17/02/04 21:06:16.56 CAP_USER.net
先月20日に発足したトランプ政権の閣僚としてはじめて海外を歴訪したマティス米国防長官は、最初の訪問先として韓国を選んだ。マティス氏は3日にソウルで韓民求(ハン・ミング)国防長官と会談した際「米国は韓米同盟を重視していることを強調しておきたい」とした上で、韓米同盟については「アジア太平洋地域の平和と安定を支えるリンチピン(核心軸)」と表現した。
リンチピンとはこれまで米国が日本との同盟の重要性を表現する際に使ってきた言葉だが、韓米FTA(自由貿易協定)をきっかけに韓国との関係が一層緊密化したことを受け、韓米同盟についてもオバマ前大統領がはじめてこの言葉で表現した。マティス氏も今回このリンチピンという言葉を改めて使うことで、トランプ政権が韓米同盟をこれまで通り発展させていく考えを持っていることを明確に示したと言えるだろう。
トランプ大統領は昨年の選挙戦では韓米同盟の価値には一切言及せず、韓国に対しては防衛費の負担を引き上げることばかり求めていた。一部では「トランプ政権になると韓米同盟は見直される」「在韓米軍は縮小されるのでは」といった見方が出ることもあった。しかし今回のマティス氏の来韓とリンチピン発言により、これらの不安はかなり解消されたと言えるだろう。
マティス氏は「米国の拡大抑止による韓国防衛の確かな公約は100%信頼できるものだ」と重ねて強調した。拡大抑止とは北朝鮮による核兵器を使った挑発行為が起こった際、米国は核攻撃あるいは通常兵器を全て動員して報復するという意味で、これは韓国にとっても生存のかかった考え方であり、このように100%でなければわれわれも徹底した対策を立てることができない。
ところがトランプ大統領は選挙期間中、これについて疑念を呼び起こす発言を行っていた。米国は今後も拡大抑止の内容を強化し、韓国が関与する度合いを高めながら、韓半島(朝鮮半島)において核兵器を含む戦略資産の展開についてより積極的に検討すべきだ。
韓米両国の国防相は今回、オバマ政権時代に合意した米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備方針を改めて確認した。マティス氏の言葉通り、THAADは「北朝鮮のミサイルの脅威に限定した防衛体制」であり、韓国国民と在韓米軍を守るためのものだ。中国がTHAADについて疑念を抱いていることは忘れてはならないが、これによって中国が韓国を従わせるとか、あるいは韓米同盟に亀裂を入れさせるような行動は絶対に容認できない。
北朝鮮では先日、韓国の国家情報院長に相当する金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が突然解任された。また別の方面からは多くの幹部が処刑され、組織が混乱状態にあるとの情報も伝わってきている。北朝鮮で粛正を進める朝鮮労働党に対し、情報機関が恨みを抱いていることも考えられるだろう。朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、孤立した状態で希望のない北朝鮮を今なお恐怖政治で統治しているが、このような体制が今後も持続し続けるとは考えられない。大韓民国がこの北朝鮮という巨大な不安要因をコントロールし、平和を守るための手段は韓米同盟以外に考えられない。韓米同盟は「アジアの平和と安定を支えるリンチピン」であり「大韓民国を自由民主世界において奇跡的に成功させた基盤」でもある。そのためトランプ政権時代も韓米同盟は単に利益を守るための低次元の同盟ではなく、価値を守る真の同盟であり続けなければならない。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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