02:14:29
無念にも死んだ須藤さんはもう幸せにはなれない

309:革命的名無しさん
06/03/05 08:24:46
日常でも~運動でも~飛べない鳥の~僕らの夢さ~♪ そ~れは今の僕ら~よりも惨めな国が~近くにあると~いま思えること~さ♪
僕たち 曽野綾子おばちゃまのモーターボートで中朝スターリニスト・フンサーイとイイカッコしたいで~す
ゆけゆけ~アジア主義浪人♪夢は大陸馬賊~ ♪ アヘンいっぱい
URLリンク(list.jca.apc.org)

∬ ∬    ∬ ∬    ∬ ∬  +
   +     人      人      人     +
         (__)    (__)    (__)
  +    (__)   (__)   (__)     +
.   +   ( __ )  ( __ )  ( __ )  +
      ( ´∀`∩ (´∀`∩) ( ´∀`)
 +  (( (つ   ノ (つ  丿 (つ  つ ))  +
       ヽ  ( ノ  ( ヽノ   ) ) )
       (_)し'  し(_)  (_)_)
        はんぺんサンバ ♪アミーゴ


310:革命的名無しさん
06/03/05 08:25:34
  /       \:\   / ,.    __,.
  .| カルト創価学会 ミ:::| /ノ // /_,. -;=''" _,.-;-‐
 ミ|_≡=、´ `, ≡=_、 |;//// '-'"`" <-‐ニ‐"
.  ||..(☆ )| ̄|.(★)|/ヽ:/レ     /  (二______
  |ヽ二/  \二/ /         、-─'''" ̄
. /.  ハ - -ハ /             =─     ζ
 |  ヽ/__\/,.‐''"`ー─-- ..,,_三 ≡ミ  / ̄ ̄ ̄ ̄\
 \、 ヽ| .::::/.|/. {            ``''ー  /          ヘ
.   \ilヽ::::ノ.| i ヾ_,ュ  r──- ..,,__    |\   /   /ヘ 
     しw/ノ|! ヾ 'ー‐''゙       ≡ ``.|(・)  (・)    |||||||
     ∪   |  ヾ\      、_ 、ヾ, ミ..|⊂⌒◯-------9)
         ヽiヽ        _ヽ、ヾ \. | |||||||||_    |


311:革命的名無しさん
06/03/05 08:26:20
     /\ \
   __/  / ̄/
  /\  _\/ /_\
  /  / ̄ ∧_∧  宅間さんは人類の罪を一身に背負って
  \/__( ;・∀・) 死刑台を登っていったんだ…
   /  と    ノ ハァ
   /  人  Y ハァ 
   \/し'(_)


312:革命的名無しさん
06/03/05 08:33:52
     /\ \
   __/  / ̄/
  /\  _\/ /_\
  /  / ̄ ∧_∧  須藤さんは粗の罪を一身に背負って
  \/__( ;・∀・) 歩道橋を登っていったんだ…
   /  と    ノ ハァ
   /  人  Y ハァ 
   \/し'(_)


313:革命的名無しさん
06/03/05 08:34:59
京大研究生 久野潤  右翼のドン 久野の意見だって
『ジョン・レノン』『イマジン』『国境のない世界』に対する批判、誹謗中傷を
左翼の多いホームページで徹底的に行ってください。
そうすれば左翼VS右翼の争いを一気に右派の圧勝に導くことが可能なのです
自決して外交機密を守るとはあっぱれなり。 投稿者:国民愛国同盟 投稿日:12/31(土) 17:33 PC [返信] [削除]
国民愛国同盟

自決して外交機密を守るとはあっぱれなり。

自決して、支那の工作員から外交機密を守った領事館員はあっぱれである。心当たりのある外務省職員はこれを見習い、これまでの国辱的外交を恥て、自決せよ。
URLリンク(www.kunojun.com)


314:革命的名無しさん
06/03/05 08:35:30
堀江は武部の仲間です。
つまり、共産党の仲間です。
赤旗や国会を見れば歴然。
共産党は形式的な批判しかしません。
民主党もカネを掴んでますし、闇の勢力は栄えるばかりだ

315:革命的名無しさん
06/03/05 08:36:40
学生時代に聞きました。「おもちゃのちゃちゃちゃ」のメロディで。

赤いメットにお星さま
数もいないし弱そうだ
影から●●飛び出して
叩くプロ青 ちゃっちゃっちゃっ

・・・2番だとプロ青がプロ革になってました。


316:革命的名無しさん
06/03/05 09:38:03
>315

そういう替え歌、須藤ちゃん好きだったなあ

317:革命的名無しさん
06/03/05 10:26:17
真夜中の校舎の白い壁に
決別の詩 刻み込んだ
朝焼けのホームに 
あいつの顔 探したけど涙で見えず
『旅に出ます』書き置き 机の上
ハーモニカ ポケットに 少しの小銭
さよならの意味さえも知らないで
訳もなく砕けては手のひらから落ちた
あれは おれ 16
遠い空を憧れてた路地裏で




318:革命的名無しさん
06/03/05 10:26:51
アルバイト 電車で横浜まで帰る頃は午前0時
古ぼけたフォークギター
窓にもたれ 覚えたての『風に抱かれて』
狭い部屋で仲間と夢描いた
いつかは この国 目を覚ますと
裏切りの意味さえも知らないで
訳もなく砕けては手のひらから落ちた
あれは おれ 18
肩すぼめて待ち続けた路地裏で




319:革命的名無しさん
06/03/05 10:28:08
口ずさめば悲しい歌ばかり
届かぬ想いに胸を痛めて
今日もまた呼ぶ声に応えては
訳もなく砕けて手のひらから落ちた
今は おれ 22
初めて知る 行き止まりの路地裏で


320:革命的名無しさん
06/03/05 10:29:12
権力欲に裏付けられた組織は容易に抑圧組織になる。
いまある権力機構が実際の行動機構となるのだから権力欲や自己顕示欲、
みずからの欲望で組織を意のままに動かしたいという衝動が出てくる。
民青とか共産党の人間は組織維持をするのがあたかもものすごい努力がいるように
いうが私が若いときでさえ学生は何かの組織に所属していれば毎年や毎月の行動をどうするかなど
考え行動するのが当たり前だった。それができないのは様々な組織とかサークル活動とかそういうものが
全くなくなってきたからで、地域のボランティアやサークルでやっているところは十分に担保してやっている。
それができないのは民青とかいう組織がくだらん組織で、何もやっていないという証明だろう。


321:革命的名無しさん
06/03/05 10:30:23
聖教配達員の尾行」を指示した大草
  妙観講が本尊強奪、不法侵入狙い名簿作成
 学会員の墓所を踏み荒らし墓石の裏書も調査


 日顕宗の妙観講といえば、反社会的な活動を繰り返すクズとカスの集ま
り。奴等は違法ビラ配布、住居不法侵入、学会員宅への脅迫電話、それに
日寛上人御書写の御本尊の強奪とか不敬などの犯罪行為を信仰活動だと勘
違いしている。

 こんな人権侵害の活動を講員達に強制し、そのための名簿作成まで講頭
の大草一男が指示していた。
 大草は静岡の法華講妙盛寺支部第二十八回総会(平成四年一月二十六日)
の席上、違法行為の裏話を得意満面で、次のように語ったことがある。

322:革命的名無しさん
06/03/05 10:31:39
須藤同志のあまりに若すぎた死を悼み
同志諸君!
このような同志を冒涜するスレを粉砕しよう!

323:革命的名無しさん
06/03/05 10:52:43
追悼

324:革命的名無しさん
06/03/05 11:25:31
合掌

325:革命的名無しさん
06/03/05 12:52:50
昔漏れが赤石印刷の一階でSENKIの部数を数えていたら、
須藤さんがやってきて声をかけてきた。
「最近調子はどう?」「闘争何やっているの?」
漏れが数えられずにマゴマゴしていたら
「あっ話しかけられたら数えられないよね。ごめんごめん」
と照れくさそうに言って去っていった。

須藤さん、さようなら。

326:革命的名無しさん
06/03/05 12:59:02
流してもマタ同じスレ立てますね。

327:革命的名無しさん
06/03/05 13:00:34
>>325
人柄をあらわすいい話だなあ

328:革命的名無しさん
06/03/05 13:01:56
>>326
ダメです。次スレタイトルはいいネタを準備してあります!
そこで荒らされた場合の代替スレのタイトルももう仕込んであります。

まあダメですってことはないけどさ。

329:革命的名無しさん
06/03/05 13:11:20
>>315
須藤くんが歌ってたわけじゃないけど。

三里塚をめぐってプロ青、インターと対立したとき
「ぷろせーい 殴れー! ぷろせーい 蹴上げー!
 ぷろせーい 倒せー! ぷろせーい 殺せー!」(くり返す)
というのを1日中歌ってたヤツがいた。こいつは指導的立場にいたの
にはしゃいでいててかなり引いた。「殺せ」はないだろう。まったく。

330:革命的名無しさん
06/03/05 13:23:35
>>328
じゃあ期待してるよ。

331:革命的名無しさん
06/03/05 13:48:43
叩きも正面から招き猫の問題を取り上げていない。
左翼も長い間、宣伝してきた。反小泉の声はずっと国民にも届いている。
しかし、なぜ?という疑問に対する答えを聞きたいと思うのは俺だけかな。
サヨクな人、誰でもいいから答えてくれよ。


332:革命的名無しさん
06/03/05 13:51:36
1)賛否激論を求めますが、犯罪記事のコピペなどくだらない荒らしは厳禁です。
  ただし、組織全体や思想そのものとの関連性を述べる文脈あれば可。
2)「業界」用語に関して質問あれば、親切に答えましょう。ビギナーにも優しい
  スレであって欲しいです。
3)できれば、コテハンに。ここだけでいいですから。特に長文のカキコ、
  何度も発言もされる方。人違いを避けたいので。
4)左翼党派の方、運動員の方、自民党支持者、誰でも大歓迎!


