17/03/16 22:47:07.97 CAP_USER.net
ティラーソン米国務長官は15日から日本、韓国、中国を初めて訪問する。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応が最大の焦点になる。トランプ政権は軍事力行使を含む「あらゆる選択肢」を検討しており、日中韓との意見交換を踏まえ、新たな北朝鮮政策の策定を急ぎたい考え。中国では、トランプ大統領と習近平国家主席の初会談に向けた最終調整を行う見通しだ。
トランプ政権は北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて強硬姿勢を強めており、先制攻撃や在韓米軍への核兵器再配備などを机上に乗せ、「新たなアプローチ」を探っているとされる。今回の歴訪では、同盟国である日韓の防衛を改めて保証するとともに、中国には北朝鮮の挑発行動を抑制するために影響力行使を求めるとみられる。
18日からの訪中はトランプ政権の閣僚としては初めてで、王毅外相のほか、習主席や李克強首相とも会談する。4月上旬にも見込まれる習主席の訪米準備が最大の目的だ。ティラーソン氏は中国の要人と会談を重ねており、ソーントン国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)は「中国と結果重視の関係を追求している」と強調する。
これに先立つ日本訪問では、16日に安倍晋三首相、岸田文雄外相と会談する予定。防衛協力の強化に向け、外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)の早期開催を確認し、金正男氏殺害事件を受けた北朝鮮のテロ支援国再指定の検討など北朝鮮への圧力強化も協議する見通しだ。ティラーソン氏は岸田氏と共同記者会見に臨む。
朴槿恵大統領が罷免された韓国では、17日にも黄教安大統領代行(首相)や尹炳世外相と会談する。次期大統領の最有力候補、文在寅氏は最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備に消極的とされるが、米側は大統領選の争点になるのを避けるため、早期配備を確実に進めたい考えだ。
2017年03月14日19時21分
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