06/06/28 15:47:40 tWK/AyM6
慎平のHAPPY競輪トーク
賞金稼げねば死活問題 ケガで悲しい入院生活もプラスに
先の高松宮記念杯で鎖骨骨折した後輩の永井清史に続いて、武雄記念でも
山口富生先輩が落車。腰の骨折で長期欠場を余儀なくされた。
競輪という職業は常にケガと隣り合わせなんだとつくづく再認識しました。
でも賞金稼ぎのオレたちにとって、賞金王のみが王様。だからレースに出場
できない、ということは死活問題。年末の大一番、KEIRINグランプリに出場
するためにも、賞金を稼ぐ必要があります。
数万人の観衆の中で優勝賞金1億円を懸ける戦い、それがグランプリ。
その表彰台の中央に立てるなら、なんだってガマンできる。グランプリを走る9人
全員がそう思っています。だからこそ真剣にレースに臨み、直線に命を懸ける
ことができる。引退するまでそんな生活が続くと思うと正直、しんどくなることも
ありますが、オフシーズンのない競輪界では仕方ないですね。
それにしても身近な人間が連続して大ケガをするのは、ヘコみます。
けど、変な言い方ですが一瞬、競輪と離れられるのも事実。自分も去年の3月、
ダービーで落車して腰の骨を折った時、完全に競輪を離れた時期がありました。
そして復帰してからGIを勝ち、グランプリも優勝。それはいったんレースから離れ、
頭の中をリセットする時間のあった入院生活のおかげだと、今も思っています。
本来なら悲しい出来事のはずの入院生活ですらプラスにしなければいけない職業。
それが”競輪”です。
引用元
中日スポーツ第18751号5版17面より(2006/6/28)
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