333:にゃんこう委員長
06/03/05 14:18:01
ブントって、いくつに分裂してるんですか?

334:革命的名無しさん
06/03/05 14:26:57
ウントたくさんに分裂してる
ぶんと うんと ……

335:革命的名無しさん
06/03/05 14:27:42
>>120
118に書き込みしたものです。ご丁寧なレスありがとうございました。
本当に「3丁目の夕日」ですね。私は、118に書いたように、白に赤
線が入ったヘルメットをかぶっていたもので、あの当時けっこうビクビ
クしながら電車に乗っていました。それで、京浜急行内で見た赤ヘルメ
ットグループには本当にびっくりした記憶があります。終電近かった覚
えがあります。確か、10.21国際反戦デーの集会の帰りだったと思
います。彼らも恐らくそうだったんでしょうね。71年か72年頃だと
思います。


336:革命的名無しさん
06/03/05 14:49:04
↑意味が解らん!

337:革命的名無しさん
06/03/05 15:42:10
( ゚∋゚)隗(かい)より始めよ。党に優れた専従を。
「賢者を招きたいならば、まず自分のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればよりすぐれた人材が次々と集まってくるであろう」という意味。
URLリンク(www.geocities.jp)


338:革命的名無しさん
06/03/05 15:45:25
蕨のBUNDは青い鳥を厚遇してやれよ。w

339:革命的名無しさん
06/03/05 15:49:22
赤石印刷がつぶれたのも鳥のせいか

340:革命的名無しさん
06/03/05 15:54:16
赤石印刷がつぶれたのは
孫子の著書を格安で印刷し続けたから

341:革命的名無しさん
06/03/05 15:55:51
赤石印刷はつぶれたのか
労働者はどうしているのだろうか
もちろん、粗から退職金や見舞金を
もらっているよね
岩崎に50万の見舞金ポン!
だからね

342:革命的名無しさん
06/03/05 15:56:26
孫子のブレーンとして青い鳥はどうだろう。
「ソ連崩壊は禁酒強要のせい」とする的確な分析はパラチェンにも合致している。

343:革命的名無しさん
06/03/05 15:56:51
私も昔、白に赤線が入ったヘルメットをかぶっていました。
でも卒業して、田舎帰ったらもう縁切れでしたが。サークル
で少し関わっただけですから。
10.21国際反戦デーの集会ではマルキとぼこぼこやりあったり、
解散集会では皆で肩組んで、インターを歌ったのを思い出します。

344:革命的名無しさん
06/03/05 16:01:11
「人の心はお金で買える」と豪語した堀江貴文被告の逮捕劇を見て、対照的な『粗にして野だが卑ではない』
(文春文庫)という言葉の重みをかみしめた人は多いようです

345:革命的名無しさん
06/03/05 16:02:49
清廉な人柄で愛された主人公、石田禮助が78歳で国鉄総裁に招かれたときの名言ですが、奈良県高取町の西井美代子さん(56)は
「人は志高く生きねばということがバブル以降失われている。若い人にも『この本読んでみーや』と言いたい」と訴えます。福島県い
わき市の青木貴佐さん(42)も「己の社会人としての質が問われる書」と言います

346:革命的名無しさん
06/03/05 16:03:50
決して弁明しない潔さ、命を懸け改革に取り組む強靱(きょうじん)な意思が胸を打つのでしょう。福岡県水巻町の藤川信幸さん(38)に
とってこの2冊は「信念を貫く男の生き方を教えてもらったバイブル」。はがきの裏までびっしり思いをつづった京都市の沢野井保子さん(54)
は、悲運の人、広田弘毅に引かれ、関連書を探し回ったといいます

347:革命的名無しさん
06/03/05 16:04:53
作家生活の前半、「男ひとり炎の中の道ひとすじに」を信条としてきた城山さん。近年は、「この日 この空 この私」という言葉を好ん
でいるそうです。ただひたむきに人間を見つめてきた老賢人の、清明な境地を感じます。

348:革命的名無しさん
06/03/05 16:13:04
BUNDから自由連合に行ったやつって居なかったかな?

349:革命的名無しさん
06/03/05 16:31:17

反戦ネットワーク所属、LPG様。

4日、朝9時頃から、5日、朝9時頃までの当スレでの落書きは85回です。これまでの最高は、3月3日の139回です。

以下のような行為はおやめ下さい。このAAを数分間隔で60回以上も書き込んだあげく、「粉々に粉砕してやった」などと「自慢する」LPG様。とても「正常な方」とは思えません。
これ→スレリンク(kyousan板)l50
これ→スレリンク(kyousan板)l50

あなた様の、「精神異常者だから何でも許される」という考え方は、精神異常者であるご自分に対する甘えであり、「精神異常者」の「悪用」であると私たちは考えます。話は違いますが、LPG様の「おいら、ワールドピースナウの
実行委員を卒業して、今は九条の会の事務局員やってんだ~」という自慢話。やはり嘘だったそうですね。それと、「おいら、ブントにほめられちゃった~」といってみんなに自慢している下のファイル、あなたのことなんて
一言も書いていませんよ。
          ↓
URLリンク(www.bund.org)

「LPG様の強制入院に反対し、温かく見守る市民の会」及び参加賛同人一同


350:sage
06/03/05 18:11:23
私は「SENKI」を愛読している会社員です。
貴紙の1131号、文人正氏署名論文「年頭にあたって②・自衛隊は何故アメリカに付き
従うのか。改憲・創憲論議の肝となること」を読んで。

 まず自衛隊の出兵が現行法のいかなる法律にも違反したことだという認識は私も
同じです。そして巷における自衛隊の既成事実としての存在を認める風潮もそのとおり
でしょう。自衛隊そのものを否定する日本国憲法九条がもはや説得力を持たなくなって
いることは私も実感します。むしろ社民党や日本共産党などの主張する理想主義的な
護憲の訴えが今回の選挙で破れたことは事実であり、現実と噛み合わないところで独善的
に自己瞞着している護憲派の姿が、多くの有権者から見放されたともいえると思います。
 そして文人氏が「近代民主主義の人民主権においては、主権者は社会を防衛する権利と
義務をもつ主体である」と国家の自衛権を言うとき、交戦権の放棄と武力の不保持を
うたった日本国憲法を明らかに否定している。そして平和主義と環境立国の考えにもとずく
海外派兵の可能性を(部分的に憲法九条の精神を継承するかのような説明を交えながら)
この紙面においてあらわすことの意味を問いたい。


351:sage
06/03/05 18:13:37
文人氏自身も認めているように、「国連を安全保障の単位とし」「国連待機部隊
として自衛隊(防衛)とは別枠で展開する」「海外派兵の規定は自衛隊法上にな
くてもかまわない。そのための別個の部隊(国連待機部隊)が創設されればPKO
活動はできる」などの主張はオリジナルな提起とはいえず、民主党・小沢一郎が
昔から訴えつづけてきたことにすぎない。ただし文人氏は、「違いはこうだ」と
言う。「小沢はアメリカン・グローバリズムにリンクしつつも、それとは違った
日本独自のグローバリズム(覇権主義)を展開するために国連のお墨付きを獲得
しようとしているのである。そもそも環境立国すべしという視点もなければ、
平和主義で考えているのでもない……(中略)だからそれは精神において根本が
違う」

352:sage
06/03/05 18:16:10
これは、まずもって、強弁というだけでしかないのではないか。
 かつてロシアがまだソ連だった頃のことだが、ソ連はいやしくも資本主義で
はなく労働者国家として存在していた頃、米ソ冷戦に規定されながらソ連も膨大
な核軍事力を保有したのだが、アメリカの核に反対していた日本の運動体の一部
の人たちによって「ソ連の核は良い核」だと言われていたことがある。
 文人氏のロジックはまさにこれと同じである。


353:革命的名無しさん
06/03/05 18:17:07
米中韓では「勉強ができる生徒」を志向する傾向が強いのに対し、
日本の高校生が最もなりたいと思うのは「クラスの人気者」。もっ
ぱら漫画や携帯電話に関心が向けられているという傾向も表れてお
り、“勉強離れ”が際だつ結果となっている

