06/09/10 07:28:02
日・比、経済協定に署名
看護師ら受け入れ
【ヘルシンキ=高山晶一】小泉純一郎首相は9日午後(日本時間同日夜)ヘルシンキ市内のホテルで、
フィリピンのアロヨ大統領と会談し、両国間で締結する経済連携協定(EPA)に署名した。フィリピン
人看護師や介護福祉士を日本に受け入れることが柱で、EPAに基づく労働市場開放は初めて。
看護師不足が深刻な日本と、海外での外貨獲得を目指すフィリピンの思惑が重なった。国会承認を経て
来年にもスタートする見通し。受け入れ人数は上限を設定する方向で今後協議するが、将来的には、ほか
のアジア諸国の労働者も順次受け入れることになりそうだ。
協定などによると、看護師資格をはじめ、一定の資格を持つフィリピン人が日本で看護師や介護福祉士
として就労を希望する場合、査証を発行。日本で国家資格を取得すれば、在留延長を認める。
協定では、このほか、関税撤廃、税関手続きの簡素化、知的財産保護など13項目にわたって経済連携
強化のための具体的措置を定めた。これにより、両国間の貿易総額の約94%が無税化されるなど、経済
波及効果が期待される。
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