中央集権・最適工業社会の繁栄と限界at ECO
中央集権・最適工業社会の繁栄と限界 - 暇つぶし2ch43: ◆EYAdXfgv.Q
05/03/10 19:43:57

/// 工業モノカルチャー社会 23 ////////

 要するに今日の日本は、官僚の主導のもとに供給者が業界ごとに協調して競争を
抑制し、規格大量生産を拡大発展させるのに有利な社会体制をつくり上げているのだ。
昭和十六年以来半世紀にわたって、こうした「官僚主導型業界協調体制(官導体制)」
をつづけてきた結果、日本では消費者の選択の自由は狭くなったし、消費者物価も
上昇した。生徒が個性と独創性を伸ばすことも、地域が特色を出すことも難しくなった。
さまざまな情報に接することも、自由に営業することもでき難い。その代わりに、
規格大量生産型の工業には最も適した社会を形成することはできたのである。
 今日の日本は、そのようにしてつくられた「最適工業社会」、いわば「工業
モノカルチャー国家」なのだ。自動車や電気製品に代表される規格大量生産型の
工業において、日本が量質ともに優れた能力を誇っているのは、その結果であり、
規格大量生産型工業以外の分野に多くの非効率と無駄を抱えているのもまた、
このためである。

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