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毎日新聞?3/27(月) 22:38配信 【光州（韓国南西部）大貫智子】
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５月に行われる韓国の大統領選で、最大野党「共に民主党」の公認候補を決める各地区の予備選が２７日始まった。
この日投開票が行われた光州地区は文在寅（ムン・ジェイン）氏が得票率６０．２％で圧勝し、候補選出に向けて大きな一歩を踏み出した。４月初旬には与野党各党の候補が出そろう予定だ。
光州地区の２位は安熙正（アン・ヒジョン）忠清南道知事で２０．０％。３位は李在明（イ・ジェミョン）城南市長で１９．４％だった。
光州地区は野党の伝統的な地盤で、今後の選挙戦に大きな影響を与える。各陣営は、この日の文氏の得票率が５０％を超えた場合、予備選は文氏の地滑り的勝利が予想されると見ており、得票率が焦点となっていた。
文氏圧勝の開票結果が読み上げられると、場内には歓声がわきあがった。文氏は結果発表後、記者団に「期待以上に大変な勝利を得た。圧倒的な政権交代を成し遂げたい」と語った。
共に民主党は今後、地区ごとの予備選を行い、トップ候補が過半数を得れば４月３日に、決選投票となった場合は４月８日に公認候補が決まる。
文氏は盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権で青瓦台（大統領府）秘書室長などを務めた。２０１５年の日韓両政府による慰安婦合意について、文氏と李氏は再交渉や破棄を求める一方、安氏は合意を尊重する立場を示しており、日韓関係筋は文氏に警戒感を示す。
世論調査会社「リアルメーター」の２７日発表の調査で、大統領選候補者の支持率は文氏が３４．４％でトップ。野党が上位を占め、与党は自由韓国党の洪準杓（ホン・ジュンピョ）慶尚南道知事の９．５％が５位につけるにとどまっている。
また、朴槿恵（パク・クネ）前大統領への失望感から、リアルメーター社の調査では共に民主党の支持率が５０．４％に上っており、共に民主党の予備選が事実上の大統領選の本選として注目されている。