354:sage
06/03/05 18:17:59
文人氏個人はもちろん、ブントという組織内において共有された「精神」とか、
党派性ともいえる歴史的形成過程、そこで今日まで培われてきた思想、運動路線
が、小沢一郎と同じであろうはずはない。小沢一郎はもともと自民党の政治家であり、
その後公明党と野合しては解体させ、自由党をたちあげたら今度は民主党と野合する
ということをやるような政治家であり、持論としての国連を単位とした派兵可能な
日本軍創設論は留保しながら、権力を自民党から奪い取るという政治目的のためには
きわめてプラグマチックにどんな勢力とでも合体してしまうアメーバーのような
政治家である。

355:革命的名無しさん
06/03/05 18:18:15
「いい大学に入れるよう頑張りたいか」という問いに、「全くそう思う」と回答した生徒は
、中国64・1%、韓国61・2%、米国30・2%で、日本は最下位の25・8%。また、
「どんなタイプの生徒になりたいか」を尋ねたところ、米中韓は「勉強がよくできる生徒」が
67・4~83・3%を占めたが、日本は「クラスのみんなに好かれる生徒」が48・4%で
トップだった

356:sage
06/03/05 18:19:29
文人氏はいったい何を言いたいのだろうか。
法律というものは提案したり起草したりする人の個人的資質によって、
その法案が法律となった後に実際にその法律のもとで政策が行われる場合、
その使われ方が変わるとでも本気で思っているのだろうか。
そんなことを言えば憲法九条を起草したのはアメリカの人であり、
その九条を米ソ冷戦という事態に規定されながらなし崩しに破壊してきたのも
アメリカであり、そのアメリカの意を受けた歴代自民党政権であった。
理念として天皇条項を廃止させて近代国家として国民にも国防の義務を持たせる
という考えは、純理論的には、ありうるだろう。かの小沢にあっても、公的精神
が欠如してアトムに回帰するばかりの無責任な日本国民をそういう公的な存在
につくりかえることをめざしているのだろう。
いまの日本みたいな一国平和主義的な在り方は間違っていると考えているのだ。
もちろんブントとは違う精神で。


357:革命的名無しさん
06/03/05 18:19:56
日本の高校生が他の3か国に比べ、「非常に関心がある」と回答した割合が高かった項目は、
漫画やドラマなどの「大衆文化」(62・1%)、「携帯電話や携帯メール」(50・3%)、
ファッションやショッピングなどの「流行」(40・2%)など。米中韓でいずれも50%前
後だった「家族」は、日本では32・4%にとどまった。調査を担当した日本青少年研究所の千
石保所長は「未来志向の米中韓に対し、日本の高校生は現在志向が顕著で、『勉強しても、良い
将来が待っているとは限らない』と冷めた意識を持っている」と指摘している


358:sage
06/03/05 18:20:22
ただ小沢が作るかブントが作るか、それだけしか違いのない海外派兵法は、
日本と日本に住む人々にとって良いことなのかどうか。
もっと言えば、そんな海外派兵法のために、いまイラクへの出兵に反対している
草の根の若い仲間たちにもそんなもののためにたたかえと言う気なのか。
運動にとっても必要な内容といえるだろうか


359:革命的名無しさん
06/03/05 18:22:19
写経がブームと言われて久しい。IT時代を迎えてもなお、人々の心をとらえてやまない「魅力」はどこにあるのだろう。

360:革命的名無しさん
06/03/05 18:23:21
「いらいらしている時は字が乱れるが、一文字ずつきれいに書こうとするうちに心が落ち着く」と京都市西京区の調理師、茂村勝明さん(47)。
写経歴10年の京都府京田辺市の田中美智枝さん(77)は「書き上げるたびに自分が健康だと実感し、ありがたいと思う」。悩みを抱えていると
いう女性(30)は「願いを込めて書いていくうちに、心が軽くなった」。その効果を語ってくれた

361:sage
06/03/05 18:24:10
私自身はもともとマルクス主義を信奉していた人間であり、今はマルクス主義
もレーニン主義も、革命も、左翼的な人間存在のあり方にも限界を感じて、
ブントのたたかいに注目しつつ出来る範囲内で支援しているにすぎない
「ただの人」である。
そういう立場の者が貴紙の内容に不満や注文を付けるべきではないと
言われれば、そのとおりだと思う。
だが左翼勢力が消滅寸前の凋落をして、かつてないほど日本国内でも
貧富の格差がエスカレートしている現状にあって、小泉とブッシュに
この国と世界の未来をゴチャゴチャにされてたまるかと憤っている。
反戦派であり反体制派であるブントにこそ、価値がある、と私は信じている。
百歩譲って体制内的に通じることを言わなければ現実変革などできないのだ
というなら、本質的で、現実的なことから目を逸らしてはいけない。
ローティーの思想の帰結は結局のところこういう沼地にしか辿り着かなかった
のだから、それなら体制派としてのリアリズムが必要であろう。


362:革命的名無しさん
06/03/05 18:24:23
写経は修行であり、心を豊かにする健康食品のようなもの。一字一字に込めた願いは仏様に伝わり、
仏様と一体化できる。心は自分だけでなく他人、そして後世へも伝わっていく

363:革命的名無しさん
06/03/05 18:25:14
総務省の調査によると、1994年に16%だったパソコン普及率は2004年に69%に急増。
パソコンやメールの普及で、文字を実際に書く機会はめっきり少なくなった

364:sage
06/03/05 18:25:44
環境と平和に価値を置く新しい法律として海外派兵法が制定できたとする
なら、当然、アメリカの単独主義的戦争や「有志連合」への協力は否定
されていくと文人氏はここで明言されているが、そのとおりに果たして実行
できるのかどうか。
そのとおりにアメリカにNOを言ったとして、自衛隊、あるいは国土防衛隊
でも災害救助隊でも国連待機部隊でもいいが、あるいは警察まで含めても、
日本政府の現状のあらゆる物理的軍事力を総動員したとして、在日アメリカ軍
からこの国家と政府の独立を守ることができると思うのか。
イラクのバクダッド陥落よりも、東京丸の内の制圧なんて米軍にとって朝飯前
ではないのだろうか。
そしてまた自民党に替わる新米傀儡政権を東京にアメリカの肝いりでデッチあげ
ればいいだけなのだ。
今のイラクでアメリカがやっていることをみれば、アメリカが次にどう動くのか
なんて明らかだろう。


365:革命的名無しさん
06/03/05 18:26:05
先のとがった筆を紙にあて自分の気持ちを突き刺すと、柔らかな触感に高ぶる気持ちが吸収され、慰められる。
筆の乱れや太さなどに、言葉にできない気持ちが表される。キーボードにその力はない

366:sage
06/03/05 18:27:00
小泉は、本質的に、リアルな政治判断をしている。
日本は北朝鮮なんて本当のところでは脅威にも感じていない。
国民を戦争動員するためのツールとして北朝鮮脅威の情報は利用されているに
すぎない。
日本の国家と社会にとって最も脅威となるのは、アメリカである。
アメリカから見て日本なんて黄色い猿の住む小さな島にすぎないのだ。
アジアにおけるアメリカの戦略を支える捨石として日本が存在しないならば、
アメリカにとって日本は価値のない国家となるのだ。

367:sage
06/03/05 18:27:56
アメリカを国外に放逐し、日本独自の軍事組織が在日米軍基地の全てを接収
できるという物理的条件もないまま、法学的な純理論をふりまわすだけの
文人氏には、この政権担当者たちのリアルな苦悩は見えていないようである。

368:sage
06/03/05 18:28:38
もはやブントはローティーにこだわるのをやめるべきである。

369:sage
06/03/05 18:30:46
ドグマを作らないと言いながら、かつてはイギリス経験論に依存しようと試みて、
今度はローティー。
そんなことに大切なエネルギーを消費するのではなくブントにはもっと価値の
あることができると思うのだが。ブントは今はNGOになったのだから、本当
に、運動の課題の実現をめざしてより広範な人々と結合しながら反体制派として
国家や体制を逆規定していく実践と内容こそが必要だと思える。
欧米の多くの無口なNGOたちのように。
ぜひ再考いただけたなら幸いです


370:sage
06/03/05 18:32:59
 ナカオカタクミが県立T病院に収容されたのは、1997年の春のことで
あった。
 病棟の中庭では、梅が、満開だった。
 県立T病院では老朽化した病棟の改築工事が行われていた。
ナカオカタクミが入っていた閉鎖病棟も厚手のブルーシート
で覆われ、まるで地雷か対戦車ロケット砲が炸裂するみたいな
轟音と衝撃に震えていた。夕方五時まで毎日攻撃はつづく。
 テレビの音は聞こえない。会話もできない。だが、彼にとって、
何の不都合もなかった。情報もコミュニケーションもいらない。
ここは、戦場なのだ。ナカオカタクミはMRTAのコマンドなので
あった。
 理由ははっきりしていた。
 春だからだ。
 梅なんかが、咲いたものだから。

