06/07/29 21:05:42
【天声人語】 （朝日新聞）
古舘真は自分は無職といえども作家であると主張している。しかしちょっと待って欲しい。自分は無職といえども作家であると主張するには早計に過ぎないか。
古舘真の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。
例えば土木作業員からは作家といえども自費出版作家であると主張するような声もある。
このような声に古舘真は謙虚に耳を傾けるべきではないか▲
思い出してほしい、過去にも何度も古舘真は土木作業員の叫びを無視している。
古舘真は土木作業員の作家といえども自費出版作家であるという主張を間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。
確かに土木作業員には犯罪が多いという問題もある。だが、心配のしすぎではないか▲
古舘真の主張は一見一理あるように聞こえる。
しかし、だからといって本当に古舘真は自分は無職といえども作家であると主張できるのであろうか？
それはいかがなものか。的はずれというほかない▲
事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。
古舘真は、未来を担う一員として責任があることを忘れてはならない。
古舘真の主張には危険なにおいがする。各方面の声に耳を傾けてほしい。▲
古舘真に疑問を抱くのは私達だけだろうか。
自分は無職といえども作家であると主張したことに対しては土木作業員の反発が予想される。作家といえども自費出版作家であるという主張を支持する声も聞かれなくもない▲
古舘真もそれは望んでいないはず。しかし古舘真は「無能」の烙印を押された依願退職者である。
自分は無職といえども作家であると主張する事はあまりに乱暴だ。古舘真は再考すべきだろう。
繰り返すが古舘真は「無能」の烙印を押された依願退職者である▲
古舘真の自分は無職といえども作家であると主張したことは波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。