06/10/22 16:33:27
>>868
測量技術は、様々な分野の展開の基礎となる材料あるいは手段を提供する技術であります。
また、地図情報のデジタル化は、GISの普及とともに急激に応用領域を広げています。
具体には、都市計画や森林・農業・環境などの解析・道路では維持管理・河川ではシミュレーションから計画および維持管理など、
固有の目的を達成する任意の手法として応用発展的に活用されます。
特に、近年では、アカウンタビリティや業務効率の観点から、主題を伴う地理情報の流通や検索の手法は、
国民的な情報資産の共有を推進するうえで大きく寄与することが期待されています。
技術士には測量分野はありませんが、
測量技術およびGIS技術を活用することで建設部門・環境部門・農業部門などの他幅広い領域で波及性の高い成果をあげています。
当業界での技術士の取得は、現状では、コンサルの方が多いと考えられますが、
各個別領域とGIS技術が連携した業界ならではのGISコンサルティングによる技術貢献を高める方向にあります。
そういう意味で、技術士は、測量担当者にとっても、さらに積極的に目指すべき資格と言えます。
また、近年の衛星測量の環境は急進しており、我が国の先進的な測量技術のグローバルな展開と貢献が期待されます。
技術士は、国際相互承認の対象となる資格であり、APECエンジニアとして活躍するためにも必須の資格と考えられます。
資格を持つことが全てではありませんが、
当業界のように、ビジネスチャンスや器具・機材・GISなどにおいて圧倒的に恵まれた環境においては、
(大手3社は、大学の研究室でも比べ物にならない先端の環境でしょう。)
従って、技術士は、まともに仕事をし、研鑽すれば取って当たり前の資格であります。
弊社では、来年度以降の新任ライン職は、技術士が条件となる予定です。