 ガガガ……、ガッガッ、ガガガガガガガガガガガガガ
 ドドン、ド、ド、ドドン
 ガガガガガガガ


371:sage
06/03/05 18:34:14
 錆びた鉄格子も窓ガラスも振動していた。
 聴覚がおかしい。苛々してくる。
 広い庭園の回廊を看護婦がふたり、連れ立って歩いていた。水の出ない
噴水の池は緑色に淀んで、忘れられたローマの遺跡だ。ナカオカタクミは
双眼鏡が欲しいと思う。彼はサンダース軍曹だった。作戦の指揮をとる将校
は双眼鏡で戦況を見守らねばならない。だがここに双眼鏡などない。自動小銃
を連射する音ばかり。春の小麦畑で囀る雲雀の歌声みたいなものだ。晴れた
気持ちのいい午後。雨もあがった。正門から外来の病棟までつづく桜並木は
まだ黒く、枝を幾何学模様に絡ませあって、まるで人骨の山だ。じっと仮死状態
から目覚めるのを待っている。
 とにかく梅は咲いた。


372:革命的名無しさん
06/03/05 19:38:04
>>369異議ナシ!
一個の思想や思考様式にこだわるNGOなど変な話だ。
もう荒の放つ世迷い言に振り回されないで、各地域が独立したネットワーク型組織へと再編すべし。

373:sage
06/03/05 21:08:41
食堂のホールの正面には大きな映りの悪いテレビがあって、
いつも十人あまりの男たちがテレビを見ていた。
この騒音ではテレビの音なんてまったく聞こえないが、
ナカオカタクミは空いている椅子に座って映像を見やる。
手にはインスタントコーヒーの入ったコップを持って。
青いプラスチックのコップだ。
小刻みに震える手は、決してコップをはなさない。
もちろん、例外はある。風呂に入る時と寝る時だ。
いつもコップがないと不安になる。飲み物があればいい。
本来なら酒だ。だが酒は入手困難だからジュースでもスープでも
コーヒーでもなんでもいい。非常時だ。飲めればいい。
だが水だけはダメだ。味が必要だ。味は人間として最低必要な楽しみだ。
いつでも飲めるという可能性だけが彼を救う

374:sage
06/03/05 21:10:07
 ふとナカオカタクミは隣でずっと独りごちている貧相な老人を
見やった。口を半分開け、涎で口のまわりをテラテラと光らせ、
焦点のあわない濁った目をテレビに向けているが何もキャッチ
していない。醜悪な生き物だ。こいつらはどんな戦場にあっても
騒いだり恐慌状態に陥ったりしない。ただ従順に死を待っている。
虚勢された家畜だ。廊下ではいつも何人もの患者が歩いていた。
短い廊下を何往復もひたすら歩き続ける。何のために歩いているのか、
とにかくただ歩いている。まるで水族館の円形水槽を周遊しつづける
イワシの群れだ。一定のスピードとリズム。クルリクルリと一斉に廊下
の端でターンし、また逆方向に歩く。つねに歩く。ナカオカタクミも
気が向いたときだけイワシどもに混じってみたが、彼はすぐに飽きた。
ただ分かったことは、何もやることがないということだ。
 持久戦になった。


375:sage
06/03/05 21:11:21
 テレビのニュースでは、ペルー日本大使公邸を天皇誕生日に占拠した
MRTAとペルー政府当局との交渉の経過が報道されているみたいだが、
全然聞こえない。テロップと映像で何のニュースなのか分かるだけだ。
だが聞こえなくても不都合はない。ナカオカタクミにとって交渉とか
話し合いなんてものには意味がなかった。兵士には関係ないことだ。
兵士は喋らないし考えない。必要なのは意志の力だ。左翼用語で言い
換えれば『思想性』だ。つまるところ『権力への意志』以外ではあり
えない。
 権力への意志。それは、金だ。
「もうダメだなあー」
 隣の半魚人みたいな老人がそう呟いた


376:sage
06/03/05 21:12:53
「何がダメなんだ?」
とナカオカタクミは寛容な笑顔を浮かべて訊いた。
「殺される、春が来た、みんなわかってる、嘘ばっかりだってわかって
る、嘘ばっかり、わかっているのは俺だけ、俺だけに教えてくれる、雨が
降るたびに、雨がもうすぐ降る、もうダメだ」
「うるせえぞ。何がダメなんだって訊いてるんだ」
「わかってるくせに」
「わかってる。もちろんだ。それで、何がダメなの?」
 老人は口許を歪めてナカオカタクミを見上げた。
「ダメなのは、おまえだ」
「なんだと!」
 ナカオカタクミは戦慄のあまり大声を出そうとした。だが彼の声帯は
すでに傷だらけで声にならなかった。二日間も昼夜を問わずに怒鳴り続
けたからだ。ナカオカタクミは腹式呼吸で残された声を絞り出し、怯えず
に言い返した。
「ダメなのはおまえだ! おまえがダメ人間なんだ!」


377:sage
06/03/05 21:14:01
 老人は笑っているような泣いているような顔で、無関係にずっと何か呟いていた。
 ホールに隣接した看護人室のドアが開いて三人ほど体格のいい男が出て
きた。
 いよいよお出ましか、とナカオカタクミは微笑んだ。
 看護人は静観している。あの屈強な連中にはかなわない。かなわない
ことをわかっていながら挑発するのが革命戦争なのだ。隣の老人はにやにや
笑い。汚い歯。こいつだけは、許さない。ナカオカタクミは大きく息を吸い
込んで考えをまとめた。大切なことだけ、はっきりと言っておかなくては
ならなかったから、言葉を探した。そして老人の耳に大声で言ってやった。
「冗談じゃ、ねえ!」


378:sage
06/03/05 21:14:57
 とりあえずセルパにだけは報告すべきだ。
 ナカオカタクミは看護人を押しのけて事務室に入ると、黙って受話器
を取る。外線は0をはじめにプッシュ。電話番号は彼の指が覚えていた。
革命家はメモを持たない。おい、中岡、何か言ってから使えよ、と神経
が衰弱している若い看護人がうんざりしたような顔で言った。こんなやつ、
相手にする価値すらない。そうナカオカタクミは判断した。


379:sage
06/03/05 21:16:41
「あのさあー、アニキ、昨日、給料日だったでしょ? 今月分、早く出し
なよ」
 そうナカオカタクミの妹が冷淡に言ったのが三日前の朝、午前八時十五分
から三十分の間だった。彼が職場の制服を着たまま朝帰りした時、NHK
連続ドラマの音楽が聞こえていた。ナカオカタクミの妹は玄関に立って兄を
待っていた。当然のことだが彼の給料はソープランドと鍛冶屋町の飲み屋に
消えてなくなっていた

380:sage
06/03/05 21:18:34
「何のまね、それ?」と妹は無表情なまま兄を睨んだ。
 彼女もすでに予想していたことではあったが、その兄の態度はあまりに
彼女を愚弄しすぎていた。ヘラヘラと笑い続ける兄に妹はきっぱりと、
言った。
「あっ、そう。わかった。アニキに毎日あげる千円、これから、なし、
ね! ……あったりめーだろ? アニキの給料を預かってるから毎日
生活費を渡していただけなんだ! なんで私やうちの人が働いて稼いだ
お金、アニキにあげなきゃいけないんだよ? もうアニキはアニキで
勝手にやって! それと、アニキが壊した家の修理代も、ちゃんと弁償
してもらうから!」
 ナカオカタクミの妹は一方的にそう告げて、テレビも消さず仕事に
出掛けた。どうやら本気で怒っているようだとナカオカタクミは途方に
暮れた。妹からもらう千円がなければ缶コーヒーも飲めないしハイライト
も買えないし、ましてやランチも食えない。ビールも飲めない。しかも
鍛冶屋町のスナックにもツケができてしまったというのに……。そんな
自分を縛ろうとする全てにたいする失意のためにその日、ナカオカタクミ
は仕事をサボった。


381:sage
06/03/05 21:19:37
 お昼過ぎ、ナカオカタクミのもとに銃が届いた。
 宅急便で銃は届けられた。
 初回支払いが来月二十五日。六千円。まだまだ先のことだ。
 人民には武装する権利がある。
 その銃は買わずにいられなったシロモノだ。ナカオカタクミは銃の
手入れをはじめた。雨戸を閉めきった薄暗い部屋でひとり、銃身を磨く。
そのタオルは雑巾だったものでたちまちヌラヌラと七色を帯びる。部屋
に電灯はない。壊れていた。何日か前の夜中に自ら叩き壊した。光が
殺される瞬間を見た。光は破片となって部屋の畳に散った。


