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「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した 素人が扱ってはいけないイシューがある
現代ビジネス 3/10(金) 11:01配信
「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した 素人が扱ってはいけないイシューがある
「高江ヘリパッド工事反対運動」「大阪府警機動隊員による『土人』発言」「『ニュース女子』沖縄ヘイト番組騒動」「オスプレイ配備反対」「辺野古工事反対運動」などなど、昨今、沖縄を舞台・題材にし、リベラル派と右派の衝突が続いている。
なかでも『ニュース女子』(TOKYO MX)が1月2日に報じた沖縄基地問題に関する報道が波紋を広げている。
市民団体「のりこえねっと」が「日当」を支払って反対派を沖縄に送り込んでいる、といった報道を行った。番組中では、高江では工事反対派があまりにも危険なため取材陣がこれ以上は入れない、といったリポートもしている。また、反対派を「テロリスト」扱いし、その「黒幕」として、のりこえねっとの共同代表・辛淑玉氏について言及した。
これを受け、辛氏らはBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをし、1月27日には「TOKYO MX-TV「ニュース女子」による沖縄ヘイト・デマ放送に関する沖縄・東京合同記者会見」を開いた。
沖縄県民として同番組の取材を受けた「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子氏らは、辛氏らに異議申し立てをし、公開討論を呼びかけた。それに対し、辛氏らからの返答はなく、2月24日に東京都内で会見した我那覇氏らは辛氏らの一連の動きについて「言論弾圧」と主張した。
2017年3月上旬の段階ではこのようになっている。
私は2月18日~19日にかけて、騒動の舞台である沖縄へ行ってきた。本稿では、沖縄の現状について書くのと同時に、インターネットにおける「発言」の重みについても考えてみたい。
発端は1月下旬に発した私のツイートだった。
これが壮絶な抗議ツイートの嵐を呼んだことは言うまでもない。
私自身のスタンスを言えば、元々は、ネトウヨによる韓国人および在日コリアンに対するヘイトスピーチに反対していた。そして、ネトウヨを事あるごとに批判していた。
ネトウヨからはツイッターで相当数の罵倒を受けたり、自分が関わったメディアに対する抗議デモを起こされたりもした。2010年から2013年あたりの話である。
そこに登場したのが「カウンター」と呼ばれる人々である。
「レイシストをしばき隊(現・C.R.A.C.)」が2013年2月に結成され、「プラカ隊」などの分派ともいえる人々も登場し、在特会(在日特権を許さない市民の会)を中心とした嫌韓派と路上で対峙、「ヘイトスピーチやめろ」「レイシストは帰れ!」「仲良くしようぜ」と呼びかけたのだ。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
1973年生まれ。東京都出身。ライター、編集者、PRプランナー。一橋大学商学部卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を請け負う。
2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターになり、その後『テレビブロス』編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々な、ネットニュースサイトの編集者となる。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』、『凡人のための仕事プレイ事始め』、『ウェブで儲ける人と損する人の法則』、『内定童貞』など。