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台湾軍に中国のスパイが蔓延 早急に対策を
【新唐人2016年10月27日】
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台湾軍で中国スパイ問題が再燃しています。台湾軍元中佐の林氏と邉氏に、台湾で軍用機パイロットの写真や個人資料、
軍の機密資料を集めて中国政府に提供し、その見返りに報酬を受け取った疑いがかけられています。2人はまた、2人の元大佐に近づき、2年間にわたって監視を行っていたことが分かりました。
今月17日、4人への尋問が行われた後、元中佐の邉氏が拘留され、林氏は10万台湾元の保釈金を支払って保釈されました。
縞模様の服を着た元中佐の邉氏は、沈んだ表情で司法警察に新北地方検査署に護送されました。
中国政府に台湾軍の情報を売り渡した罪で、「国家安全法」に拠って拘留されました。林氏は10万台湾元の保釈金を支払い保釈されました。
台湾国防部スポークスマンの陳中吉氏:「我が軍の退役軍人が中国に行った後、買収されました。弱みを握る、高額な報酬を持ちかける、ハニートラップにかける、などです。」
邉氏はかつて軍の通信展示室で中国の電子情報を収集する任務に従事していました。2010年に退役し、5年後に商用で訪れた中国で買収されました。林氏は2005年に中山科学研究院を退役し、2010年に買収されています。
2人とも中国解放軍の王と名乗る少将と接触し、台湾軍の軍用機パイロットの写真や個人資料、そして軍の報告書を提供しました。また、大佐である游氏と範氏を誘って上海や杭州を訪問、
情報を提供し数万人民元を受け取りました。林氏がかつて所属していた中山科学研究院はミサイル「雄三」と「天弓」の研究基地で、機密性の高い部門です。
台湾国防部スポークスマンの陳中吉氏:「兵役中の階級や職務に応じて、退役軍人には機密管理期限が設けられています。
退役後に関わっている業務や文書は調査を受け、少しでもおかしな点があれば、関係部署に通達しています。」
台湾国防部はこれまでにも再三にわたって中国スパイ対策を強化すると強調してきましたが、今月初めにも空軍の一尉である陳氏が、将校に対してスパイ行為を行おうとしたと疑われ、逮捕されるなど、
スパイ事件が相次いでいます。台湾がただちに国防を強化しなければ、人民解放軍が国境に迫ってくるより以前に、台湾軍は敗れてしまう恐れがあります。