382:sage
06/03/05 21:21:01
 このタオルじゃダメだな、とナカオカタクミはひとりごちた。
 頭にそのタオルをかぶる。数日前にこぼしたカップラーメンの匂い。
ベッドに仰向けに倒れ込む。やがて妹のダンナが仕事に出かける車の
音が外から響く。午後五時。妹夫婦は庭の隅に建てたこぎれいな「離れ」
の小屋で、二人、静かに暮らしていた。妹のダンナは元暴走族だが、
今は長距離トラックの運転手だ。年齢はナカオカタクミよりずっと若いが、
ずっとしっかりしていて、彼はそんな『おとうと』を常に畏怖していた。
天井をじっと見つめていたら重苦しい力が全身に滞留し、耐えきれなく
なった。
 勢いよく起き上がる。
 もう一度、その銃を手にとって、眺めた。
 銀色に輝く銃。硬さ。冷たさ。
 彼は少しだけ幸せになった。


383:革命的名無しさん
06/03/05 21:22:07
岡三の社員ですが
396さん情けない
金融から金融へ誰でもいけません。あなたなんか絶対むり。
私の同期と私5人メガバンク書類選考で落ちました。
396誰でもいけるんだったら書類選考だけでも合格してください。
392をひがまない昼休みにカキコするぐらいだからお前が負け犬だろ
岡三は入った時点で負け組み。
そっから脱出した392 393は立派・尊敬


384:sage
06/03/05 21:22:21
 ふと部屋を見渡した。テーブルの上に『英語ノート』が開かれている。
 それは新聞の折り込み広告の裏の白地を集めホチキスで止めただけの
不細工なノートであった。ノートなんかに金を出すヤツはバカだ。ノート
のタイトルは『英語』だがイギリス語という意味ではない。「英雄の語録
である」と表紙に彼自身の注釈が付いていた。彼が日々の暮らしの中で
思いついた言葉や詩、その日の出来事、或いは思い出した過去の出来事など
がつれづれに記録されている。さらには、ナカオカタクミの常軌を逸した
浪費の詳細を物語る金銭出納帳も兼ねていた。
 その『英語ノート』にナカオカタクミはおもむろに書き殴った。

  タオルをかぶったMRTA見参! 世界赤軍万歳!
  おそろいの赤と白のスカーフがなかったもので

 自分で書いたたった二行のフレーズに、ナカオカタクミは興奮を覚えた。
 これは名言だ。
 歴史に残る偉大なテーゼだ。


385:革命的名無しさん
06/03/05 21:23:46
ワザとやっているのかもしれないけど。
sageは 名前欄ではなくて、E-mai欄に書かないと下がらないよ。

386:sage
06/03/05 21:24:17
 歴史に残る偉大なテーゼだ。
 すぐれた革命家はすぐれた文筆家であり詩人でなくてはならない
って、誰が言った言葉だっけ? ナカオカタクミは思い出せない。
どうでもいいことだ。
 壁に大きなアムロナミエのポスターが貼ってあった。その微笑む
ツルンとした巨大なアムロナミエの顔には、針で突いた細かい穴が
無数にあった。すべての女は、穴をあけられる。ナカオカタクミが
高校時代につきあっていた女も彼によって穴をあけられた。その少女が
堕胎手術をする前の夜、電話で、泣きながら言っていた言葉。なぜか、
その時、思い出した。十年以上も前のあの声までよみがえるほど、
鮮やかに。
(もうダメだよ……)
 もうダメだよもうダメだよもうダメだよもうダメだよダメダメダメダ
メダメダメだだだだ、ダメ? このオレが、ダメ? どうしてアムロの
ポスターを見て思い出したりしたのか考えようとしたが、ぐにゃっと
視界が歪んだ。考えるのをやめたら急にいらいらしてきたもので、
関係ねえ! と誰もいないのに怒鳴った。
怒鳴ったりしたら引っ込みがつかなくなった。
 かくして蜂起は開始された。


387:sage
06/03/05 21:26:32
 灰皿からフィルターの焦げる厭な匂い。たちのぼる煙。頭にかぶった
タオルからも厭な匂い。どいつもこいつも……。ナカオカタクミは雨戸
を開け、オレンジ色の夕暮れを撃つ。もうすぐクソッタレな夜がやって
くる。隣のオフィスビルから退勤のOLたちが歩いてきた。撃つ。
撃つ。撃つ。外に向かって撃つと後で弾を集めるのがたいへんだと
気づいたが、もう遅い。
 よく聞けー!
 ナカオカタクミは叫んだ。
 このリボルバーは五回払いだ!
 OLたちは悲鳴をあげて、逃げるように走りはじめた。
ナカオカタクミの下半身は確かに裸だったが、勃起はしていない。
彼は腰を突き出して窓から放尿した。彼の小便は瓦の上を走って、
雨樋に落ちた。


388:sage
06/03/05 21:28:05
 いいかー、おまえらー! おやじは血を吐いて死んだ! 日の当たら
ない奥の和室で死んでいた! おやじが残したものは滞納した税金と
借金だけで俺は小さい頃から、おやじのような人間にだけはなるまいと
心に決めていたんだ! おふくろも死んだ! おふくろはあざだらけで
死んだけど、おふくろを殴ったのは俺だ、でも病院でちゃんと死んだん
だからなー! おれが殴ったから死んだんじゃねえ! 本当だよ! 信
じてくれ! 本当なんだってばあー!
 ナカオカタクミは二階の窓から訴えた。カラスが泣きながら飛んで行
った。間違ったことは言っていないと思う。彼はペテルブルクで労働者
たちに演説するレーニンだった。権力奪取の日は近い。だが、こんなもの、
空虚なアジテーションなんだ。そう彼は自嘲して雨戸を閉めた。


389:sage
06/03/05 21:29:32
 帰宅した妹が夕食の支度をはじめた。てんぷらをあげていた。背後に
気配を感じた。ナカオカタクミがいつのまにかキッチンに入ってきて
いた。なんと兄は彼女のハンドバックの中をあさっていたのだ。
「ちょっと! テメエー、何やってンだよ!」
 ナカオカタクミは妹の剣幕におびえた。妹は元ヤンキーだ。「おとう
と」=ダンナと同じ暴走族の、レディース特攻隊長だった。しかもその
手には包丁が握られている。
「ビールを買ってくるんだよ」
 ナカオカタクミは微笑んだ。彼は強い相手に弱い。だが妹は怒鳴り
続け、殺気をみなぎらせ、ついに掴みかかってきた。
 ひいーっ、とナカオカタクミは悲鳴をあげて顔をかばいながら、顔は
やめてー、と笑いながら言った。
「テメエはこんな時でもふざけンのか? ジョートーだ!」


390:sage
06/03/05 21:30:55
 妹はさらに目を吊り上げ、兄の髪の毛をわしづかみにして、力まかせに
引いた。その瞬間、鍋の油から火柱が噴き上がった。さすがに妹も兄を
怒っている場合ではなくなり、慌てて消火器を取ってきた。火を消したら
天井が焦げていた。その時もナカオカタクミは何ひとつ手伝おうとせず、
妹の財布から一万円を取って出掛けようとしていた。ナカオカタクミは
鍛冶屋町に出掛け、存分に飲み、存分に女の子の身体をさわるつもりだった
のである。せっかく妹が作った料理は全て台無しになった。激怒した妹に
その一万円さえ取り返された。

391:sage
06/03/05 21:32:33
 ナカオカタクミは自分の部屋に戻り、雑誌や新左翼セクトの機関紙や
エッチな写真集とかエロ本とか、愛用のギター、毛布や布団などを部屋
の中央に集め、火をつけた。炎は大きく育っていった。煙も部屋の外まで
流れだした。
 女なんて、意味がない。
 アムロナミエもソープの女も鍛冶屋町の女どもも、OLも妹も、高校の
時の恋人も、母も。
 何なの、この煙ー? 冗談じゃねえよ、と取り乱して泣きそうな声で妹が
階段を駆け上がって来た。ナカオカタクミの部屋のドアが開いて妹が顔を
のぞかせた瞬間、リボルバーに装填してあった弾丸が彼女の顔に命中した。
ナカオカタクミは炎の中で銃を構える自分を心底かっこいいと思った。妹は
全身ザワザワと粟立ち、無言のまま、おそろしく平板な目で兄を睨みつけて
いた。


392:革命的名無しさん
06/03/05 21:36:45
補足
sageはE-mai欄だけでOK。
名前欄には sage を入れなくとも好きな名前で。
なにも入れないと「革命的名無しさん」が青字で出るだけです。

それとfusianaを記入しろとか言うアドバイスには気を付ける様に。
それを書くとIPが公開されてしまいますので。

393:sage
06/03/05 21:41:47
392さん、ありがとうございます。

394:sage
06/03/05 21:44:56
「これは、たき火なんだ」とナカオカタクミは釈明する。「革命なん
だ」
「……」
「おまえもこっちに来て、一緒にあたれ」
 妹はついに何も言わず、ゆっくり階下へ降りて行った。そして彼女は
そのまま出て行った。
 炎がどんどん強くなっていった。ナカオカタクミはそろそろ消化活動
に入ろうと思う。ペニスを出して火に向かって放尿した。爽快だった。
だが、火は消えない。部屋の中にある飲みかけのコーヒーや缶の底に
残っているビールなどをありったけ飲んでみたが尿意はおこらなかっ
た。しかもそれらの缶のいくつかは灰皿としても使用していたもので
タール入り液体はとても、まずいもので、台所に行って水をたくさん
飲めばおしっこが出るかもしれないと考えついた時に、重要なことに
気づいた。水を飲むより直接水をかければいいんじゃないか! ナカ
オカタクミはあまりのおかしさに涙が出るほど笑った。
 まったく、革命運動ってのは、いつもこうなんだから。
 数分後、火は消えた。


