06/10/05 00:33:02
>>405
酷い部分を抜粋するとこうなりますか。
北海道を含めた地方衰退の最大の要因である「東京一極集中」には一切言及無しです。
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
北海道と日本の将来=耳順
明治に始まった北海道開拓の歴史が終えんしようとしている。この10年間に
起こったさまざまの事件(北海道拓殖銀行の破たん、北海道開発局の事実上の消滅、
北海道庁の超緊縮財政、夕張市の財政破たんなど)は、その原因を個々にたどるより、
日本の人口増が止まる中で北海道の経済価値が縮小していった過程として見た方が
理解しやすい。
明治以来の北海道開拓は、今になって見ると、多くが無駄だった。だが、人口560万人、
国土の22%を占める北海道をどうするのか。
第一に、道路、港湾、河川などの整備は完全にやめなければならない。既存の施設の
改修なども選択的にすべきだ。農業も競争力のない分野からは撤退し、その農地は
元の森に戻した方がよい。漁業は水揚げを東京など消費地ですれば生き残れるだろう。
第三に、こうした努力によっても北海道人口は、数十年で半減するのではないか。
一方、土地の大半は緑あふれる森林に戻っているだろう。それは日本全体の動きを
誇張した形で反映した姿でもある。北海道から真剣に日本の将来を考えてみる必要が
あろう。(耳順)
毎日新聞 2006年9月1日 東京朝刊