17/03/17 01:23:24.45 CAP_USER.net
ティラーソン米国務長官の来日は、1月のトランプ政権発足直後のマティス国防長官の来日、安倍晋三首相がトランプ大統領と信頼関係を築いた2月の訪米に続くものだ。過去2回の会談が日米同盟の重要性を確認したのに対し、今回は特定の問題について議論を深めるのが目的。両国が喫緊の課題と位置づけるのが、核・ミサイル開発が進む北朝鮮だ。(加納宏幸、杉本康士)
「国務長官がこうして日本に訪問していただいたことは、大変時宜にかなったものだ」
安倍首相は16日、こう述べてティラーソン氏を迎え入れた。首相が「時宜にかなった」と述べたのは、トランプ米政権が対北朝鮮政策の見直しを進めているタイミングでの来日だったからだ。米政府にとっても、先制攻撃を含む「あらゆる選択肢」の検討を具体化させるためには、最も緊密な同盟関係を築いている日本の考えがポイントとなる。
日米外交筋によると、ティラーソン氏は16日の一連の会談で「いくつかの政策」を説明し、日本の考え方を求めた。日本側も圧力強化や、北朝鮮に影響力を持つ中国への働きかけ強化などが必要と訴えた。しかし、米側が示した政策オプションは日米両政府ともに公表していない。
外務省幹部は「あいまい戦略だ」と解説する。米軍が先制攻撃を行えば、一定の核攻撃能力を有する北朝鮮の反撃を受けるリスクを免れず、簡単には踏み切れない。だが、「あらゆる選択肢」を検討している以上、軍事オプションも当然含まれるため、北朝鮮を疑心暗鬼に陥らせることができるというわけだ。
あいまい戦略で北朝鮮を揺さぶる意図は、ティラーソン氏が2月1日に就任して以降、初めて臨んだ記者会見でも明らかだった。
「過去20年間、北朝鮮を非核化しようとする外交努力は失敗した。エスカレートする脅威に直面する中で、異なるアプローチが必要なのは明らかだ」
ティラーソン氏はこう述べ、過去の米政権や北朝鮮への不満をあらわにした。
オバマ前米政権は、北朝鮮が非核化の意思を示さない限り対話に応じないとした「戦略的忍耐」政策を取ってきたが、結果として北朝鮮の核・ミサイル開発を放置してきた。ティラーソン氏の発言は、挑発行動をやめない北朝鮮に対し、「戦略的忍耐」は続かないというシグナルを送る狙いがあった。
こうした米側の強硬姿勢に対し、日本側は「もちろん悪いことではない」(会談同席者)と歓迎する。外務省幹部はこれまでの対北政策について「圧力が足りなかったのは日米共通の認識だ」と語る。
2017.3.17 00:5
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