17/04/06 12:11:33.21 CAP_USER.net
2018年平昌五輪のカーリング会場で3月22日、コンクリート床面の全面に亀の甲羅のような亀裂が複数生じているのが確認された。
朝鮮日報(電子版)が報じた。手抜き工事が原因とみられており、地元自治体・江原道が床面を全面撤去して施工し直す計画。
既存施設を134億ウォン(約13億4000万円)かけて整備したが、再施工にさらに3億~4億ウォン(約3000万~4000万円)の費用が必要で、
五輪支出で苦心する江原道は施工業者に負担させる考えだ。
韓国では以前から手抜き工事に伴う死亡事故などが頻発し、その度に問題視されるが、教訓が全く生かされていない格好に国民も呆れるばかりだ。
朝鮮日報が報じた写真を見ると、江陵カーリングセンターの縦60メートル、横30メートルのコンクリート床面は
パテが埋め込まれているような亀裂が不規則に走っている。
専門家はコンクリートが氷の荷重に耐えられなかったと指摘し、「当初から不良施工をした疑いがある」と原因を推測していた。
2月に平昌五輪のテスト大会として実施された世界ジュニア選手権で、世界トップレベルにあるカナダの製氷技術者(アイスメーカー)が、
この会場が五輪に適していないという意見を平昌五輪組織委員会に伝えていたと報じられる。
世界カーリング連盟(WCF)も口頭で組織委に伝えており、朝鮮日報は「事実上『五輪不適合』の判定がなされた状況」と伝えた。
韓国news1によると、同競技場は1998年に総合体育館として建設。
平昌五輪に向けて床面を整備し、老朽化に伴って生じた漏水に対する防水処理を行ったという。
五輪後は江陵市が事後管理を担当。総合スポーツ施設などとして利用される方針が決まっている。
複雑な戦略的思考を必要として「氷上のチェス」にたとえられるカーリングでは氷の摩擦力が非常に重要な要素を占める。
水をまいて凍らせてから削るという作業を繰り返し、水平な表面を作り出す。
五輪などの国際大会で製氷を担当するアイスメーカーはWCFの認定資格を持つ技術者のうち最高位を持つ数人だけとか。それだけ繊細な作業といえる。
高い氷質を決定するには床面の質も密接に関連する。
今回のように、床面に亀裂が生じた場合は冷却装置を通して送られる冷気がひびに入って温度が不均衡となり、
氷も「亀の甲羅」状のようにひびが入る現象が生じる可能性があるという。
五輪を11カ月後に控えた異常事態に江原道は頭を抱え、原因究明する時間よりも、まずは五輪実施に向けた改修が先決と判断。
4月から工事に着手。床面を全面撤去するとともに、設計もし直して8月には工事を終える計画を立てる。
※以下ソース元で
2017.4.6 07:00
URLリンク(www.sankei.com)
URLリンク(www.sankei.com)
URLリンク(www.sankei.com)