17/05/08 13:51:00.03 CAP_USER.net
ケース1:5日の「こどもの日」に子ども(6)とソウル市広津区の「こども大公園」に遊びに行った女性会社員チ・ソンヨンさん(40)は「家に戻った後、子どもがのどの病気になって三日間もつらそうにしていた。連休が台無しになった」と言った。
子どもはせき込んで涙をこぼすほど、ひどいのどの痛みを訴えたという。
ケース2:女性会社員のキム・ジナさん(29)は6日、ソウル市内の蚕室スタジアムで行われた野球の試合の前売りチケットを予約していたが、結局行かなかった。
PM2.5などの粒子状物質濃度が急上昇し、とても外に出る気になれなかったからだ。
韓国プロ野球チーム・斗山ベアーズの関係者は「試合当日の朝だけで約900人が予約をキャンセルした」と話す。一部の選手がせき込むのを見て、ファンの間からは「これほどひどいなら試合を中止すべきでは」という声も上がった。
■「ゴールデンウィーク」を台無しにした黄砂
5日から7日まで三日間連続で韓半島(朝鮮半島)をテロのように襲った「黄砂」が韓国国民のゴールデンウィークを奪ってしまった。高齢者はもちろん、健康な成人でも朝目覚めるとのどがいがらっぽくてせきをするなど、日常生活の中で黄砂と格闘した。
ソウル市内では6日にPM10の濃度が423マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)まで急上昇し、1日から4日までの60-120マイクログラムに比べ約3.5-7倍に達した。
春の花粉や車などから出てくる粉じん、そして黄砂が重なり、全国のほとんどの地域で大気汚染状態が今年最悪となった。
登山やキャンプのインターネット・コミュニティーには粒子状物質のための野外活動を中止したという書き込みが続々とアップされた。
あるネットユーザーは「外出はできないので、市内のホテルで『ステイケーション』(1カ所にとどまって連休を過ごすこと)を楽しもうと思い調べたが、すべて満席だったから、家でテレビばかり見ていた」と書き込んだ。
外出するのか、それとも家にいるのかで家族がもめる光景も繰り広げられた。京畿道楊平郡で1泊2日の家族旅行を予定していたキム・ソンジュさん(50)一家は6日の朝、京畿道圏域に「粒子状物質警報発令」が出たのを受けて意見が分かれた。
「やっと休みを合わせることができたのだから、粒子状物質汚染がひどくても行こう」というキムさんの両親と、「気管支が弱い子どもたちに良くないから行かない」というキムさんの妻が対立した。キムさんは「粒子状物質に加え、家族同士の口論まで加わって最悪の連休だった」と言った。
■リゾート・流通業界にも冷水
ゴールデンウィーク特需を期待していたデパートやスーパーなどの主な大型小売店も散々だった。ロッテデパートは今月1-6日の売上高が前年同期比2.8%と微増だった。
キム・サンウ営業戦略チーム長は「週末の外出をためらって微増にとどまったようだ」と語った。現代デパートも同期間の売上高は2.5%増に終わった。
粒子状物質や時ならぬ暑さの影響で、同期間中のエアコンなど家電製品の売上高が28.5%伸びたことを考えれば、残りの売上高はほぼマイナスということになる。
釜山=李恵云(イ・ヘウン)記者 , 孫章薫(ソン・ジャンフン)記者 , チュ・ヒヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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