395:sage
06/03/05 21:46:19
 部屋中、煤だらけで水浸しになった。畳にはクレーターのような不気味な
穴が開いて、まるで今にも溶岩が噴き出しそうだ。まだ燻っていた。絶望な
んて意味はないとナカオカタクミは思った。パトカーが中岡家の玄関前に
到着した。ナカオカタクミはアジテーションで迎え撃つ。妹と近所に住む
叔父、その息子たち、そして警官が三人。徹底抗戦を叫んでいたナカオカ
タクミはいとも簡単にとり抑えられた。パトカーに押し込まれた彼は所轄の
警察署に連行され、留置された。

396:sage
06/03/05 21:47:48
権力の犬め! ここから出せー! 俺は政治犯だぞ! ナカオカタクミ
は不屈に怒鳴り続け、やがて喉はつぶれ、朝には全く声が出なくなった。
ちょうどおとなしくなったところで彼は県立T病院へ移送されたので
ある。県立T病院の主治医もスタッフたちも彼の入院に関してまったく
何の疑問も感じなかった。そもそもそれが仕事だし、しかも、クランケ
はナカオカタクミである。彼らにとってそれは季節の風物詩にすぎなか
った。
 ナカオカタクミ、二十九歳の春のことであった。
 物語はこうしてはじまった。



397:sage
06/03/05 21:49:41
 久慈夏雄は、県立T病院に向かっていた。
 かつての同志・ナカオカタクミ。ひどく億劫だった。毎年毎年いい加減
にしろと怒ってみてもはじまらない。これも流れというものか……。
 久慈夏雄は二十代後半まで自分が生まれてきたことに何か意味があると
信じていた、と運転しながら思い出した。何事かを成し遂げるためにこの世
に生まれ、存在し、それが何かはまだわからないが何か必ずあるはずだと
思っていたのだ。彼も三十代になった。それが青臭い自意識だったと思える。
気のせいだったのだ。実際に何もなかった。何も……。
 毎日生きるために働いて、死ぬのを待つ。どこにもヒーローなんかいない。
彼自身ヒーローなんかじゃなかった。その他おおぜいの中の一人ばかり。
 中古シビックのカーステレオは買った時から付いている純正で、かなり
古い。カセットの音がこもっている。何度も重ね録りしたテープだから仕方
ないか。どうせCHARAの歌う歌詞なんて、聞き取れる訳がないのだ。


398:sage
06/03/05 21:51:51
 誰にも出来ることと出来ないことが両方、確かに、ある。例外はない。もし自分が
死んで泣くのは年老いた親だけだ。生んでくれた親を悲しませても意味がないから
生きている。こんな存在を特別だなんてどうして思えたりしたのか? 子供の頃、
ウルトラマンとか仮面ライダーとかが大好きで、ヒーローに憧れて育った。その
最後の世代だからなのか。正義と悪があった時代。ソ連崩壊で東西冷戦も終わり、
どんな正義もうさんくさくなった。誰もが身近な他人を通じてしか自分の意味も
価値も見えない時代になった。例えば人に裏切られるとか大切な人に死なれるとか、
そんなありふれた話さえ我が身に降りかからなければ関係ない。まして世界のどこか
の子供たちが餓死したり、地雷で手足を失ったり、臓器や命を売買されたりしていて
も、自分の子供のことでなければ何も感じない。それが正常な状態だ。この時代、
正義は絶滅した。どこにもない。それでもこの国で生きていくしかない。なんで?
 なんでナカオカタクミに会いに行ったりする? 時代遅れだ……。
 そう久慈夏雄は自嘲した。
 西に向かう夜の国道はすいていた。


399:sage
06/03/05 21:54:02
 絶滅寸前の過激派たちはよく歌う。それは、たとえば、醜い老人たちが戦後の
平和なこの国で同期の桜を歌うような甘ったるい感傷と、よく似ている。それでも、
もう誰も失いたくないのだ。久慈夏雄は切実にそう思っていた。
 何かがシンクロした。『マイ・ウェイ』。
 ひときわ明るいコンビニエンスストアの駐車場にとめた車の中に甘やかに流れる
歪んだ音質のヴォーカル。突然泣きたいような気分に襲われた久慈夏雄は、これが
F・シナトラやセックス・ピストルズの『マイ・ウェイ』だったらこんな気分に
ならないだろうとわけのわからない理屈で自分を維持しようとした。CHARAの
歌だからだ。彼女の歌声は張りつめた現実と疲労した体の芯のようなものを繋ぐ
接点に不意に、しかも暴力的に、迫って来る。エンジンの火を落とす。静かな森の
静寂に歌の残影がたゆたう。彼は外に出て、冷たい夜気に浸って、夜空を見上げた。
ナカオカタクミに頼まれていたチップスターを買おう。そう具体的な事柄に思考を
集めながら彼はコンビニエンスストアに入った。


400:sage
06/03/05 21:55:03
 何が欲しい?
 仕事帰りに久慈夏雄は県立T病院に電話し、ナカオカタクミと話をした。電話で
ナカオカタクミは「おかしー!」と甘えるような言い方で言った。あまりにも人を
くったその子供じみた要求に半ば呆れながら「あまーいの?」と久慈夏雄もふざけて
訊き返すと、ナカオカタクミは傲然と言ったのだ。
「チップスター!」



401:革命的名無しさん
06/03/05 22:24:15
粗は、思いつきを書いているだけ
自分の書いていることが論理的に一貫していないことも分からない
周りの取り巻きが粗の言うことを何でも受け入れてしまうから
それが世間に通用すると勘違いしている
まともに議論してもしょうがないよ


402:革命的名無しさん
06/03/05 22:31:41
369までの購読者からのブント批判は首を傾げるところもあるが、概ね正論ではないのか?
決して左翼の土熊から撫で切り批判をしているわけでもなく、リアリティを感じる意見だ。
馬鹿の一つ覚えの荒への恨み節か「党派闘争?」を読まされるよりぜんぜんいいよ。
それに370以降の小説(?)もどこからのコピペなのか自作なのか知らないが読めるね。
こんな救いようのないスレタイで、こうなるとは皮肉だ。
荒らしとは思わないから続けてくれ。

403:革命的名無しさん
06/03/05 22:34:37
>>401
はいはい、おまえとも議論したくないよ。

404:sage
06/03/05 22:35:08
 久慈夏雄は面会室の真ん中の大きな木のテーブルの上にコンビニの袋の中
を全部あけてみせた。チップスターのほかにチョコレートやたばこなどを
買い込んできてあった。それからこれ、と彼は鞄の中から新しいノートを
出した。「あの広告の裏で作ったけったいなノートはいい加減、よせよ。
ノートぐらいやるから」
 ナカオカタクミは少し絶句すると、爆発したように破顔した。
「ありがとう!」彼は久慈夏雄の手を両手で握りしめた。「キミは本当の
友達だ。本当の同志だ。ありがとう。さあ、乾杯だ!」
 ナカオカタクミが景気よく差し出した青いプラスチックのコップの中には
冷めたインスタントコーヒーが入っていて、その水面には細かいネギやコーン
のかすが濁った油とともに浮かんで揺らめいていた。
「遠慮なくやってくれ。今夜は最高だ。おれの感謝のしるしだからさ。一気
に飲んでいいから。コップもひとつしかないから乾杯って言っても乾杯でき
ないんだけど、まあいい、気にするな。全部飲んでくれ」
 久慈夏雄は、全身が固まった。


405:sage
06/03/05 22:37:35
今は喉が乾いていない、と言ってみた。ナカオカタクミは笑いながら、そんな
遠慮はいらない、と言ってお菓子やチョコレートの包みを次々に破きはじめ
た。久慈夏雄は目をつぶって一息に飲み干した。吐きそうになった。
「よし!」とナカオカタクミが過激派風に叫んだ。「同志。さあ、今から
会議だ。おれはMRTAとして正式にきみたちに共闘を申し入れる。仲間が
今ペルーの日本大使公邸を武装占拠している。その情報はもう入ってると
思うが、セルパじゃダメだ。あんな大衆ウケ狙いのカンパニアより、俺が
思うに、武装蜂起しかない」
「おまえ、MRTA?」
「見ればわかるだろ?」ナカオカタクミはきょとんとした。「おそろいの
スカーフがなかったから青いタオルを頭に巻いているんだ。戦闘中なもので」
 久慈夏雄は胸中の鼓動がいきなり速まるのを感じた。

