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朝鮮日報、2017/04/05 11:16
米国のオバマ前大統領がハワイで暮らす白人の母方の祖父母のもとで青春時代を過ごしていた時のことだ。ある日、祖母が祖父に話している声が聞こえてきた。
「バス停で黒人に会ったんだけど、その男がいつ私に殴りかかってくるかも知れないと思うと怖かったわ」。少年オバマは「拳でみぞおちを殴られたかのような痛みを覚えた」と後日、告白した。
しかし、祖父母は黒人の孫を名門校に通わせ、一生懸命育てた。オバマ氏は「私のために自分を犠牲にしてくれた祖母を誰よりも愛している」と言った。
4-5年前に韓国人歌手PSY(サイ)が歌った『江南スタイル』が大流行した。ミュージックビデオに出てダンスを踊っていた8歳の少年は「リトルPSY」と呼ばれ、人気者になった。
ところが、その少年の母親が東南アジア出身者だと分かると、インターネット上にひぼう中傷の書き込みが飛び交った。「劣等人種の雑種」「根っこから腐っている」「多文化(国際結婚)××」…。
とても口にできない言葉ばかりだった。少年とその両親が受けた心の傷を考えると胸が痛む。人種差別をしておとしめる言葉は決して消すことのできない心の傷になる。
2013年5月、米紙ワシントン・ポストに「人種差別世界地図」が掲載された。「自分と違う人種の人の近所に住みたくない」と回答した割合を7ランクに分けた。
米国・英国・オーストラリアなどの人々は外国人に対する寛容度が高く、韓国は下から2番目のランクに属していた。中国と日本は韓国よりも外国人に対して寛容だった。
同紙は「豊かな生活をして教育水準も高い韓国だが、3分の1を超える人々が外国人を隣人にするのを嫌がっている」と書いた。