406:sage
06/03/05 22:39:23
この緊張に耐え、あくまで彼の論理を尊重して会話しなければ、まだ残され
たわずかな彼の理性まで、たやすく切れてしまうだろう。経験的にそのこと
を察した久慈夏雄は真顔で、言った。
「今はダメだ。協力できない」
「なんだと!」とナカオカタクミが立ち上がって怒鳴った。「おまえら、
革命的左翼だとか徹底抗戦だとかっていつもカッチョいいこと、言ってる
くせに! 腰抜けめ!」
「あのなー」と久慈夏雄は腕を組んで微笑んだ。意図的に余裕の笑みを
演じるように。「革命戦争は遊びじゃねえ。これは純粋に軍事的な問題
だろ? ペルーの仲間たちを助けたいっていうキミの気持ちは、わかるさ。
でも、そんなセンチメンタリズムなんて、革命に必要か? キミだって、
わかってるだろ?」
「もちろんだ。わかってる」
「じゃあ、答えてみろ。革命戦争に必要なものは何だ?」


407:sage
06/03/05 22:41:37
「それは……」とナカオカタクミが言葉に詰まって戸惑った。
久慈夏雄はやっと心に余裕ができた。
「レーニン主義の基本だぜ」と久慈夏雄は意図的に見下すような態度を取り、
内心、今の新左翼ですらレーニン主義は間違いだと言っているのを思い出し
ていた。こんな論争をしている自分までナカオカタクミと同類みたいで、
ひどく厭な気持ちになった。「キミにとって常識のはずだ。一応、形式的
だが、確認しておこうか? レーニン主義の基本は、党の指導だ。自然発生
的に決起する大衆や兵士たちを正しい方向に導くために、いかなる場合でも、
不抜の前衛がぜひとも必要なんだ。徹頭徹尾革命的で科学的に未来を見通す
ことのできる完全無欠の前衛でなくてはならない。そんな職業革命家だけで
極秘に構成された陰謀の党、それが前衛党ってもんだろ。武装せる前衛党
がなければ全ての闘争は敗北する。つまり俺たちには指導部が必要だって
ことだ。だが、今、その指導部が不在なんだ。そうだろう? だってキミが
こうして獄中にいるかぎり、どんなに武器をそろえても蜂起する訳にはいか
ないからな」
「そうかあー!」とナカオカタクミが喜んで、手を打った。


408:sage
06/03/05 22:42:59
「そうかあー!」とナカオカタクミが喜んで、手を打った。
「わかるだろ?」と久慈夏雄が念を押す。こんな論理が通じ合うなんて
悲しすぎる世代だと思う。ナカオカタクミの心の病気のせいばかりじゃない
気がした。「だから頑張ってくれ! みんな、キミの帰りを待ってるんだ。
ペルーだけじゃない。アジア人民がキミを待ってる。蜂起はそれからだ。
計画としての戦術だ。組織された暴力だ。なあ? だから辛くても、我慢
してくれよ。獄中でこそ革命家は鍛えられるんだから」
「最高だ!」
 ナカオカタクミは絶叫し、久慈夏雄の手を握り締め、眼を潤ませて、
何度も何度も頷いていた。そして狂ったように笑いだした。本当に狂って
いたのだが……。


409:sage
06/03/05 22:44:46
 ナカオカタクミは自宅の二階から下りてきた。
「やあ。あがれよ。メシ、まだだろ? カレーがあるから食べてってくれよ」
 ナカオカタクミはさっさと廊下の奥に歩いて行った。玄関も家の中も凄まじい
ことになっていた。正面に階段がある。十三段というナカオカタクミ自慢の
階段だ。とにかく厭な雰囲気の建物だ。階段と平行して伸びている廊下の左側
には、十畳の和室が二間続きにあった。立派な仏壇と神棚がまつられていたが、
どちらとも無残なありさまで放置されていた。欄間と襖に仕切られた奥の和室
は何年か前まで寝たきりのナカオカタクミの祖母がいた部屋であり、さらに奥の
北側の四畳半が彼の父親が吐血して死んでいた部屋だ。どの部屋もかつての面影
はない。あらゆる家具や障子、襖、衣類が引き裂かれ、凌辱され、散乱し、
ぬいぐるみや日本人形もばらばらにされて転がっていて、廊下やフローリング、
畳、その全てが残骸とガラスの破片で敷き詰められていた。それはナカオカ
タクミの妄想の中の話ではなく本当に戦場だった。


410:sage
06/03/05 22:46:51
 キッチンは完全に焼け落ち、壁や天井は黒焦げだ。窓も勝手口もガラスが
なくなっていて、そこだけポッカリと口を開けたみたいに外の自然の光を切
り取っていた。
「これ、全部、おまえひとりでやったの?」と久慈夏雄は掠れた声で訊いた。
「どうよ? すごいだろ?」とナカオカタクミは笑いながら嬉しそうに答え
た。「ねえねえ、久慈さん、あとで二階の方も見てよ。もっとすごいんだぜ」
「だいたい想像つく」
「カレー、食べてよ」とナカオカタクミが言った。「俺が作ったんだ。料理
だって自分でするんだ。野営は兵士の基本だからな」
 中岡家には猫がたくさんいた。昔はもっといた。まるで廃墟の瓦礫のなか
からカメラのレンズを見上げる戦災孤児のような目付きの猫たちが、次から
次へ、おそるおそるキッチンに入って来る。無気力な怯えと媚び。いちばん
人になついている青い目の猫がナカオカタクミの足に頭をすりつけると、
いきなりナカオカタクミはその猫を力まかせに蹴り飛ばした。久慈夏雄が
驚いてナカオカタクミを見た。猫たちは一斉に逃げ出した。廊下の奥の
暗がりから恨めしそうに、呪うような低い声で、啼いていた。
「おまえ、何すんだよ? かわいそうだろ! エサがほしかっただけだろ」
 エサ箱の中は、カラッポだ。
「猫のめんどうまでみてられるか!」とナカオカタクミは吐き捨てるように
言った。


411:sage
06/03/05 22:48:24
 久慈夏雄は戸棚の中を探し、キャットフードをエサ箱にあけた。それでも
猫たちは一匹も戻って来なかった。ナカオカタクミはフロアに煤と埃に塗れ
て散乱している食器を物色し、一枚、汚い皿を拾いあげ、洗いもせず、鍋から
カレーをよそって久慈夏雄に差し出した。食えよ、と彼は言った。
 久慈夏雄は悪い冗談かと思った。黙っていた。ナカオカタクミは本気だ。
それはどう見てもカレーなんて呼べるシロモノではない。わけのわからない
葉の屑みたいな物体となんだかわからない薄気味悪い肉片が、ギラギラした
オレンジ色の奇妙なスープに浮かんでいて、酸っぱい厭な匂いがした。


412:sage
06/03/05 22:49:56
「そうか、箸がないか? ちょっと待ってろ」とナカオカタクミが使用済み
のワリバシを拾って久慈夏雄に渡そうとした。
「何、これ?」と久慈夏雄は冷やかに問い質した。
「カレーだ」
「そうじゃねえよ。何が入ってんだ、この肉みたいの」
「ネコのエサだ。でも、ちゃんとした缶詰だから。ネコのエサっていっても
缶詰なんだ。すごくいいやつなんだよ。賞味期限は切れてたけど高いやつ
なんだ。とにかく食べてみてよ。本当にうまいんだから。俺なんか朝も昼も
これ、食ってんだから、大丈夫」
 たとえ久慈夏雄をナカオカタクミが試しているのだとしてもこればかりは
無理だと観念した。あのT病院で気持ち悪いコーンスープの具が浮かんだ
ギトギトのコーヒーを飲んだ久慈夏雄の根性をもってしても、このカレー
だけは食えなかった。それは誰からも責められることではないと彼は確信
した。ナカオカタクミは急に落ち着きをなくし、追い詰められた小動物の
ように不安な目が震えだし、呂律のまわらなくなった口で、言った。
 こここここここれはカカカカカ、カレー、ラ、ロロロロ、

413:革命的名無しさん
06/03/06 01:23:28
ネット資源のムダだなあ。。。

414:革命的名無しさん
06/03/06 01:25:27
>>402
ワラビーの荒らしだよ。どこかのコピペ。

415:革命的名無しさん
06/03/06 02:29:47
荒を完全打倒せよ!

416:革命的名無しさん
06/03/06 04:48:08
恥ずかしくないのか、バカアラ&克也。

417:革命的名無しさん
06/03/06 07:38:04
わたしは蕨からも遠く離れ、現役でもないが、
恥ずかしいのはここの表題と>>413->>416のあなただ。

418:革命的名無しさん
06/03/06 07:42:30
以上、ニャンケの荒しでした!

419:151
06/03/06 08:43:12
>>372
同意! それが核心だね。 結局現ブントは、荒中心に組織を存続させるための、自分達にとってだけ必要な歪んだ互助組織。
なんにもしてないくせに、やたらと説教ばかりかましてる変な団体つうだけ。
やってることは説教会に人を連れてきて教会をデカクすること。


420:151
06/03/06 08:45:02

レスNO別スレのです。失礼

421:革命的名無しさん
06/03/06 12:46:31
ここはいつから「妄想プロレタリア小説板」になったの?

422:革命的名無しさん
06/03/06 13:00:44
なんちゃって村上龍

423:革命的名無しさん
06/03/06 15:29:32
競争自体は悪ではない。どんな世界であっても、つまり、食うための労働
から開放され好きなことをしていても食える世の中であっても競争はある。
また、そうでなくてはならない。問題は、競争に負けたものの存在が否定
される(可能性がある)性格の競争はだめということ。
存在の否定に繋がる競争はだめだけど、お互いを切磋琢磨し、高めあう
ための競争はok。運動会の例でいうと、資本主義とは、
競争に勝った生徒はご褒美をもらえるけど、その中身の大部分は主催者
にピンはねされている。競争に負けた生徒は二度と競争に参加させてもら
えない。

共産主義は、誰でも、いつでも、競争に参加でき、ご褒美は競争の結果では
なく、選手の必要に応じて分配される。能力の低い人もその能力を高める訓
練を受けることができ、再チャレンジが可能。そうして、個々の可能性が最大
限に開花される(←ここが重要)環境を、みんなが(社会全体が)作り上げて
いく、それが共産主義。


424:革命的名無しさん
06/03/06 15:31:32
ごらん街の灯りが消えていくよ 
もうすぐ始発が走り出す 
さよならだね
君の肩を抱くこともできないまま


425:革命的名無しさん
06/03/06 15:32:02
ドアの前に二つのスーツケース
鍵は机の上



426:革命的名無しさん
06/03/06 15:32:34
眠れぬ夜は 電話しておくれ
一人で朝を待たずに
真夜中のドライヴ・イン 昔のように
急いで迎えに行くよ


427:sage
06/03/06 21:28:34
 そう言いながらナカオカタクミが不潔なワリバシで奇妙なカレーを口に運ぼうと
した瞬間、反射的に、久慈夏雄は皿ごと叩き落としていた。
 ナカオカタクミは激昂した。
「そんなの、食うな」と久慈夏雄が動じることなく、言った。
「ふざけんな、俺の貴重な食糧を!」
「カレーなんかを食うなって言ってんだよ。今夜、ナベ、やるんだからさ」
 ナカオカタクミは思考が追いつかず拍子抜けしたみたいな惚けた顔で、ナベ? と
訊き返した。
「そう。ふつう、退院祝いって言ったらナベだろ? だいたい朝も昼もカレーを
食ってんなら夜はナベだよ。飽きるからな。魚と白菜と葱を買おう。あとビール?」
「ビール!」とナカオカタクミは喉を鳴らした。「ビール、飲みたい!」
「おう。好きなだけ飲め」
「すげえ。なんか、人並みじゃん?」


428:sage
06/03/06 21:30:16
 久慈夏雄が中岡家の屋敷から外に出ると日没がはじまっていた。久慈夏雄は車に
乗り込んで、大きなため息をついた。このまま知らんぷりして帰ってしまおうか
とも思った。
 火葬場みたいな腐った空気。焼け跡のキッチン。ネコのエサ入りの不衛生な
カレーを立ったまま一人で食うナカオカタクミ……。まるで見知らぬ惑星に漂着
したような救われない気分だった。鍋なんてその場凌ぎのアドリブだったが、
本当にそのくらいやってもいいかな、とその時思った。


429:sage
06/03/06 21:32:44
「よお、このキチゲー! テメー、なんで退院したんだ?」
 白井誠司は土足のまま中岡家の屋敷の中まであがりこみ、怒っているみたいな
言い方でそう言った。「医者も何考えてんだ? それに何だ、この家? どうす
りゃこんなことになんだ? 人間が住めるとこじゃねえやん!」
 白井誠司はナカオカタクミと久慈夏雄のいるその部屋にも土足であがろうとした
が、久慈夏雄が、そこで靴、脱げ、と制止した。マジ? と白井誠司は厭な顔を
した。大丈夫大丈夫、とナカオカタクミがベッドの上に座って笑っていた。ナカオカ
タクミはすでに酔っぱらっていた。「久慈さんと今日、掃除したんだからー」
 買い物から戻ってきた久慈夏雄が家の中をひととおり見てまわると、唯一、二階の
東側の部屋だけがまともだった。ナカオカタクミにも手伝わせて使えそうなベッドや
本棚、パイプハンガー、ラジカセ、小型テレビなど家財道具をその一室に運びこみ、
その部屋だけを徹底的に掃除したのである。なぜかその部屋だけ、一枚も窓ガラスが
割れてなくて、何も燃えていなかった。ナカオカタクミの母親が生前に使っていた
部屋なのであった。


430:sage
06/03/06 21:34:20
 ナベ、食うか? と久慈夏雄が訊ねると、いらない、と白井誠司は即座に拒否した。
「でも久慈さんが、なんだって、ここに、いるんだ?」
 ナカオカタクミが白井誠司のその質問を無視し、久慈夏雄に白井を紹介した。
「これがシライセイジ。高校の同級生で元ヤクザ。今は大工だけどな」
「これって何だ? 俺はこれか? このウスバカヤローが! 元ヤクザは
よけいだ!」と白井誠司は怒鳴りつけた。「タクミに紹介してもらわなくても、
知ってるわ!」
 久慈夏雄もシライに笑いかけて、頷いていた。
 どうして知ってるの? とナカオカタクミは不思議そうに訊いてから勝手に
納得して、やっぱり歴史の法則どおりなんだな、と言ったが久慈夏雄も白井誠司も
ナカオカタクミの言うことなど、すっかり無視していた。


431:sage
06/03/06 21:36:25
 当初シライセイジは、久慈夏雄もそんな高岡真琴の取り巻きの一人だと思って
いたが、やっと、気づいた。「ひょっとして……」と白井誠司は確かめた。
「久慈さんって、高岡ンとこのお姉ちゃん、あの人と一緒の活動、やってる人
だったの?」
「うん。知らなかった?」と久慈夏雄が笑った。
「俺もタケナカも一緒だよ」とナカオカタクミが口を挟んだ。
「ふうん」とシライはおもしろくなさそうに鼻を鳴らした。
 彼の経験上、右翼はわかりやすい。だが、左翼っていうのは、どうにも得体が
知れないヤツらだった。彼らは金にもメンツにも執着しないし、そのわりに厳格
な組織を作っているし、宗教とも違うみたいだし、いったい何に執着しているのか
よくわからない。過剰に偏っているキャラクターの人間が多く、とびきりこだわり
も強い。シライは左翼という連中に何の魅力も感じられなかった。それなのに左翼
の知り合いがたくさん出来ていた。いつのまにか。タクミのせいだ。シライは腹が
たってきた。
 ラジカセから電気グルーヴの『シャングリラ』が流れていた。
 煽情的なキスキスキスと繰り返すサビが乾いた感じの歌だ。
 FMラジオがよく入る。
 窓の外は夜の暗さも薄い。
 シライは、高岡真琴のことについて久慈に会ったら聞きたいことが色々あったが、
久慈の顔を見たら何も言う気がしなくなった。



432:sage
06/03/06 21:37:59
 竹中哲が来たのは、さらに二時間遅れの、十時過ぎであった。
「みんなおそろいで」
 低い声で挨拶しながら部屋に入ってきたタケナカテツは、久慈夏雄の知っている
高校生の頃の顔ではなくなっていた。まるでクラブのDJみたいな格好。長髪を
ポニーテールに後で束ね、きつい匂いのたばこをくわえ、夜中だというのに濃い
サングラスをかけたまま彼は入ってきた。着ている服はシンプルで雰囲気があり、
まるでアメリカ映画に出てきそうなダウンタウンの黒人ギャングみたいな怪しい
外見だった。口髭もたくわえ、顔中にピアスを入れ、アクセサリーを首や腕に
ジャラジャラ垂らしていた。そして、何が入っているのかわからない怪しげな、
大きなトート・バッグ。


433:sage
06/03/06 21:39:44
「タケナカなのか?」と久慈は顔を引きつらせた。「キミ、今、何をやってんだ?」
「ギャング」
「本当?」
「ンな訳ねえだろ? ここはシカゴじゃないんだからさ。でも、そう見える?」
「うん。しっかり、そう見える」
「そう?」とタケナカは表情少なく微笑んだ。「八百屋だよ」
「何が?」
「あいかわらずとぼけてるねえ、久慈さん」とタケナカが肩をすくめた。ナカオカ
タクミが裏声で笑った。タケナカは言った。「おれの場合、鍛冶屋町の風俗探検隊長
ってのが本職。だから八百屋は世を忍ぶ仮の姿なわけ。俺の格好だけを見てDJとか
って言う人もいるけど、ハウスとかラップとか聴くの専門だからナンチャッテDJ
って感じ? だいたい俺が努力なんかして芸を身につけるなんて、ありうると思う?」
「ないわなあー」と久慈夏雄は笑った。昔のままのタケナカだ、と安堵した。
「しかも、だよ! ギャングになれるような根性が俺にあると思ってんの?」
「ないない。過激派もつとまらないんだからー」



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch